こんにちは、夫婦で旅をしているタビワライフの大地です。車に乗って自由気ままに好きな場所に移動して、車の中で食事も、仕事も、寝泊まりもしてしまうライフスタイル。
いま欧米の若者を中心にこのような「VANLIFE」(バンライフ)と呼ばれる生き方が注目されているのをご存知でしょうか?
今回は、なぜいま移動する生活「バンライフ」が注目され、日本国内でも実践する人が増えてきているのか?実際にいま現在、ヨーロッパでバンライフをしている僕たち夫婦がその魅力をご紹介していきます。
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そもそもバンライフってなに?
バンライフとは車を中心としたライフスタイルを総称したもので、必ずしもこうでなければならないと言った定義はありません。
車を移動する手段としてだけ考えるのではなく、ガスコンロを積んで料理を作れるようにしたり、ベットを乗せて寝られるようにしたりと限られた車という空間を自分のライフスタイルに合わせて快適な居場所に変えて生活するライフスタイルだと言えます。
例えば、サーフィンが好きな人はバンにサーフィンを積んで海の近くに車を止めて生活していますし、ロッククライミングが好きな人は険しい山の上で食料とキャンプ道具をバンに積んで長期滞在している人なんかもいます。
かと思えば、バンの中をオフィスとして使い、コーヒー片手にノマドワーク(オフィス以外の場所での働き方)する人もいます。このようにバンライフは生き方、暮らし方であり、自分にあった形にアレンジしやすい点も人気の理由だと思います。
僕たちがバンライフを始めた理由
僕たち自身がバンライフというライフスタイルを知ったのは海外を旅しているときでした。もともと新婚旅行で世界一周をしていた僕たちは、旅の期間が長くなるにつれて「暮らし」の中にあった居心地の良さや安心感を求めるようになっていました。
ディズニー映画「カールじいさんの空飛ぶ家」のように行きたい場所に、快適な空間が一緒に移動してくれたらいいのにと思っていた僕たちにとって、移動しながら生活できるバンライフはまさに理想的なライフスタイルでした。
場所にとらわれず、気分や季節によって暮らす場所を変えることができる身軽さは一度経験するとはまってしまいます。
このバンライフをこれまで旅をする中で好きになったヨーロッパでできたら最高だよね!と夫婦で話し合い、いまに至っています。
バンライフの魅力とは?
実際にいま現在、ヨーロッパでバンライフをしながら感じる「移動する生活」バンライフの魅力を5つにまとめてみました。
1、どこにでもいける身軽さ
バンライフの魅力はまずは何と言ってもどこにでも移動できる身軽さだと思います。例えば、今日は山の上で日の出を見ながら朝起きて、明日は海で夕日を見ながら晩ごはんを食べようなんてこともできてしまいます。
車なので移動できるのは当たり前なことですが、バンライフは車内を改造することで移動した先でも家のように快適でプライベートな空間を味わうことができてしまいます。
家は快適だけど動かない!車は動くけどリラックスできない!バンライフは家と車のいいとこ取りをしたようなポジションです。
道が続くところであれば、どこにでも行くことができます。バンをフェリーに乗せることもできるのでバンライフで世界一周も夢ではないかもしれませんね!
2、どこでも寝られる快適さ
これまでは旅や出張などの移動した先で泊まるところといえばゲストハウスやホテルなどの宿泊施設でした。そうなるとおのずと移動先も宿泊施設があるところを中心に選ぶことになっていたと思います。
ここの景色がすごく気に入ったからこの近くで泊まりたいと思っても、そもそも宿泊施設がなければ泊まることはできません。もしあったとして景色の良いと思ったところ、住み心地がいいところは宿泊施設の料金も高いことが多いです。
その点、バンライフであれば移動した先が本日の宿になります。そこが気に入らなければすぐに移動して次の場所に行くこともできてしまいます。
毎朝、起きたときに窓から見える景色が違うのって単純にワクワクしませんか?僕たちはヨーロッパをバンライフで旅する中で、南フランスではラベンダー畑が一面に広がる場所で、スイスではアルプス山脈を眺めながら、オーストリアでは世界一美しいとも言われるハルシュタットの湖の目の前で朝を迎えました。