ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

「地下都市」という言葉を聞かれて、どのようなことを想像されるでしょうか。きっと、ワクワクするのではないでしょうか。今回は国内外の地下都市を一挙にご紹介します。あなたの知られざる世界が見られるはずです。

 

カッパドキア

photo by pixta

まずはトルコの一大観光地、カッパドキアからです。カッパドキアには精巧に張り巡らせた地下ネットワークがあることで知られています。発見されたのもほんの偶然から。まだまだ分かっていないことが多い地下都市です。

■詳細情報
・名称:カッパドキア
・住所:Kapodokya/Nevşehir Merkez/ネヴシェヒル トルコ
・アクセス:イスタンブールからカッパドキアまで飛行機があります
・オススメの時期:いつでも

 

北京

photo by pixta

次は現代の地下都市からです。首都北京には1968年に毛沢東が作らせた地下都市があります。これは、ソ連との核戦争に備えて作ったものでした。10年ほど前は公開されていませんでしたが、現在は一般に公開されています。

■詳細情報
・名称:北京
・住所:中国、北京
・アクセス:成田空港から直行便で約4時間
・オススメの時期:いつでも

 

平壌

@qychrissyがシェアした投稿

世界で最もミステリアスな首都、北朝鮮の平壌。平壌にも地下都市がある、と言われています。公開されている地下都市、地下鉄のプラットホームだけでも見ごたえ十分です。他には指導者が作らせた秘密基地があるとか、ないとか。

■詳細情報
・名称:平壌
・住所:北朝鮮、平壌
・アクセス:平壌へは北京から飛行機か列車を使用
・オススメの時期:いつでも

 

モスクワ

photo by pixta

北京、平壌と共産主義国家の都が続けば共産主義国家の盟主だったモスクワが黙っているはずがありません。モスクワの地下鉄は本当に地下宮殿のようになっており、豪華絢爛です。それと、最近まで不法移民が作った地下都市もありましたが、こちらは閉鎖されました。

■詳細情報
・名称:モスクワ
・住所:ロシア、モスクワ
・アクセス:成田空港から約9時間~10時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://mosmetro.ru

 

オデッサ

ロシアの隣国、ウクライナの港町、オデッサにも地下都市が存在します。オデッサの地下都市のポイントはお墓です!世界最大級の地下墓地網が張り巡らされており、総延長は2,400キロにも及びます。第二次世界大戦時はパルチザン舞台の隠れ蓑としても使われました。

■詳細情報
・名称:オデッサ
・住所:ウクライナ、オデッサ
・アクセス:イスタンブールから飛行機で90分
・オススメの時期:いつでも

 

クリコバ

「クリコバ」と聞いて「地下ワイン倉庫」と思いついたら、あなたは相当のワイン通です。クリコバはルーマニアとウクライナに挟まれた小国、モルドバにあります。クリコバの地下ワイン倉庫は世界最大級のワイン倉庫で、車を使って探索することになります。

■詳細情報
・名称:クリコバ
・住所:Strada Petru Ungureanu 1, Cricova 2084 モルドバ
・アクセス:首都キシナウのホテルでツアーに予約することをおすすめします
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.cricova.md

 

プラハ

「黄金の街」として有名なチェコ共和国の首都、プラハ。プラハの地下都市は正確に書くなら「核シェルター」です。しかし、シェルターといっても中はちょっとした都市のよう。ズラリと並んだガスマスクは圧巻の一言です。

■詳細情報
・名称:プラハ
・住所:チェコ共和国、プラハ
・アクセス:核シェルターのツアーは時計塔の近くにある案内所からスタート
・営業時間:出発は10:30と14:30
・オススメの時期:いつでも
・料金:600コルナ
・公式サイトURL:http://www.prague-communism-tour.com

 

マンチェスター

次はイギリスを代表する工業都市、マンチェスターです。第二次世界大戦、マンチェスターはドイツ軍の猛攻に遭いました。そのため、複雑な地下防空壕が作られたのです。長年、倉庫として使われてきましたが、現在は閉鎖されています。

■詳細情報
・名称:マンチェスター
・住所:イギリス、マンチェスター
・アクセス:ロンドンから列車で約2時間
・オススメの時期:いつでも

 

ベルリン

東西冷戦の激戦地であったベルリン。ベルリンにも大規模な核シェルターが作られました。核シェルターを見学するなら「ストーリー・オブ・ベルリン」という博物館に行きましょう。ここでは、核シェルターのツアーが行われています。あなたの知らないベルリンと出会うことができます。

■詳細情報
・名称:ベルリン(ストーリー・オブ・ベルリン)
・住所:Kurfuerstendamm 207-208, 10719 Berlin
・アクセス:ベルリン動物園駅から徒歩12分
・営業時間:10:00~20:00
・電話番号:+49 30 88720100
・料金:12ユーロ
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.story-of-berlin.de

 

シアトル

@chris.calrayがシェアした投稿

次は北米大陸に行きましょう。アメリカには数多くの地下都市伝説がありますが、そのなかで有名なのがシアトルです。シアトルの地下街は1964年に発見されました。まるで、タイムスリップしたような気分が味わえる地下都市です。

■詳細情報
・名称:シアトル(地下都市)
・住所:614 1st Avenue, in Pioneer Place Park, Pioneer Square, between Cherry and James Street.
・営業時間:9:00~17:00(4月~9月)、9:00~16:00(10月~3月)
・電話番号:206-682-4646
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.undergroundtour.com/index.html

 

春日部

Photo by Sun Taro

最後に紹介するのが埼玉県春日部市です。えっ、と思われるかもしれません。春日部市の地下には世界最大級の放水路、首都圏外郭放水路があります。放水路といえでも、中はまるでSFの世界のよう。予約をすれば見学することもできます。

■詳細情報
・名称:春日部(首都圏外郭放水路)
・住所:埼玉県春日部市上金崎720
・アクセス:東北自動車道 岩槻ICから国道16号を野田方面に約30分
・電話番号: 048-746-7524
・料金:無料
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.ktr.mlit.go.jp/edogawa/gaikaku/index.html

 

最後に

もし、地下都市を見学することがあれば、丈夫な靴は必須。歩く際は足元に十分、注意しましょう。

ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

RELATED

関連記事