ライター
やういち メキシコ在住プロダイバー

メキシコ在住ブロガー/タオ島産プロダイバー/元キーエンス営業/上智卒/元カリフォルニア在住 「好きな場所で好きな事をしながら生きる」人を増やす為のブログを書いています。旅行と海と筋トレが好き。現在は自由を手に入れたものの、お金がなくて人生は相変わらず大変です。 instagram: https://www.instagram.com/iwayui0466/ blog: http://yauichi.com/

圧倒的な光のビーム「マラビジャ(maravilla)」

photo by Yauichi

最後にもう一つ竪穴式セノーテのご紹介です。

こちらはマラビジャと言うセノーテ。上記の写真の通り、特徴は入り口から伸びる太くて強い光です。
どこのセノーテよりも巨大な光の柱を見る事ができます。

また30m付近には雲海の様な硫化水素の層があります。このセノーテには巨大な光の柱と雲海、それしかありません。あとは巨大なホールの様に壁に囲まれているだけです。

それがまた、巨大なホールに光が差し込んでいる様な独特な光景を作り出しています。

photo by Yauichi

光があまりに強いので、雲海にダイビングしている自分の姿が影となって写ります。これも非常に不思議な光景です。

photo by Yauichi

こちらが全体を写した写真。真ん中に映るダイバーが非常に小さいのがわかると思います。カメラ派ダイバーの方は間違いなく楽しめるセノーテです。

このセノーテはグーグルマップにも登録されておらず、一般公開もされていないので個人で行く事は不可能。場所はセノーテ「サポテ」の近くです。

もしご興味のある方は現地ダイビングショップに問い合わせてみてください!

 

水中に咲くお花畑「カーウォッシュ(carwash)」

photo by Yauichi

こちらは水深10m前後の、浅い横穴式セノーテ。オープンウォーターエリア(洞窟の入り口の、上がカバーされてない池の様なエリア)が広く、そこに蓮の葉の様な水草が水中に広がっている光景が特徴的。

まさに水中のお花畑の様な、美しい光景を見る事ができます。

こちらのセノーテもカメラ派ダイバーの方には大人気。オープンウォーターエリアは深度5mほどなので、時間を気にせずゆっくりと写真に集中する事ができます。

photo by Yauichi

またこちらのセノーテは、光のカーテンを満喫する事もできます。洞窟自体は短めですが、オープンウォーターエリアと洞窟エリアの境目に光のカーテンができ、写真を撮るにはもってこいです。

photo by Yauichi

またこのセノーテの面白い所は、天気と季節によってまるで様相が違う所です。上の写真は数日雨が降った後に撮影しましたが、炭酸ジュースの様な色合いが水面に広がっており不思議な光景でした。

photo by Yauichi

またこちらも、連日続いた雨の後です。上記3枚ともほぼ同じ場所での撮影ですが、全く色が違ってきます。水中のお花畑の光景、光のカーテン、天気と季節で変わる色、様々な光景が楽しめる”変わり種”セノーテです。

場所はトゥルムという街から20分ほどの所にあります。トゥルムからでしたがタクシーやバスでのアクセスも可能です。シュノーケルでも楽しめるセノーテなので、ぜひダイバー以外の方も遊びに行ってみてください!

■詳細情報
・名称:カーウォッシュ
・住所:Calle Carretera Federal 109Tulum 77710, Mexico
・アクセス:tulumからタクシーで20分
・地図:
・営業時間:08:00 ~ 17:00
・料金:ダイバーは一人250ペソ

 

本格的なケーブダイビングに近いスタイルが楽しめる「ドリームゲート(dreamgate)」

photo by Yauichi

こちらは横穴式の洞窟らしさ満点のセノーテ。

写真でわかる通り、通路が非常に狭いです。かつ水底が砂で覆われており、中性浮力のスキルやキックのスキルが無いと砂を巻き上げてしまう為、上級者レベルのスキルが求められるポイントです。

photo by Yauichi

その分見れる光景もピカイチです。普通のカメラとライトで写真に納めるのは難しいのですが、あたり一面細かい鍾乳石がびっしりです。地球が作り出す造形美を全身で感じる事ができます。

photo by Yauichi

美しい光景に囲まれながら、狭い通路をずんずんと進んでいくダイビング。リラックスというよりも、少しチャレンジングなダイビングと言えるかも知れません。

photo by Yauichi

ここメキシコのセノーテでは、特殊な装備を持って洞窟の奥を進んでいくケーブダイビングという特殊ダイビングが大人気です。死のリスクは高まりますが、その分見れる光景や味わえるチャレンジング感は普通のダイビングと比べ物になりません。

普通のダイビングライセンスではケーブダイビングを行う事はできませんが、ドリームゲートは全セノーテの中でも最も本格的なケーブダイビングに近いダイビングを、普通のライセンスで楽しむ事ができます。

場所はトゥルムとプラヤデルカルメンの間にあります。

大通りからジャングルの中へ20分ほど進む必要があるため、公共交通機関でのアクセスは不可能です。
興味のある方はダイビングショップへ問い合わせてみて下さい。

 

変わり種セノーテでのダイビングに挑戦してみよう!

今回は、まだまだ日本ではあまり知られていない“変わり種”セノーテをご紹介させて頂きました。特にカメラ派ダイバーの方や、上級者の方にはぴったりなポイントばかり。

ぜひメキシコにお越しの際は、上記セノーテでもダイビングを楽しんでみて下さい!

ライター
やういち メキシコ在住プロダイバー

メキシコ在住ブロガー/タオ島産プロダイバー/元キーエンス営業/上智卒/元カリフォルニア在住 「好きな場所で好きな事をしながら生きる」人を増やす為のブログを書いています。旅行と海と筋トレが好き。現在は自由を手に入れたものの、お金がなくて人生は相変わらず大変です。 instagram: https://www.instagram.com/iwayui0466/ blog: http://yauichi.com/

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