ライター
morinohinako Go with the flow.

Writer / Editor. 山梨県北杜市、沖縄の離島、東京を行ったり来たり。おいしいもの、美しい自然があるところなら、どこでもかけつけます。旅をすればするほど、甘酸っぱい記憶が増えていく。だから私は旅を続けています。

旅好きな人なら一度は憧れるであろう、「旅をしながら働く」暮らし。最近よく耳にする、働くの「ワーク」と休暇の「バケーション」を組み合わせた「ワーケーション」は、まさにそんな過ごし方なのかもしれません。

仕事に集中しながら、旅先らしい過ごし方も大切に。

そんなワーケーションを追求しようと、東京・蔵前にあるゲストハウス「Nui.HOSTEL&BAR LOUNGE」に行ってきましたよ!

Nui.で過ごした2日間を、一緒に行ってくれた友人・Risa Imaiが動画にぎゅっとまとめてくれました。まずはこちらを見てみてください。

自然と人が集う場所、Nui.HOSTEL&BAR LOUNGE

今回ワーケーションにやってきたのは、東京・蔵前にあり開放的なカフェラウンジが目印のゲストハウス「Nui.HOSTEL&BAR LOUNGE」。

ガラスの扉を開けて中に入ると、大きな丸太のテーブルや切り株をつかった椅子があったり、自然のままの木が立っていたり。


「Nui.HOSTEL&BAR LOUNGE」は、300年前から続く老舗の玩具会社の倉庫を改装して生まれたのだそう。

仕事をしたり打ち合わせをしたり、一人で本を読んだりと、場所のもつ歴史や雰囲気がそうさせてくれるのか、誰もが思い思いの過ごし方をしていました。


ラウンジでは、コーヒーなどのカフェメニューやおやつ、お昼にはカレーもいただくことができます。爽やかなレモンとチキンのカレーは、夏にぴったりの味でした。

お昼を食べたら、散策しながらワークスペースを探す


Nui.でカレーを食べて少し休憩したら、お仕事タイムに。Nui.のラウンジでも仕事はできるのですが、せっかくなら周辺を散策したいので外に出てみることにしました。

蔵前はおしゃれなカフェがたくさん集まっていて選び放題!と言いたいところですが、人気なカフェが多く土日は混雑していることが多いそうです。そんな中で私たちが見つけたのは、蔵前の駅からすぐのカフェ「en」。Wifiもあり、一人で作業できるカウンター席もあります。


日頃のご褒美に甘いものを食べながらお仕事。たまには、自分を甘やかしてもいいですよね。

夕方4時にチェックイン!お部屋が素敵すぎて…


Nui.のHOSTELには、4種類のお部屋があります。男女混合のドミトリー、女性専用ドミトリー、ツインルーム、エコノミーダブルルーム、スタンダードダブルルーム、リバービューダブルルームの4つで、それぞれ少しずつ雰囲気やトーンが違っているんです。

今回宿泊したのは、リバービューダブルルームのお部屋。


白と青を基調とした凛とした空間で、避暑地にきたような気分になります。ベットと机のシンプルなお部屋はすっきりとしていて、いらないものは全部削ぎ落とした非日常を味あわせてくれるよう。


このお部屋のカーテンの向こうには、隅田川が。

お部屋の雰囲気が素敵すぎて、ついつい仕事を忘れてぼーっとバケーション気分に浸ってしまいました。

お仕事がひと段落したら、屋上へ


夕方、ちょっと一息したくなったら屋上に上がってみてください。

ビルの隙間から隅田川が流れてゆくのが見えて深呼吸してみたり、風に吹かれながら「たまにはこういう日もいいな」って思ったり。

来年やずっと先のことは全然わからないし、正直いまの自分がいる場所はつい半年前に思い描いていたものと全く違う。でも、手探りで自分の心地よさを手繰り寄せていけば、少しずつでも自分らしい時間を過ごすことができるんじゃないかって、ここへ来て空を見上げて感じました。


旅に出て独りになって、「私はいま何を考えてる?」って問う時間は、きっと今だからこそ必要なんじゃないでしょうか。

世の中を見渡せば、みんなが自分よりも大きな痛みを抱えているように感じるけれど、私にだってあなたにだって、それぞれに痛みがある。それを見つめてぎゅっとする時間も、たまにはあっていいと思うんです。

私にとって旅は、それを許してくれる時間です。

昼間とは違った表情。夜のNui.Bar


夜はBarになるNui.のラウンジは、昼とはまた違った表情を見せてくれます。

友人とお酒を飲んだり、一人でふらりと来てNui.のスタッフさんとお話ししたり。普段、国内外の様々な場所から旅人が訪れるNui.の夜は、そこだけ日本ではないどこか遠くの国の空気が流れていました。

ライブラリーで、ひとり静かに仕事する夜


宿泊者用のライブラリーは、コンセントやWifiもしっかりしていて作業するには最高のスペース。雑誌やいつも出会えないような不思議な本がいっぱい並んでいて、仕事の合間にちょっと手を伸ばしたくなります。

1Fのカフェラウンジより人も少なくて静かなので、集中して仕事をしたいときはライブラリーがおすすめです。


「ああ〜ここに連泊して原稿をカキカキしたい…!」そんな欲望に駆られます。

たった1泊でも、都内でも、旅気分は味わえる。


リモートワークであれば、今回のような過ごし方は平日だってできちゃいます。実際私たちも平日に宿泊をしてみて、「平日なのにこんなに贅沢な過ごし方はアリなのか!クセになる!」と思ってしまうほどでした。

いつもと違う空気感の中で仕事をしてみると、ちょっといいアイデアが出たり、やりたくない作業も進んだり。

たまには都内でワーケーション、おすすめです。

All photos by Risa Imai

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