ライター
岡本 大樹 撮って書くひと

2015年、小笠原諸島で連続ブリーチングを繰り広げるザトウクジラの雄大さに感動。その勢いで旅を仕事にすることを決める。それまでは原付で47都道府県を旅したり、ドイツ留学中にドイツほぼ一周電車旅をしてみたり。仕事では、サイパンの海に潜ってみたり、ベルギーでチョコレート作り体験をしてみたり。現在は人の旅立ちを後押しできるような写真を撮って記事にするべく、奮闘の日々。

キラキラと輝く海に架かる橋や、鬱蒼とした山の景色を横目に走る道路など、思わず車で走りたくなる道ってありますよね。

今回は日本全国の素晴らしい道を10ヶ所厳選してご紹介します。ドライブ旅なら感染症対策にもなりますし、安心して旅を楽しめるので、新しい旅の形としてもおすすめです。

北海道の一本道や沖縄の離島をつなぐ橋など、あなたの好きな絶景道を探してみてくださいね。

エメラルドグリーンの海に架かる伊良部大橋(沖縄)

photo by pixta
最初にご紹介する道は、沖縄の宮古島と伊良部島をつなぐ絶景橋「伊良部大橋」です。その全長は3540メートルと、無料で渡れる橋としては日本最長。

橋の周りの海は「さすが宮古島!」と思えるエメラルドグリーンの海が広がっていて、この橋を渡ること自体が宮古島の大きな楽しみ方の一つとなっています。

走りながら南国感を味わえる上に、橋の途中には傾斜がつけられているので、その傾斜によって窓外の海の見え方が少しずつ変化していくのも注目してほしいポイントです。

角島大橋はテレビCMで見たことあるかも?(山口)

photo by Daiki Okamoto
宮古島の海の美しさは全国トップクラスですが、日本海側にも絶景橋があるのをご存じでしょうか。次は山口の「角島大橋」をご紹介します。

角島(つのしま)は山口県の北西部に浮かぶ小さな島ですが、周辺の海が美しく海産物がおいしい場所として、県民はもちろん、近年では全国的にとても人気のあるスポットとなっています。

特に島へと架かる橋はドライブにピッタリな道として有名で、車のテレビCMにもたびたび使われるほど。夜には淡いオレンジ色でライトアップされ、幻想的な雰囲気に。

しまなみ海道で瀬戸内海のアイランドホッピング(広島・愛媛)

photo by Daiki Okamoto
いくつもの島をつなぐ道も、爽快感を味わうという点で素晴らしいスポットといえます。広島と愛媛をつなぐ「しまなみ海道」もその一つ。

広島・尾道と愛媛・今治の間に浮かぶ6つの島をそれぞれ橋でつないだその全てをまとめてしまなみ海道と呼ぶのですが、途中の島々に立ち寄りながら絶景道を楽しめます。

瀬戸内海は立地的に荒れにくく、タイミングによっては波がほとんどたたない、とても穏やかな海を眺められる場所でもあります。

そのため、伊良部大橋や角島大橋での爽快感とは少し違った形でのドライブを楽しめる場所なので、ぜひここも走り比べしてみてください。

四万十川のスリリングな沈下橋(高知)

photo by Daiki Okamoto
景色が美しい橋は何も海にかかるものばかりではありません。ということで、次は四万十川にかかる「岩間沈下橋」をご紹介。

ここまでの道とは比べ物にならないくらい短い橋ではありますが、清らかに流れる川の上を走るというのも気持ちのいいものです。

特に高知や徳島に多く存在する沈下橋(徳島では潜水橋とも呼ばれる)は、欄干もなく川面にも近いので、自然を楽しむという点ではイチオシの道でもあります。

とはいっても、幅も狭いので、走り慣れていない人からすると恐怖心の方が勝るかもしれませんね。スリルも一緒に楽しんでみてください。

最北のロマン溢れるオロロンライン(北海道)

photo by pixta
美しい道といえば北海道でしょ。というイメージを持っている方も多いかもしれません。実際に北海道には数え切れないくらい素晴らしい道が存在します。

その中でも特に筆者がおすすめするのは、道内の北西部にある日本海沿いの道「オロロンライン」です。石狩市から稚内市に続くこの道は、全長なんと約290キロメートル!

先が見えないほど真っ直ぐに伸びる一本道は、やはり北海道ならではの絶景道といえます。左手には日本海、右手には北海道の広大な大地、という海と陸両方の魅力を一緒に楽しめるのも素晴らしい点。

荒々しい山の景色を楽しめる磐梯吾妻スカイライン(福島)

photo by Daiki Okamoto
次にご紹介するのは、山の景色を味わいながら走れる福島の「磐梯吾妻(ばんだいあづま)スカイライン」です。

美しい海に架かる橋とは真逆のような場所ですが、山の絶景道では迫ってくるような自然の迫力を強く感じることができます。

特にこの磐梯吾妻スカイライン周辺は、緑々しい山の景色ではなく荒涼としたむき出しの大地が広がっているエリアとなっていて、日本とは思えないスケールの大きな自然を楽しめます。

阿蘇パノラマラインの雄大な自然も見逃せない(熊本)

photo by Daiki Okamoto
まるで日本ではないような大スケールの自然を味わえるという点では、「阿蘇パノラマライン」も外せません。

草千里ヶ浜や中岳火口などの名所を通る阿蘇観光の中心付近の道路で、夏にはとても濃い緑の中での絶景ドライブを楽しめます。

photo by Daiki Okamoto
さらに季節によって色がかなり異なるのも阿蘇の景色の特徴の一つ。

野焼きが行われた後の4月ごろや、秋から冬にかけては、緑の部分は少なく、黒や茶色といった色が目立つ景色となります。

緑ではない阿蘇の景色はイメージにはないかもしれませんが、自然の持つ大迫力はもちろん健在。訪れる時期によって変わる印象を楽しみましょう。

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岡本 大樹 撮って書くひと

2015年、小笠原諸島で連続ブリーチングを繰り広げるザトウクジラの雄大さに感動。その勢いで旅を仕事にすることを決める。それまでは原付で47都道府県を旅したり、ドイツ留学中にドイツほぼ一周電車旅をしてみたり。仕事では、サイパンの海に潜ってみたり、ベルギーでチョコレート作り体験をしてみたり。現在は人の旅立ちを後押しできるような写真を撮って記事にするべく、奮闘の日々。

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