トルクメニスタンは、アフガニスタン、イラン、ウズベキスタン、カザフスタンと国境を接する中央アジアの永世中立国です。石油や天然ガスの資源国となっています。
ダルヴァザ付近で起こった調査事故が原因で開いた大穴は「地獄の門」と呼ばれ、天然ガスの放出を防ぐ為に放たれた火が40年以上も燃え続けています。
今回は、トルクメニスタンにある世界遺産3ヶ所と地獄の門をご紹介します。
国立歴史文化公園”古代メルフ”
カラクム砂漠の中にあり、中央アジア最大の遺跡です。紀元前6世紀頃から約2000年間もの間の遺跡が残る古代都市メルフは、シルクロードにあるオアシス都市の中で最古の歴史を持ちます。
有名なものはエルク・カラ都城や、モンゴル時代の支配者であるスルタン・サンジャールの廟など。日干し煉瓦で囲われた城塞の色を見るとその歴史を感じることができます。
ニッサのパルティア要塞群
紀元前3世紀から栄えたパルティア王国の都市ニッサは新旧二つのエリアに分けられています。旧ニッサは高い城壁と40を超える塔を備え、新ニッサは二つの入り口のみを持つ城壁で囲まれた街でした。