東日本の世界遺産は1993年に白神山地が自然遺産として登録され、その後、白川郷・五箇山、日光、知床、平泉、小笠原諸島、富士山、富岡製糸場と続きます。白神山地と知床、小笠原諸島は自然遺産で、その他は文化遺産登録です。
今回は、その中でも特にオススメの5カ所をご紹介します。
北海道知床
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ご当地ソングとして今なお愛唱されている、森重久弥、加藤登紀子の「知床旅情」。旅情あふれる北の果て。手付かずの大自然が広がり、知床を代表する知床5湖を含む8大景観はまさに絶景です。
また知床オホーツク海のクルージングで知床の壮大な自然美を眺めることもできます。アクティビティーでは流氷体験や知床の森を歩くトレッキング、知床断崖シーカヤックツアーなど豊富なプログラムが設定されています。
白神山地
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白神山地は1993年12月に日本で初めてユネスコ世界遺産に登録された自然遺産です。人の影響をほとんど受けてない原生林、ブナ林が世界最大級で分布していることが遺産登録の理由となっています。登録エリアは青森県側に74%あり、秋田県側に26%あります。
白神山地は正に天然の博物館の様相を呈しています。写真のブナの絶景林には多種多様な植物が生息し、高緯度にもかかわらず、ツキノワグマ、ニホンザル、クマゲラ(鳥類)、イヌワシなど多くの動物も生息しています。
3つの滝からなる暗門滝、様々な渓谷美、巨木に会える津軽峠、岳岱自然観察教育林、白神岳、二つ森など見所豊富です。
平泉
平泉の文化遺産は平成23年6月(2011年)に世界遺産に登録されました。登録資産は中尊寺、毛越寺、観自在王院跡、無量光院跡、金鶏山で資産名は平泉―仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群となっています。
毛越寺の浄土式庭園は平安時代から鎌倉時代にかけて築造された日本庭園で仏教の浄土思想(極楽浄土)の影響を大きく受けています。
従って、池の周りには極楽浄土の世界を再現しようと金堂や仏堂、などの寺院建築物が配されています。浄土の世界観を表現した池は、まさに絶景です。