ライター
久野 華子 体当たりで異文化を吸収する

「体当たりで異文化を吸収する」をモットーに、300日の世界一周で40ヶ国に滞在。得意の英語を生かし70を超える国籍の人と交流。 リアルでディープな異文化交流体験やローカルな旅情報、女子パッカーならではの経験、旅先でのエステやおしゃれ、スキンケア、コスメなどの情報をシェアします。

 

ビールにチリソースを加え、茹でたエビの串刺しを添えて、その上からチリパウダーをかけて完成。瓶の周りには大量の塩をつけます。もはやどこから突っ込んでいいのか。

さて、実食。ビールの味をチリソースが完全に消していて、薄めたチリソースに少し苦味を足して炭酸を加えた味です。あと、ひたすらしょっぱい。ひとくち飲んでむせました。

エビに関しては、ビールに浸かっていない部分はチリパウダーとマッチして美味しかったです。当たり前ですね。

 

④青トウガラシの唐揚げ inブータン

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ブータン人の友達が連れて行ってくれた、ブータンで1番ホットな娯楽「アーチェリー」を楽しめるスポーツクラブ。

練習を終えた彼らが、ビールを飲みながらつまんでいた「ある物」の凶暴な見た目に、筆者は度肝を抜かれました。それは青トウガラシの唐揚げ。

 

もちろんブータン料理が「世界で1番辛い料理」と言われていて、青トウガラシを使った料理が有名であることは知っていました。

でもまさか、トウガラシを揚げてそのまま食べるという発想はありませんでした。斬新!

 

びっくりしている筆者に友人が一言。「せっかくだからトライしてみたら?まぁ、君には辛すぎると思うけど」「そんなことを言われてトライしなければ、バックパッカーの名が廃る!」と、おそるおそる、少しだけ口にいれてみると…

青臭…いや、辛い辛い辛い!もう辛いって言葉しか出てこないし、口の中が火事!辛いというか痛い!水飲んでもまだ痛い!もうヤダ!お母さん、助けて!

 

悶絶する私を横目で笑いながら、ブータン人達は、この凶暴な食べ物をがぶりと丸ごと、美味しそうに食べていました。何という強靭な舌の持ち主たち。

 

⑤フルーツ寿司 inブラジル

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大の親日国ブラジル。筆者の友人も日本好きで、滞在期間中たくさんのローカルスポットを案内してくれました。

そんな日本好きの彼が「日本人の君は多分びっくりすると思うけど、ぜひブラジリアン寿司を食べてみてほしいんだ」と連れて行ってくれたのが、現地のお寿司屋さん。

 

日本風のおしゃれな店構えですが、オーナーを含めスタッフに日本人はゼロ。メニューも、サーモンとクリームチーズの巻き寿司や鮭の皮の炙り寿司など、斬新なものばかり。しかし、味音痴の私は「これもありだな」と、心から美味しいと思って食べていました。

 

そんな私でも、どうしても無理だったのが「フルーツ寿司」。

巻き寿司の中にイチゴやマンゴーを入れて、上から練乳とゴマをかけて作られた「デザート寿司」というジャンルに分類される食べ物です。

 

お味は…うーん、絶妙。練乳の甘さと酢ってこんなに相容れないんだ。加えて果物の柔らかい食感と酢飯の固さも全くマッチしない。後から主張してくるゴマの香ばしさも、全くいらない。

「寿司よ、どうしてこんな風に進化してしまったんだ?君は?」と、思わず目の前の寿司に問いかけてしまいました。

 

まとめ

どれも非常に個性的な味のする料理で、日本でいう「納豆」や「くさや」のようなもの。現地の食習慣を知るためにも、是非1度はトライしてみて。でも正直言うと筆者は、2度目は勘弁して欲しいです。

All photo by Hanako

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