誰もが「生きているうちに一度は行きたい」と願う世界一の絶景、ウユニ塩湖。その「日本初のガイドブック」がついに誕生しました!特別にその中身を抜粋してご紹介します。
ウユニ塩湖で純白のドレスを着た花嫁の旅日記
The story of the UYUNI bride.
結婚を機に、念願のウユニ塩湖への旅行を決心したとあるご夫婦のエピソード。夢のようなハネムーンの記録は読んでいるこちらまで幸せな気分にさせてくれます。
そんな旅日記から冒頭部分を抜き出してご紹介します。
ハネムーン先はすぐに決まった
「ウユニに行きたい」そう切り出したのは2人同時だった。人生の中で一度は行きたいと思っていたウユニ塩湖。それが新婚旅行になるとは思っていなかったけど。
「新婚旅行、どこに行く?」という話題になったとき、わたしたちは迷いなくウユニ塩湖の話をした。旦那さんもいつかウユニに行きたいと思っているのは知っていたし、それしか選択肢がなかった旅先。
旅行はもともと好きだった。タイとかベトナムには行ったことがあるし、2人で韓国に行ったこともあったけど、地球の裏側となるとなかなかの冒険だ。
自分たちで決めたことだけど、なんだかすごい決断をしたみたいで、胸の高鳴りが収まらなかった。
母に相談すると「大丈夫なの?」と何度も心配されたけど、一生に一度、このチャンスを逃したらもう行けないと思ったので、「頼れる旦那がいるから大丈夫!」となんとか説得。
旦那さんの方は、お母さんに場所を伝えたら「裏側じゃない!?」と驚かれていた。無理もない。
10泊12日の旅
旅行プランは入念に打ち合わせた結果、お隣のペルーにあるマチュピチュとウユニ塩湖に滞在する10泊12日の旅になった。
プロのカメラマンさんに同行してもらって、絶景をバックにした写真や、移動中も撮影しながらの旅。ムービーも撮ってくれるので、式のオープニングの映像にしようと、各地で撮影してまわることにした。
まずはパスポートの変更手続き。籍を入れて苗字が変わっていたから、改めて申請。嬉しい反面、手続きは大変。でもやっぱり嬉しい。
持っていくものの中でこだわったのは、やっぱり衣装!旦那さんと相談して、その土地の雰囲気に合わせたものにしようって決めた。「この国ではこの服だね」っていろんなお店を見て歩いた。
カメラマンさんがつきっきりで撮影してくれるから、せっかくならこだわろうと思って、手作りの小道具もたくさんつくった。
ブーケ(ウユニとマチュピチュで雰囲気を変えてつくった)、イニシャル型の木に好きな布を貼り付けたプレート、自分たちでラッピングした額縁、バージンロードのための水に浮く小さなライト。
準備は大変だったけど、こだわりだしたら止まらない。大変なのと一緒なぐらい楽しみも大きかった。