突然ですが「世界遺産」という単語を英語で表現すると、どうなるのでしょうか? パッと答えられる方は少ないと思います。今回は「世界遺産」など、遺産にまつわる英単語を見ていきます。
*編集部追記
2017年3月に公開した記事に新たに加筆しました。(2018/11/20)
見出し
- 1世界遺産=World Heritage
- 2世界文化遺産=World Cultural Heritage
- 3世界自然遺産=World Natural Heritage
- 4世界複合遺産=Mixed Cultural and Natural Heritage
- 5(そのままの状態が残っている)遺跡=Remain
- 6(廃墟状態の)遺跡=Ruin
- 7(旧跡の)遺跡=Historic sites
- 8〇〇は世界遺産に登録されています=〇〇 is a World Heritage Site.
- 9日本にある世界遺産の英語表記
- 9.1古都京都の文化財(京都市、宇治市、大津市)
- 9.2白川郷・五箇山の合掌造り集落
- 9.3原爆ドーム
- 9.4古都奈良の文化財
- 9.5琉球王国のグスク及び関連遺産群
- 10世界遺産に関連した例文10選
- 11最後に
世界遺産=World Heritage
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「世界遺産」を英語で表現すると「World Heritage」になります。「Heritage」は遺産という意味です。
世界文化遺産=World Cultural Heritage
「世界遺産」は内容により3つに分類できます。ほとんどの歴史的建造物は「世界文化遺産」にカテゴライズされます。「世界文化遺産」は英語では「World Cultural Heritage」になります。
世界自然遺産=World Natural Heritage
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貴重な動物や植物、珍しい地形は「世界自然遺産」になります。勘がいい方なら想像がつくでしょう。「世界自然遺産」は英語で「World Natural Heritage」と表現されます。
世界複合遺産=Mixed Cultural and Natural Heritage
そもそも「世界複合遺産て何?」という方も多いでしょう。「世界複合遺産」とは「世界文化遺産」の要素と「世界自然遺産」の要素が掛け合わさったものです。世界複合遺産に登録されている遺産は少ないですが、女人禁制で知られるギリシャのアトス山は世界複合遺産に分類されています。
「世界文化遺産」は英語で「Mixed Cultural and Natural Heritage」です。日本語だと難しく感じますが、英語のほうがイメージしやすいですね。
(そのままの状態が残っている)遺跡=Remain
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「遺跡」を表す単語は英語では3通りのパターンがあります。そのままの状態が残っている、という意味が含まれているのが「Remain」です。遺骨を表す時も「Remain」になります。
(廃墟状態の)遺跡=Ruin
何らかの原因で壊されて廃墟状態にあるときは「Ruin」を使います。一般的に「遺跡」を表すときは複数形を用います。「Ruin」は動詞で破壊する、という意味もありますので、覚えておきましょう。
(旧跡の)遺跡=Historic sites
もうひとつの言い方が「Historic sites」です。こちらは、どちらかというと「旧跡」に近いイメージです。戦いがあった場所や何らかの出来事を記した石碑がある場合は「Historic site」を選択します。
〇〇は世界遺産に登録されています=〇〇 is a World Heritage Site.
誰かに紹介をするときやプレゼンテーションで世界遺産に伝えたい時は、世界遺産を表す「World Heritage」に、「Site」を追加して登録されていると表すことができます。