プエルトリコといえば、みなさんは何を思い浮かべるでしょうか?美しいカリブ海に浮かぶ楽園?メジャーリーガーを数多く輩出する野球大国?僕は実際に行ってみるまでそれぐらいの知識しかなく、時間があるからなんとなく行っちゃえ!的な感じで行ってみました。
プエルトリコに興味がある人もない人も、プエルトリコとはどんな場所なのか少しは知ってもらえるかと思います。
プエルトリコとは?
photo by Jun Negishi
プエルトリコは本島、ビエケス島、クレブラ島、モナ島などから構成されていて、カリブ海北東に位置しています。ヴァージン諸島や、同じく多くのメジャーリーガーを輩出するドミニカ共和国が近隣に位置しています。
多くのプエルトリコ人はスペイン語しか話さないと言われています。これはアメリカ統治前にスペインに統治されていたためです。首都はサンフアン。
昨年はギリシャの債務破綻が話題になっていた頃に、しれっと債務不履行になってプエルトリコを知った人も多いかもしれません。
実は独立国家ではない
photo by Jun Negishi
驚くかもしれませんが、プエルトリコは独立国ではありません。ん?ちょっと待って。オリンピックやWBCでプエルトリコ代表として出ているではないかと思われるかもしれませんが、実は違うんです。
簡単に説明すると「コモンウェルス」と呼ばれる、政治的地位を持つアメリカの自治領。プエルトリコ内に関しては自分たちで政府を持つことができますが、国防や外交などはアメリカが行います。ちなみに、日本でも人気の観光地グアムもアメリカ自治領。
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このような事情のため、プエルトリコ人の国籍はアメリカです。前にプエルトリコ人の同僚のパスポートを見る機会があったのですが、アメリカのパスポートで出身はプエルトリコと記入されていました。通貨もアメリカドルを使用しています。
2012年にはプエルトリコの地位変更を巡る住民投票が行われ、独立かアメリカの州への昇格か、どちらを支持するかということでした。結果はアメリカの51番目の州になることを支持する人多数。実際にはアメリカ合衆国議会の審議が必要ということで、未だにアメリカ自治領という位置づけになっています。
治安
photo by Jun Negishi
特定の地域では犯罪率が高いと言われています。ホテル近くの24時間オープンしているドラッグストアが2店舗あったのですが、常にホームレスの方が2人いました。それ以外は、特に治安が悪いと感じたところはありませんでした。
しかし、言われている通り危ない雰囲気もあったので、危険そうなところには近づかないという基本的なことを守れば大丈夫かと思います。
言語
photo by Jun Negishi
スペイン語しか話さない人が多いとのことでしたが、実際行ってみたところ、思ったよりも全然英語で会話できました。アメリカからバケーションで遊びにくる人も多いので、空港、ホテル、レストラン、ドラッグストアなどは英語で全く問題ありませんでした。
ただ、バスの運転手の方々は簡単な英語しか通じませんでした。また以前プエルトリコに旅行した友人はほとんど英語が通じずに、かなり困ったと言っていました。今回はたまたま英語を話せる人々に会っただけかもしれません。もちろん、日本語は通じないと考えてください。