27歳で広告代理店を辞めて、旅を広めるベンチャーを創業。4年半後の現実
ライター
前田 塁 TABIPPO / 創業メンバー

TABIPPO創業メンバーで、世界78ヶ国を旅しながら仕事をしてます。せっかく現代に生まれたのだから、世界にあるすべての国を訪れて、宇宙を旅行して、仕事でも成功する、そんなワークライフカオスな人生を目指しています。

TABIPPOは僕らの趣味で始まったボランティア活動ですから、ビジネスになるのか?というのは大きな挑戦でした。出資を受けていないので、赤字=倒産の分かりやすい会社です。

観光庁に表彰されたり企業とのタイアップをたくさんやってみて、分かったことはどうやら「若者が旅する文化を作る」ことは仕事になるようです。海外旅行好きの若者という文化(ビジネス的にはマーケット)を作ることが僕らのやりたいことで、どうやって旅行に行くか?どこに旅行に行くか?にはこだわっていません。

そのため、TABIPPOの活動はお金にならない(ビジネスとして成立しづらい)と起業前は言われましたが、理念に共感してくれる企業や、TABIPPOのメディアや商品、イベントを楽しんでくれるお客さんのおかげで仕事になっています。

 

過酷なのでは?→健康です

過酷なのでは?→健康です

ベンチャー企業の立ち上げというと、過酷で寝れないイメージがあってビビっていたのですが、幸いなことに健康です。働く時間をコントロールできるようになったのがとても大きくて、体調が悪い時は早めに休む、体調が良い時は集中して働くと緩急をつけながら働いているので、ストレスがかなり減りました。

あと、フリーランスや個人事業主の方には特に共感してもらえると思うのですが、平日の役所や病院、映画などに行けると、同じ時間を休んでいたとしても、できることが多くなります。

 

今の会社でいいのか悩んでいる人にアドバイス

今の会社でいいのか悩んでいる人にアドバイス

最後に、当時の僕のように「給料も、人間関係も悪くないけど、今の会社でいいのか悩んでいる」という人に向けてアドバイスです。総評としては転職や起業などの思い切った手段を取る手前にある、今の会社や仕事を客観的に見るための比較対象を作ることが大切です。

 

会社にも自分にも必要な、新しい技術を身につける

時間の使い方をちょっとだけ変えて、これまで必要だと気づいていたけど身についていなかった新しい技術を学んでみましょう。例えば、パワーポイントの資料がダサいなと感じていたら、デザインを勉強する。海外の事例を知っていれば、もっと企画が楽になるかな?と感じていたら、英語を勉強する。

自分の技術をアップデートすることで、会社や仕事の新しい側面を見つけて、ポジティブな印象を持つかもしれません。反対のことが起こることもあるでしょう。

ちなみに、インターネット関連の仕事をしているなら、エンジニアかマーケティングの技術を身につけることを実体験から強くオススメします。

» ひとりぼっちで初心者がプログラミングを泥臭く勉強した13の手順

» ひとりぼっちで、Webマーケティングを勉強する方法

 

自分で仕事を作って稼いでみる

今の給料がどれくらいの価値があるのかを客観視するために、自分一人で仕事を作って稼いでみましょう。いざ、キャリアチェンジ!というときに、数万円でも会社に頼らずに稼いだ経験があると、思い切りよく新しい世界に飛び込むことができます。

現代はインターネットを使って稼ぐ方法がたくさんありますが、◯◯を買わないとできない、◯◯を知らないと稼げない、なんて情報は極端すぎて、言い過ぎてる可能性が高いです。

ラッキーなことに、インターネットに関わるほとんどのことは無料で実現できるように、先人たちが環境を整えてくれてます。まずはお金のかからない範囲で挑戦して、もっとやりたい!と確信を持てたらそこからお金を使うぐらいでちょうど良いです。

 

市場価値を確かめてみる

今の会社でいいのか悩んでいる時は「良さそうな会社やポジションがあったら転職を考えたい」と思います。ただ、良さそうな会社が自分のことを採用してくれるかは別ですよね。もしかしたら、思っていたより市場価値が低いかも(高いかも)しれません。

 

評価を決めるのは自分ではなく他人なので、スカウト型の転職サイトで企業からスカウトがくるか待ってみたり、転職エージェントにどんな仕事なら紹介できるか聞いてみましょう。

旅行好きで仕事と旅行を両立したい場合は、旅人採用を選ぶ他業種からWeb業界に転職を考えている場合は、ワークポートを選ぶ、など転職支援のサービスを選んで使うのが、希望にそって正しく市場価値を測るコツです。

 

最後に:未来がどうなるか分からないから、現実を積み上げる

4年半の総論としては、会社を辞めて起業したことが今のところうまくいってるけど、今後どうなるのかは分からないなということです。全力で頑張っても失敗することもあるし、そこそこで成功することもあります。

将来の心配にエネルギーを使うのではなく、今できることに集中した方がストレス少なく過ごせるので、自分で決めたルールを守りつつ淡々とやるべきことを積み上げるのがベストかなと思いました。

今回の記事は以上です。最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!

 

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ライター
前田 塁 TABIPPO / 創業メンバー

TABIPPO創業メンバーで、世界78ヶ国を旅しながら仕事をしてます。せっかく現代に生まれたのだから、世界にあるすべての国を訪れて、宇宙を旅行して、仕事でも成功する、そんなワークライフカオスな人生を目指しています。

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