『美しい廃墟—日本編— 耽美な世界観を表す日本の廃墟たち』


《作品について》
日本全国の美しい廃墟を集めた写真集。子供たちが学んでいた片鱗を残す学校、残された医療機器が生々しい病院、もう誰も来ることのない寂しさを湛えた遊園地、お客が離れ荒れ果てたホテル、大きな錆び付いた機械や堅牢な構造がむき出しになった工場、人々から忘れられた集落など、日本各地の幻想的、神秘的に感じられるような美しい廃墟を厳選した一冊。出典:美しい廃墟—日本編—耽美な世界観を表す日本の廃墟たち|株式会社エムディエヌコーポレーション

 

作品のおすすめポイント

 
帯に載っている「死は終わりではない。さらに高貴な生への入り口である by ジョン・アンリ・ファーブル」という名言から、すでにグッとくるこの写真集。6人の“廃墟好き”によって日本中から集められた学校・病院・飲食店・工場…など65個の廃墟が所狭しと並んでいて、とてもドキドキする本なんです。

僕たちは友人・親族・同僚など、周りの誰かが亡くなったら、きっと悲しんだり、その人との思い出に想いを馳せたりする人が多いと思います。僕にとっては、それは人間だけでなく、廃墟だって一緒。

 

人は死んだら腐ったり、火葬されたり、姿形がすぐになくなってしまうじゃないですか。でも、廃墟って役目を終えても、ひっそりと時間を止めて、そのままの姿でずっと存在しているんです。

その建物を建築した人や働いていた人の想いや、もしかすると全盛期には、想像し得ないくらいに盛り上がっていたであろうその場所は、役目を追えてもなお、”廃墟”として姿形を残し続け、僕たちを魅了し続けてくれるんです。

 

もしかしたら、旅先で訪れたあの場所が、近い将来に”廃墟”になっているかもしれません。もしかしたら、毎日見ているあの建物が、気付いたら”廃墟”になっているかもしれません。

そんな視点で、日常や旅先を楽しむのもおすすめです。僕はそんなことを考えながら、旅を楽しんでいます。そして、この写真集を見るだけで、いつも「また、廃墟を探しに行きたいな」と旅へ出たくなります。

 

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長沼 茂希 TABIPPO / ディレクター

1991年、千葉県生まれ。訪問国数 20ヶ国ぐらい。 新卒でデジタルマーケティングの会社に入社後、2015年にTABIPPOへジョイン。現在はカメラマン・バックオフィス・ディレクターとして広告の運用等を担当。 廃墟・ハリボー・ブラックサンダーが好き。

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