ただ、時には全く自分と別の考え方の人から顔面パンチくらいの衝撃をもらったことってないですか?先ほどお伝えしたものさしの長さを増やす為にも、良い意味でカルチャーショックを自分に与え続けたいものです。
キャリア×キャリアの考え方を。
「英語を勉強したいです。」
それを次にどのように活かしたいのか、川本さんは「Personal(個人的な性格)×Skill(技術)」の法則があると言います。例えば「語学力×ファイナンス」であれば、英語の他に経済のことも必要になってきますよね。そうやって自分の興味を掛け算にすることで、将来やりたいことが見えてくることも。
憧れの人物像を作れ
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急に自分と向き合え、目標をつくれ、と言われてもいきなりは難しい。でも今から出来ることもあるはず!自分の興味があること、好きなことをして生活している人は必ず一人いると思います。まずは自分の憧れる人を見つけて、そこから派生してオリジナルにしていく、というのも一つの手だと思います。
全然変わっても大丈夫。今のあなたの憧れる人は誰ですか?
外国人と友達になるには、日本を知ること
どうやって外国人の友達を作るのか、これっていつまでもなくならない疑問だと思います。金城さんがいうには、外国人が求めてる外国人の友達って外国のことをよく知っている人よりも自分の知らない場所のことを教えてくれる人。
つまり、日本のことをよく知っていることが海外での友達づくりにも役に立つんです。例えばアメリカ人に、日本人の私がアメリカの話をしても「知ってるよ」ってなりますよね?でもアメリカ人に日本のことを教えてあげると「へぇ〜面白いなこいつ!」と思ってくれたりします。
これは私の経験談ですが、19歳でアメリカ留学をした時、私は歴史が大っ嫌いで日本文化も全然知りませんでした。せっかく外国人の子が日本の文化について話しかけてくれても、さっぱりわからなくて「I don’t know.」しか言えない、そこで会話が終わってしまうもどかしさを感じました。
アフリカのギャングにかばんを奪われました。
どうやって取り返しますか?
最後の質疑応答の時間の時。
一人の男の子が「金城さんの会社で働かせてください」と申し出ました。それを笑うこともなく、真面目に「ではこの質問に答えてください」と言って出したのがこの質問です。これは本当に金城さんが採用時に聞く質問だそうです。アフリカでは実際にありうることで、その時の対処法、アフリカで本当に生活していけるのか、問題の解決力などをチェックしているんだそう。
あなたならどうやって答えますか?
信頼を築く為には、僕が彼にとって「価値のある人間」になること
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一緒に仕事をする時、金城さんが大切にしていること。信頼関係を築くことってただでさえ難しかったりします。相手が外国人なら文化の違いなどもあってなおさらなのではないでしょうか?そういう時でも金城さんが心がけていることは自分が彼にとって「価値のある人間」になること。そうなれば裏切られても構わないとのことですが、結果として仕事もスムーズに行くんだそうです。
コブクロの「赤い糸」っていう歌をご存知ですか?
「愛されることを望むばかりで 信じることを忘れないで
ゴールの見えない旅でもいい
愛する人と 信じる道を さぁゆっくりと歩こう」
という歌詞があります。これは恋愛の曲ですが、恋愛のみならず人間関係にも言えることだと思います。でもこれって結構難しい。ハイリスクを背負いながらも常に真摯に相手を信用するということ。この愛情があるから、金城さんのそばには多くの人々がいるんだと感じました。
世界で働く為には根回しが大事だ!
根回しって聞くとなんだか嫌な印象。私も最初そう感じました。でもこれは隠れたところで合意をお願いするという意味ではなく、一人一人丁寧に自分の考えをあらかじめ伝えておくということ。そうすることで会議なども円滑に進み、短時間で終わります。そして、相手も会議でその題材をいきなり聞くのではなく、事前に聞いていることで安心感も生まれます。
金城さんいわく根回しさえやっておけば、あとの会議は寝てても良いっていうから笑えます。
もし手元に100万円あったらどうやって使いますか?
これも質疑応答の時に出た質問。偶然にもお二人とも同じ答えでした。「直接ビジネスには使わず、本を読んだり会いたい人に会いに行ったり、自分の知識を増やすために使います。」
それだけまず自己分析をすること、そしてぶれない土台を作ることが重要だと感じますね。手元にお金が入るとすぐ使ってしまいがちですが温めて温めて初めて使うことで、その価値が何倍にもなったりすることもあるのです。
なんでも出来るとしたら次に挑戦したいことは?
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これは私がした質問です。
どんな大きな答えが返ってくるのかと思いきや、、
川本さん「俺、ポーカー好きだからポーカーかなぁ。あ、あれに出てみたい。WSOP(参加費150万のポーカーの世界大会)」
金城さん「こないだ新しく三国志のゲームがでたから、それやりたい。おれ引きこもりだから。。」
一気に親近感が湧いたのは言うまでもないです。笑
まとめ
いかがでしたか?
今まで怖がって逃げてきた等身大の自分と向き合うということ。その大切さと「背伸びをせず、その時の自分」を受け入れる大切さに気づかせてくれる時間だったと感じました。実際にこれまで震災で会社の経営をストップしたり、経営資金を含め全財産が4万円になったり、という壮絶な経験を持っているお二人の言葉はとても熱くかつ丁寧な印象をもちました。
長くなりましたが、15個のうちの1つでも皆さんの心に届いていただけたら嬉しいです。