『現代版の深夜特急』が教えてくれる、旅を最大限に楽しむ3つのコツ
ライター
松永 隆之 ビデオグラファー/世界一周経験者

法政大学在学中、2010年から2011年にかけて22カ国を放浪し世界一周。帰国後、TABIPPOにメンバーとしてジョイン。現在は映像ディレクターとして企画から撮影、編集までを手掛ける。

 

①”旅を楽しむために”語学を身につける。

書籍を読んでいて思ったのが、語学の大切さ。上記で紹介した全てのエピソードは「人」とのコミュニケーションから生まれているということです。海外旅行は語学が出来なくても出来ます。

それは世界旅行だろうが一緒で、必要最低限のコミュニケーションさえ取れれば綺麗な景色に出会えて、おいしいご飯も食べられます。僕自身もそれは実感しました。

だが、それではその国の表面的な部分しか感じることが出来ないです。現地に足を運べばいろいろな衝撃的な出来事に出会えます。「なんでこうなんだろう?」そう思ったときに現地の住む人とコミュニケーションを取れればもっとその国を楽しめるかもしれません。

 

②”旅を楽しむために”たくさん人に会う。

「すき焼き」のエピソードで著者が泊まっていたドイツの宿は「カウチサーフィン」と呼ばれる旅人と現地に住むホストをマッチングさせてくれるWebサービスで見つけた宿泊先です。

ホストの家に泊まれば宿代は無料で住むし、多くの旅人が居ることもあるので交流出来るのが特徴。それ以外にも移動する車などをシェアする「ライドシェア」というWebサービス利用したり、現地に住む日本人に人を紹介してもらったりなど、とにかく「たくさん人に会う」ことに重きを置いています。

 

書籍内ではライドシェアを通じて日本のことを何も全く知らないアフガニスタン人と出会ったというエピソードもあったりしました。日常では出会えないのは「絶景・グルメ」だけでなく「人」も同じです。旅の楽しみに「人」と会うことを入れるともっと旅は楽しくなるのかもしれないです。

 

③”旅を楽しむために”「旅人らしく」ではなく「自分らしく」旅をする。

書籍内でこんなエピソードがありました。

“「んー旅ってさ、もっと自由な方が良いと思うんだよね。そんなにプランをガチガチに固めると、逆に旅を楽しめないんじゃないかな?僕はもっとプロジェクトとかじゃなくて自由に旅した方が良いよ。」自分にとっては衝撃的回答だった(どうして旅のカタチを決めつけるのか?)と疑問に思った。旅は定義しちゃいけないんだと、僕は当時も今でも強く思っている。『自分らしく』いることが一番大切であって『旅人らしく』と考えている時点でダメだ。”

著者が旅立つ前に世界一周から帰国した友人にこれからの旅について話したときのエピソードです。旅の楽しみ方は人それぞれ。

「旅とはこういうものだ!」と定義するのはナンセンスです。この本の中で綴られている旅は太田さん自身が考えた「自分らしい旅」なのだと思います。もしこの旅がオモシロイ!

と思ったなら参考にしても良いと思いますし、「自分はこれじゃ旅を楽しめない」と思ったら参考にしなくて構わないと思います。

 

最後になりますが、これから特に海外旅行や世界旅行などに行こうと思っている人は「自分らしく」旅をするということを忘れずに世界を楽しんで欲しい思います!

そして是非、この書籍を読んでみて妄想世界旅行を楽しむのも良いですし、自身が旅をされるなら”どうしたらもっと旅を楽しめるのか”想像を膨らましてみるのも良いと思います!

それでは良い旅を!

ライター
松永 隆之 ビデオグラファー/世界一周経験者

法政大学在学中、2010年から2011年にかけて22カ国を放浪し世界一周。帰国後、TABIPPOにメンバーとしてジョイン。現在は映像ディレクターとして企画から撮影、編集までを手掛ける。

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