南米中央部に位置するボリビア。その中央西部アルティプラーノという標高約3700mの街にある南北約100km、東西約250km、面積約10582平方kmにもなる巨大な塩の平原、それが「ウユニ塩湖」です。
沿岸部には、壁もテーブルもベッドも全てがウユニの塩のブロックで作られている「塩のホテル」があります。今回はその中でも特におすすめのホテルを3つご紹介します。
オテル パラシオ デ サル(Hotel Palacio de Sal)
東岸のコルチャニという街にある、塩のホテルの中でも最も古い歴史あるホテルです。
ウユニ塩湖観光の立役者、フアン・ケサーダ氏が初代オーナーで、部屋の壁だけでなく屋根まで塩で出来ているのが特徴です。
ホテル デ サル ルナ サラダ(Hotel de Sal Luna Salada)
同じく塩湖の東岸コルチャニの北側の高台にある四つ星ホテル。眺望の良さが日本人にも人気です。ウユニ市街へは車で30分ほどです。
オテル デ サル クリスタル サマーニャ(Hotel de Sal Cristal Samaña)
東岸のコルチャニで3つめの、2009年にできた比較的新しい四つ星ホテルです。雨季のウユニ塩湖が紹介されたNHKのテレビ番組で、女優の中山エミリさんが宿泊したことでも知られています。
かつては沿岸だけでなく塩湖内にあった塩のホテル…!
雨季、乾季それぞれで全く異なる魅力をみせるウユニ塩湖。特に雨季は広大な平原に薄く広がった雨水が「天空の鏡」とも呼ばれる巨大な鏡を創り出すので、多くの観光客が幻想的な写真を撮りに訪れます。
実は、最も古いホテルは塩湖内に建っていた「プラヤ・ブランカ」というホテルなのですが、環境保護のため2000年にボリビア政府により湖内のホテル営業が禁止され、現在は博物館として使われています。
旅行の際には、長年多くの人に愛されるように自然に配慮しながら観光を楽しみたいですね。