毎年2月に秋田県横手市で開催されるかまくらの小正月伝統行事は、全国的にみちのくの冬の風物詩としても知られています。かまくらの中では、甘酒やおもち、お菓子などが振る舞われ、温まりながら雪国ならではの行事を堪能できます。今回は秋田県横手市のかまくらをご紹介します。
世の闇に浮かぶ幻想的な「かまくら」の風景
秋田県横手市で毎年2月に開催される雪まつり。このお祭りは、夜18時から始まり、世の闇に浮かぶかまくらの美しさを更に幻想的に引き立たせます。
・名称:横手かまくら
・住所:横手市役所本庁舎前道路公園、横手公園、羽黒町武家屋敷通り、二葉町かまくら通り
・アクセス:各会場を巡回する巡回バスを運行
・営業時間:毎年2月15日、16日 18:00~21:00
・公式サイトURL:一般社団法人 横手市観光協会 横手市観光協会 – 横手の祭り・イベント – 横手の雪まつり
かまくらの中で温まろう
かまくらの中では甘酒や火鉢で焼いたおもちがふるまわれます。地元の人々が「はいってたんせ(かまくらに入ってください)」「おがんでたんせ(水神様をおがんでください)」と言う姿は風情があり、雪の中で体とともに心もほっこり温まります。
かまくらの歴史
「かまくら」はもともと、中にまつられた水神様にお賽銭を上げて、家内安全・商売繁盛・五穀豊穣などを祈願する行事でしたが、時代の変化とともに観光化が進んで現在のような形になったと言われています。
横手に行ったらB級グルメも忘れずに!
横手に来たら、楽しめるのはかまくらだけではありません。なんと「横手やきそば」は第4回「B-1グランプリin横手」ではゴールドグランプリを獲得した、全国的に有名な焼きそばの町でもあるのです。
横手焼きそばは、太くて真っ直ぐな角麺(ゆで麺)を使用します。ウスターソースに各お店のオリジナルソースを加えることで辛みが抑えられ、付け合せとして、紅しょうがではなく福神漬けが付いてくることも特徴の一つです。
目玉焼きの黄身を崩して、ちょっと多めのソースと絡めて食べるのが横手流。子どもも大人も大好きな味です。
幻想的な情景とグルメを求めて
雪国の風物詩、かまくらの中で甘酒と火鉢のおもちで体を温め、地元の人とのふれあいで心を温め、さらにグランプリを獲得した横手焼きそばでグルメを堪能できるという、言うことなしの秋田県横手市への冬旅。