世界一幸せな国とも言われている「ブータン」
ブータンには、現地か日本の旅行会社を通してツアーを組まないと行くことができないというルールがあります。そして入国するにあたり「公定料金」が必要になるんですが、その公定料金がなんと期間限定で撤廃されます。
ブータン行きを考えている方、ブータンに行ってみたい方必見です!
世界一幸せな国ブータン
ブータンは「世界一幸せな国」とも言われており、神聖な国であります。南アジアにあるブータンは北は中国、東西南はインドに隣接しています。
9割以上の人が農民のこの国は、ほとんどの野菜は無農薬で栽培され、自給自足に近い暮らしを行なっています。ブータンでは民族衣装を身にまとって、伝統建築の家屋に住むのが昔からの伝統です。
あまり裕福な国とは言えませんが、国民の幸福を考えているブータンでは教育費・水道代(都市部を除く)・病院代が無料となっています。
ブータンが定める公定料金
こちらは一日あたりの公定料金です。
3~5月/9~11月:1人目290ドル、2人目280ドル、3人目以上250ドル
1~2月/6~8月/12月:1人目240ドル、2人目230ドル、3人目以上200ドル
公定料金には、内国税65ドル、宿泊代(3つ星ホテル)、食事代(1日3食)、ガイド代、国内移動代(航空路線利用以外)、トレッキング時のキャンプ設備、運搬代が含まれています。ホテルのアップグレードや食事の際の飲料などは、別途追加料金が必要となります。
期間限定で最低公定料金を撤廃
日本とブータン国交30周年を記念して、JETRO(日本貿易振興機構)は期間限定で最低公定料金を撤廃する「ブータン・日本親善オファー」を発表しました。
6月1日~8月31日までの期間限定で公定料金が撤廃されます。日本の旅行会社を通じて、認可されたブータン現地旅行会社に旅行を手配しなければいけない手間はかかりますが、下に記載されている条件を満たせばブータンに行くことができます。
「ブータン・日本親善オファー」実施期間中の渡航条件
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・日本国籍の所有者。
・1人1泊US65ドルの内国税と、宿泊や移動、飲食などの旅行にかかる実費のみを支払う。
・ドゥルックエアーとブータンエアラインズは、航空運賃を50%割引。
・ホテルは最大50%の割引。
・食事をするレストランや、ホテルなどの施設やサービスを選択できる。ただしこの場合は、公定料金を支払って旅行する際と同じ品質の施設やサービスから選択することとなります。また、滞在は三つ星以上のホテル、ライセンスを持ったガイドを雇うことが必須。
動画編集/ライター/星空準案内人/フリーランス。香川生まれ、三浦半島在住。大学卒業後、PEACE BOATで初海外、世界一周の旅に出る。帰国後、次は日本を知るために、北から南まで約2年半旅をしながら働く生活を送る。訪れた国は29カ国、国内は45県を制覇。「ソトコト」のオンラインメディアで連載記事執筆の他、イベントレポート執筆・編集も行いながら、星空案内人(準案内人)としても活動中。