皆様、「緑のトンネル」や「恋のトンネル」、「愛のトンネル」というワードを聞いたことがありますでしょうか?「聞いたことはあるけど詳しく知らない…」という方もいれば、「これから行ってみたいと思ってた!」という方、様々だと思います。
私は、世界一周中に夫婦で行ってくることができましたので、今回は「緑のトンネルに行って、素敵な写真を撮ってみたい!」と考えている皆様に向けて、緑のトンネルについて詳しくご紹介したいと思います。
緑のトンネルとは
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「緑のトンネル」とは、ウクライナのクレーヴェンという場所にあるトンネルのこと。緑の木々に覆われるようにしてできたトンネルで、中には線路が通っています。以前は旅客列車も走っていたそうですが、今は資材等の運搬用路線として使われているんだとか。
長さ3kmにわたって続くそのトンネルは、非常に幻想的でとても美しいと評判。さらに「トンネルの中を手を繋いで歩いたカップルは幸せになれる」というジンクスもあり、愛のトンネルや恋のトンネルとも呼ばれているのです。
緑のトンネルへの行き方
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そんな恋人の聖地として、有名なトンネル。しかし意外と周りに行ったことがある!という人はいないですよね。なぜ世界中からもっと多くのカップルが訪れないのかというと、実は辿り着くのが意外と大変なんです…。
ウクライナの首都キエフからも日帰りで行くことはできるのですが、せっかくならキエフ以外の街も訪れてみたかったので、我々夫婦は「リヴィヴ」という街に泊まり、ここから緑のトンネルへ向かいました。
ちなみに「リブネ」という街からの方がより簡単に行くことができます。リヴィヴの街もとっても素敵だったので、ぜひ訪れていただきたいですが、緑のトンネルだけに行きたいという場合は、リブネを拠点にすることをオススメします。
リヴィヴから向かう場合、一度「ルーツク」という街に行って、そこから緑のトンネルがあるクレーヴェンに向かうのが通常ルートのようです。しかしルーツク行きのバスターミナルまで、市内から8kmほど離れているんです…。
そこで我々は市内中心部にある鉄道駅前の「AC No.8」というバスターミナルから、ルーツクではなく「RADYVYLIV」という小さな街を経由して、リブネへ。さらにそこからバス一本で緑のトンネルのあるクレーヴェンに向かいました。
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そこからだと、ルーツク行きのバスはないのですが、RADYVYLIVという小さな街経由でリブネに行くことができました。リブネまで辿り着ければ、あとはバス一本でクレーヴェンに行くことができます。
ところで、首都キエフ以外では英語がほとんど通じないウクライナ。クレーヴェンという発音では通じなかったので、そんなときは「クレヴァン」と言ってみてください。きっとチケット売り場の方もわかってくれるはず。
と、ここまでも結構大変なのですが、実はこれで終わりではないのです…。
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なんと、クレーヴェンというバス停(バス停があるわけではなく、道端で降ろされるパターンです)で降りてから、2.7kmほど歩かないといけないのです…うーん、確かに来る人が少ないのは納得かも…。