不動産オーナー
不動産と書くとビルやマンションのオーナーを想像しますが、シェアハウスやAirbnbのオーナーをしている旅人を何人か知っています。シェアハウスの運営をする管理人を雇っていて、自分は契約の更新や集客などを担当するという役割分担をできれば、オーナー本人はどこにいても平気です。
教師・保育士
夏休み中に旅行をしている小学校・中学校の先生と中東やヨーロッパで出会ったことがあります。部活の顧問をしていない公立の学校の先生でしたが、休みがあっても給料は少ないと言っていました。保育士で旅を続けている友人も同じ課題を持っていました。
大学生
大学生は夏休み、春休み合わせて4ヶ月近く休みがあるため、バイトでお金を貯めて、バックパッカーとして物価が安い東南アジアや南アジア(インド)をゆっくり旅するスタイルの人が多いです。
サラリーマン
日系企業で働くサラリーマンの場合、欧米のように1ヶ月以上のバカンスは取れませんが、会社によっては7日〜10日ほどの休みを取って、気になっている国に少しずつ訪れることはできます。そもそも日本は世界的に祝日が多い国でして、有給休暇の制度もあるためまとまった休みを取ることは可能なはず。
では、なぜサラリーマンが連続した休暇を取れないと悩むかというと、所属している企業に「旅行の経験を評価する文化」が根付いてないためです。では、旅の文化が根付いている企業はどうやって探すのかを解説します。
旅行の経験を評価する文化が根付いている会社を探す方法
創業者や共同創業者が長い旅を経験している
創業メンバーや経営陣が自分の旅行経験をポジティブに評価している場合、社内のメンバーにも同様に旅行を経験して欲しい→そのために長期休暇を取れる文化や制度を作ろうと考えます。
経営陣が旅人かどうか、の探し方としては、例えば世界一周を経験しているかどうかをインタビューやプロフィールで調べる方法がります。なお、僕が知っている世界一周を経験した起業家はこちらの記事にまとめました。
» 2018年版 | フォローしておくべき世界一周した9人の起業家 | Work Life Chaos
旅行に関する事業・サービスを提供している(ただし、規模が大きくない)
旅行好きの人が旅行代理店に入社する理由は ①大好きな旅行に携わりたい、②旅行を提供しているのだから、プライベートでも旅行ができるはず」のどちらかだと思います。ただし、HISやJTBなどの大手旅行代理店だと、①は実現しますが、②は苦労することが多いです。
なぜならば、大企業となるほど業務の分担やシステム化が進んでおり、歯車のようにガシガシと労働することが求められるからです。さらに企業が成熟すると、世界的な大企業であるAmazonやGoogleのように(と言っても、正社員だけですが)社員のプライベート充実を進めるのですが、日本国内の上場企業だとまだそこまで発展していないことがあります。
旅行に関する事業やサービスを提供している→だから、社員も旅行に行けるというロジックは、中小やベンチャーの規模の方が実現する可能性がある、ということは覚えておいてください。
旅人採用と提携している、旅人採用から採用実績がある
最後に、TABIPPOとアプリ社が共同で運営する「旅人採用」と提携している会社は世界中を旅した経験を仕事に活かせる人材を採用する意向が高いです。不動産、人材系など、旅行・観光業界以外の業界で旅人を採用したい企業を見つけることができます。
なお、リクナビやマイナビのような求人を掲載するサイトではなく、旅行経験のあるカウンセラーとキャリアを相談しながら興味のある企業を探す形式なので、まず登録する必要があります。ちょっと面倒な気もしますが、LINEでやり取りするタイプなので、いきなり面談とかにはなりません。
今回の記事は以上です。
・海外で出会った旅人の職業を14種
・旅行の経験を評価する文化が根付いている会社を探す方法
大きく分けてこの2つを紹介しました。なお、職業や業界を新たに選ぶのではなく、今の仕事を続ける中で旅と仕事を両立する方法を別の記事でまとめました。
» 【目指せ】旅人が会社員として旅と仕事を両立する処世術【リーマントラベラー】 | Work Life Chaos
Licensed material used with permission by 旅人の職業まとめ。51ヶ国120都市で出会った人々 | Work Life Chaos