『きっと、うまくいく』


《作品について》
『きっと、うまくいく』(原題:3 Idiots)は、2009年に公開されたインド映画で、2010年のインドアカデミー賞では作品賞をはじめ、16部門を受賞するという史上初の快挙を成し遂げた、心あたたまるヒューマンコメディドラマ。

 

《あらすじ》インドの名門工科大学に合格した、優秀で自由人のランチョー(アーミル・カーン)と、家計も成績もギリギリラインのファルハーン (R・マドハヴァン)とラージュー(シャルマン・ジョシ)。3人の大学卒業と同時に、ランチョーは消息不明となってしまう。卒業から10年後、「ランチョーの居所をつかんだ」と友人の一人に連絡が入り、学生時代のライバルも何故か一緒にランチョーを探す旅に加わることに。そこで思いもよらぬランチョーの秘密が明らかになる。ランチョーが姿を消してしまった理由とは一体…。

 

作品のおすすめポイント

 
家族、友情、恋愛様々な要素が入っていますが、インドに根付く競争社会や経済社会などについてのメッセージも強く込められています。笑いあり、涙ありの展開はもちろんなのですが、「決められた道を生きることが全てじゃない」と、主人公のランチョーは映画を通して教えてくれます。

劇中でカギとなる台詞「Aal Izz Well=きっと、うまくいく」は、いまのコロナ禍においても、大切なメッセージなのではないでしょうか。

 

ランチョーを探す旅に出た友人たちが最後に辿り着いたのは、インドの北部にあるラダックでした。そこに広がっていたのは、目が覚めるように美しい紺碧の湖・パンゴン湖です。

山肌がむき出しになった山脈を車で駆け抜けるシーンは、「インドにこんな場所があったんだ」と、混沌としたイメージを覆すような場面でした。私はインドにまだ行ったことがないので、いつかこのパンゴン湖で「Aal Izz Well!」と叫んでみたいです。

 

約3時間の長編作にも関わらず、最後までドキドキが止まらず、笑って泣けて元気づけられ、観た人を虜にするこの作品。「ちょっと最近元気がないかもな」と、感じた時にぜひ観てもらいたいです。

 

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ライター
中 美砂希 心配性でも世界一周

大学卒業後7年半神戸の旅館で勤めたあと、世界一周のために退職。枕が変わると寝れない・方向音痴・語学ができない・とにかく心配性の自分でも世界一周ができることを証明するため、9ヶ月の旅に出発。お気に入りの国はクロアチア。沖縄の離島とピアノが好き。

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