ライター
向井 愛美 ディレクター・編集者

大阪出身。広告代理店出身、元フリートラベルライター。観光業の発展と個々人の選択肢を広げることに尽力したい。とにかく新しい体験や感動に出会える旅行が好き。人生楽しんだもん勝ち。

ついに、法人化。株式会社TABIPPOの誕生

シェアハウスもしながら、仲良く学生団体(世界一周団体)を運営していたメンバーたち。長らく、法人化するという考えはなかったそう。その中の3人、清水、小泉、前田がTABIPPOを法人化することに決めたキッカケとは。

―会社にする気はなかったところから、どうやって法人化の話になったんですか?

小泉

俺がみんなより少し遅れて就職して、ケンちゃん(共同創業者の篠原)が次の年の代表をやることになったんだけど、俺は会社を1年で辞めたんだよね。ネガティブな理由じゃなくて、優秀な人がすごいたくさんいて、その中で俺は好きなことじゃないと頑張れないんだなと気づいて、一旦会社を辞めたの。

で、あてもなく、いろんな面接を受けて、選考が進んでたんだけど、そのタイミングでしみなおから「起業しない?」って連絡があった気がする…。

清水

いや、ちげーよ!落ちてからだよ(笑)

小泉

違うよ!しみなおに引き止められたの、他の会社に行かないでほしいって!(笑)

清水

えっ、違うよ…。ま、そのへんの記憶はふんわりしてるけども。ただ、その時期にケンイチ(篠原)がやったイベントがすごい良かったんだよね。すごい刺激を受けたの。自分たちで始めたイベントすげー!って。

小泉

そう、俺が会社辞めたのもそれがキッカケ。ケンちゃんがやってるイベントがすごい良くて。めっちゃ感動して、これじゃだめだと思って、その一週間後に会社辞めることにした。


篠原がイベントを主催した時のスタッフ集合写真。

清水

ルイ(前田)もそのあと、TABIPPOとして起業するならって会社を辞めて。でも俺が翔を引き止めたのに、最後まで、会社を辞めるって決断ができなかった。最終的に、翔とルイに「しみなお辞めないなら、もう俺ら2人でやるよ」って言われちゃったの。で、悩んだけど会社を辞めて、法人化しようってなったんだよね。

清水

でもイベントやってると忙しくてなかなか法人登記できなくて、バタバタしてたんだけど、結局4月10日に、ちょうどいいねって言って法人登録したよね。

小泉

で、同時期くらいにケンちゃんがやったイベントで営業をかけた出版社(いろは出版とライツ社)の方と本を出すことになって。

清水

その著作料がそのまま資本金になったんだよね。

 

―すごい幸運な流れですね…!では、最後に。学生団体から法人化するにあたって、この人なしでは成し得なかったという人を教えてください。

清水

最初の6人はやっぱりすごかったよね。翔、ルイ、俺と、今は岩手の遠野でビールをつくっている大ちゃん、千葉の金谷で事業をやってる池ちゃん、そして美大卒にも関わらず中華料理の人気店をどんどん展開するジンくん。つまり、最初の6人は全員起業してる。


初期メンバー+さらに人数が増えた時のシェアハウスメンバー。

小泉

TABIPPOメンバー以外だと、まずはA-Worksの滝本さんかな。このインタビューのvol.1でも話したけど、元々はイベントのゲストで来てくれていた方。法人化するときに「一緒に旅祭やる?」って言ってくれて、2社で実施したの。TABIPPOメンバーはそれまで旅祭にお客さんとして参加してたんだよね。

フェスの打ち合わせ風景。右手前が滝本さん。

清水

びっくりだよね、お客さんが主催者になる。すごい話じゃん。ここ2~3年の話だからね、これ。本当に昔からお世話になっているね。

小泉

あとは、大塚さんとかキムさん。2人を含めたいろは出版とライツ社の方々だね。最初に本を作ったことで、それがTABIPPOの資本金になっているし、本当にいろんなチャンスを与えてもらっていたと思う。

TABIPPO著書発売記念パーティーでの一枚。写真中央の男性が大塚さん。当時の想いを綴るブログもぜひ。

清水

それから、石田言行(いあん)。trippieceを起業した人。創業するときにまず相談したのは言行。元々、TABIPPOとtrippieceを作ったのが同じ時期くらいで。最初のイベントのときなんて実はスタッフやってくれたの。今考えるとすごい話なんだけど(笑)

小泉

俺の営業チームのメンバーだった!


trippieceとTABIPPO、業務提携時の写真。

清水

当時は言行の他にも、MERYを作った中川綾太郎とか、ポートという会社を上場させた春日くんとか、同世代の活躍している企業家がたくさんいて、すごく刺激を受けた。特に、言行にはいろいろなアドバイスをもらったし、オフィスも間借りさせてもらったりと、お世話になりっぱなしだったよね。

小泉

イベントにスポンサードしてくれたりもね。

清水

一緒に旅に行ったりとか、仕事のパートナーを紹介してくれたりとか。

小泉

今一緒にがっつりお仕事させてもらってる、ハワイとかタイの観光局も全部言行が紹介してくれたよね。

小泉

江藤さんにもたくさんお世話になった!第一回のイベントにゲストで参加してくれて。

清水

江藤さんは旅人の塾みたいな、今のTABIPPOでいうPOOLOのようなものを10年前に開催していて。それに俺が参加させてもらった時に江藤さんと出会って、そこからイベントのゲストや講師をお願いしたりしてる。観光業界や起業家の大先輩としても、いつもアドバイスをもらっていて。

POOLOでも講師をしてくださる江藤さん。受講生も楽しそう。

小泉

旅大学も、江藤さんが「いいじゃん!」って言ってくれたんだよね。

清水

今思うと10年前から江藤さんはずっと同じことを言っていて。それに俺らが追いつきたくて。江藤さんに追いつくために今までずっと変わらず頑張ってる。

小泉

俺、江藤さんの実家で嫁さんと子供と飯食ったりしてたわ(笑)

清水

まだまだ話したいことがいっぱいある…!上の方々とのエピソードもまだまだあるし、他にも名前挙げたい人もいっぱい…。

―今回は、一旦ここまでで!まだ別の機会に聞こうと思います!

 

「#TABIPPO10周年」企画やってます!

特設ページはこちら

TABIPPOの歴史、全4回のvol.2、いかがでしたか?

今まであまり話してこなかった、法人化までのエピソードや資金の調達方法まで、赤裸々に語っていただきました。清水と小泉の話を聞くと、TABIPPOの原点は「イベント」なんだなと感じます。また、当たり前のことではありますが、様々な人のご協力なしでは10周年どころか法人化することもなかっただろうと想像できました。関わってくださった全ての皆さまに、TABIPPO一同改めて感謝したいと思っております!

さて、今回のvol.2で清水と小泉の対談は終了となります。次回のvol.3からは、代表の清水と共同創業者の篠原と共に、法人化してからの活動や、社員が少しずつ増えていく様子など、創業期の歴史を振り返りたいと思います。乞うご期待!

冒頭でもお伝えしましたが、TABIPPOは2020年4月10日、10周年を迎えます。10周年を機にブランドリニューアルクラウドファンディングに挑戦中です。ぜひ応援していただけると嬉しいです。

そしてそして、10周年を記念して、TABIPPO公式アカウントをフォロー&「#TABIPPO10周年」をつけてTwitter投稿をしていただくと豪華なプレゼントが当たるキャンペーンも実施中!ぜひ思い出と共に投稿してください。(応募締め切り:2020年3月31日火曜日)

それではまた次回お会いましょう!

Interview&Photos:ありー

ライター
向井 愛美 ディレクター・編集者

大阪出身。広告代理店出身、元フリートラベルライター。観光業の発展と個々人の選択肢を広げることに尽力したい。とにかく新しい体験や感動に出会える旅行が好き。人生楽しんだもん勝ち。

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