ライター
Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

メキシコ人の夫と2人の娘と世界中を引っ越し&旅行三昧の日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数30ヵ国。現在は10年ぶりにドイツ滞在中。

メキシコシティの歴史を学ぶ「国立人類学博物館」

Photo by Yu Villegas
メキシコシティを訪れる人なら必ず訪れると言われる、国立人類学博物館。広い敷地内には、テオテイワカン、マヤ、アステカなどの出土品が文明ごとに展示されていて、見ごたえ抜群です。

Photo by Yu Villegas
おすすめは、アステカ文明の展示品が並ぶアステカ室。ここの展示物のほとんどは、メキシコシティの地下から発見されたものなんだとか。

アステカ室に入ると、正面にはかの有名なアステカ・カレンダー(太陽の石)が!約24トン、直径約3.6メートルの円盤には、アステカの宇宙観、時間観、歴史観をあらわす石彫がほどこされています。

アステカ神話によると、 これまでに4つの太陽の時代が滅び、現在は5番目の太陽の時代。このカレンダーの中にはそれらの5つの太陽が描かれています。

Photo by Yu Villegas
この博物館に展示されている石像たちは、ユニークでおもしろい顔かたち、独特のポーズのものばかりで、自分のお気に入りを見つけるのも楽しいですよ。

写真は、力士像とも言われる石像。なぜ座ったままで、このポーズをしているのか謎すぎますが、なぜか心惹かれるものがあります。

また、屋外ににはジャングル風の庭園があり、神殿やピラミッドなどのレプリカが置かれていて、写真撮影にもおすすめです。

■詳細情報
・名称:国立人類学博物館(Museo Nacional de Antropología)
・住所:Av. Paseo de la Reforma s/n, Polanco, Bosque de Chapultepec I Secc, Miguel Hidalgo, 11560 Ciudad de México, CDMX, Mexico
・地図:
・アクセス:メトロ7番アウディトリオ駅(Auditorio)から徒歩5分
・営業時間:火-日 9時-19時
・定休日:月曜日
・電話番号:52 55 4040 5300
・料金:$65
・公式サイトURL:https://www.mna.inah.gob.mx/

何でもそろう市場「Mercado de Artesanías La Ciudadela」を散策

Photo by Yu Villegas
メキシコシティには大小さまざまな市場(メルカード)があります。中でもおすすめなのは、カラフルな民芸品やスパイス、食品など、なんでも揃う「Mercado de Artesanías La Ciudadela」!

Photo by Yu Villegas
どのお店も、メキシコならではのカラフルなデコレーションで飾られていて、ついつい引き寄せられてしまいます。

大抵の商品には値札がついているので、言葉がわからなくても安心。お店の人たちもみなフレンドリーでにこやかです。

Photo by Yu Villegas
こちらは、メキシコ料理に欠かせないスパイスを扱うお店。お土産には、密封された袋入りのモレなどいかがでしょうか。「モレ」とはメキシコ料理で使われるソースの総称なのですが、中でも「モレ・ポブラーノ(mole poblano)」というチョコレートとスパイスが使われたソースがおすすめです。

食べ方は、袋ごと温めて、チキンやお米にかけて食べるだけ!チョコレートは甘くなく、何十種類ものスパイスと合わさって、こくのある味わい。個人的に一番大好きなメキシコ料理です。

Photo by Yu Villegas
メキシコといえば!なカラフルな帽子(ソンブレロ)も、低価格で売られています。かさばるけど、使い道もないけど…買いたくなっちゃいます。

Photo by Yu Villegas
色とりどりの手編みの籠やランチョンマットも可愛いです。値段も一つ数百円から買えるので、お土産にピッタリ。

Photo by Yu Villegas
市場の中では、地元民で賑わう食堂やレストランも。これはチキンのタコスです。このボリュームが最高!そしてもちろん味も涙が出るほどの美味しさ!

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これはチレ・レイェノ(Chile relleno)という、辛みのない大きめの唐辛子の中に詰め物をして揚げて、ソースをかけたもの。日本ではあまり知られていませんが、メキシコでは家庭料理の定番で、レストランや食堂でもよく見かける人気のメニューです。

実はメキシコ料理は、ユネスコの無形文化遺産にも登録されていて、その種類の豊富さと味の豊かさの素晴らしさは語りつくせません。美食の国メキシコの首都は、おいしい物で溢れていて、まさに食のパラダイス!ぜひいろいろなメキシコ料理を楽しんでみてください。

■詳細情報
・名称:Mercado de Artesanías La Ciudadela
・住所:Balderas S/N, Colonia Centro, Centro, Cuauhtémoc, 06040 Cuauhtémoc, Cd. de México, Mexico
・地図:
・アクセス:メトロ1番、Balderas駅から徒歩5分
・営業時間:10:00~18:00
・電話番号:+525555101828

ソチミルコは「アステカ帝国の生きた遺跡」

Photo by Yu Villegas
「ソチミルコ」は、世界遺産「メキシコシティ歴史地区とソチミルコ」の中でも、特にアステカ文明を色濃く残す街で、「アステカの生きた遺跡」とも言われています。

アステカ帝国の首都テノチティトランは湖上に建設されたことから、水上都市として栄えました。ソチミルコは、広大な湖にチナンパ(浮き畑)という独特な農耕技術を用いてトウモロコシやカボチャなどさまざまな農作物を栽培し、当時のアステカ帝国の繁栄を支えた町で、現在でもその名残をいたるところで見ることができます。

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ソチミルコの代表的な楽しみかたは、このトラヒネラいうカラフルな船での運河散策。トラヒネラはその昔、チナンパで収穫された作物を運ぶなど、重要な交通手段として活用されていましたが、現在では観光用として運河に彩りを添えています。

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値段は、15~20人乗りのトラヒネラが、大きさ・人数に関係なく1時間350ペソ(政府規定料金)。私が行ったときは、2人だけでこの大きな船を貸し切りできました。

遊覧コースは、1~5時間までのいくつかのルートがありましたが、私は2時間コースを選びました。もし時間があるならロングコースを体験してみるのもおすすめ。自然保護区のルートを廻ったり、古い人形がたくさん飾られた、少し不気味な「人形島」を訪ねることもできます。

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「ソチミルコ」とは、先住民族ナワトルの言葉で「花であふれる場所」という意味をもち、当時は花の栽培がいたるところでされていたんだとか。

現在でもここで花の栽培をしているかは不明ですが、遊覧中、何軒か花屋さんも見かけました。

Photo by Yu Villegas
運河上には、ビールやメキシコ料理、お土産や、花を売る船などがあり、気になるところがあれば気軽に立ち寄れます。写真は、船上タコス屋さん。いい匂いが遠くからでも伝わってきました。

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こちらはマリアッチ楽団の船上生演奏。この旅のハイライトといっても過言ではないほど、最高の体験でした。1曲100ペソ(約500円)で、好きな曲をリクエストもできますし、おまかせもできます。

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はじめは私たちの船と並走しながらの演奏でしたが、だんだんこのマリアッチシンガーのおじさんもノッてきて、最終的には私たちの船に乗り込んできて大熱唱。

主人も一緒に合唱しながら、全員分ビールを注文して、一緒に乾杯しながら楽しいひと時を過ごせました。これぞ旅の醍醐味。

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トラヒネラのあとは、ソチミルコの街を散策。この日はちょうど何かの祝日だったみたいで、街中カラフルに飾られて、パレードをしている地元民で賑わっていました。

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小さな男の子も仮装していて、その可愛さに思わずパシャリ。カトリック関連のお祭りだったようです。

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よく見ると、何気にこわい仮面をつけた大人たちも何かに扮装しています。色使いやデザインがメキシコ!という感じで、異国情緒漂います。

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パレードのあとは、地元民で賑わう路面食堂でランチ。大きな鉄板では、さまざまな種類のお肉や自家製トルティーヤが次々と作られていて、どれにするか本気で悩みます。

Photo by Yu Villegas
今回私が注文したのは、鶏肉のタコス。ピリ辛でスパイスが絶妙に効いていて、悶絶物の美味しさでした。

今回のメキシコ旅行で感じたこと、それは、メキシコ中どこへ行っても、何を食べてもご飯がおいしすぎる!ということです。路上で売られているタマレス(メキシコ風ちまき)からはじまり、市場で食べるタコス、レストランで食べるエンチラーダ……挙げたらキリがありませんが、美食の国の底力を胃袋で感じました。

今はまだメキシコには行けない日々ですが、日本にもたくさんのおいしいメキシコ料理屋さんがあるので、ぜひ定番のタコス以外にもいろいろ試して、旅気分を盛り上げてみてはいかがでしょうか。

歴史と美食と芸術があふれる、メキシコシティ歴史地区とソチミルコ

世界遺産「メキシコシティ歴史地区とソチミルコ」は、カラフルで美しい街並みだけでなく、歴史とおいしい物と芸術を肌で感じられる場所でした。

日本の学校では中南米の歴史をあまり学びませんが、アステカ・マヤ文明だけでなく、近代史も知れば知るほど興味深く、メキシコの魅力に引き込まれます。海外への旅がなかなかできない今、ぜひメキシコの歴史を学んでみるというのはいかがでしょうか。

ライター
Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

メキシコ人の夫と2人の娘と世界中を引っ越し&旅行三昧の日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数30ヵ国。現在は10年ぶりにドイツ滞在中。

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