編集部

こんにちは、旅を広める会社である株式会社TABIPPOが運営をしている「旅」の総合WEBメディアです。世界一周のひとり旅を経験した旅好きなメンバーが、世界中を旅する魅力を伝えたいという想いで設立しました。旅人たちが実際に旅した体験をベースに1つずつ記事を配信して、これからの時代の多様な旅を提案します。

世界一周の真最中、第93回ピースボートから、祭灯俊龍(まつりびとしたつ)君が、前回のサファリ体験に引き続き、アフリカはマダガスカルのナハンプアナ自然保護区の様子をレポートしてくれています。

とても可愛らしい動物をたくさん撮影してくれています!

マダガスカルは以前から行ってみたいと思っていたけれど、アクセスの不便さから行くことはないだろうと思っていた国の1つ。

バオバブの木やワオキツネザルなど、珍しい動植物がたくさんあることは知られているけれど、島の自然の全体像は意外と知られていないのではないでしょうか。

 

趣味で熱帯魚を飼育している僕自身も、マダガスカル産のお気に入りの水草を育てていながら、マダガスカルの自然のことは何も知りませんでした。

そこで、現地の自然がどんなふうなのかをこの目で見るべく、2日間あったマダガスカルの寄港期間を2日ともナハンプアナ保護区に使い、飽きることなく違う表情の動物達に出会って、楽しんできました。

動物たちは飼育スペースで管理されているものもいれば、野生で自由に生活しているものもいて、そのどちらとも触れ合えるナハンプアナ保護区。マダガスカル南部を旅するならおすすめです。

ここからは、ナハンプアナ保護区で出会った生き物たちを写真で紹介!

ナハンプアナ保護区の入り口にて。看板の「マキ(ワオキツネザルの現地名)」とおそろいポーズ。


南国情緒たっぷりの歩道を抜けて動物のいるエリアに向かいます。


水辺に育つ「エレファントイヤー(ゾウの耳)」と呼ばれる植物。現地では食べられており、かじると甘いらしいです。


歩道の出口にでてきた、放射状に延びた葉が特徴的な「トラベラーズツリー」。現地の生活に最も欠かせないと紹介されていた木で、昔最初にマダガスカルに来た人々が水や食料がないときにこの木の葉の根元をナイフなどで傷つけてそこから出てくる水を飲んで渇きをしのいでいたことからこの名がついたようです。

今では郊外に家々を建てる時、屋根や壁にこのトラベラーズツリーの葉を使っているそう。(下図)



そして最初に触れ合えたのは、施設の人が連れてきたカメレオン!マダガスカルと言えばカメレオンというくらい有名です。

そのカメレオンをうでに乗せて遊んだり、なでなでしたりと楽しみました。触ってみると表面がカチカチで、ほんの少し力入れて押すと筋肉のブニブニも感じられて独特な感覚。そして握力が強く、引き剥がすのが大変でした。

 

バニラアイスの香料になる原料バニラビーンズ。この細長い実の中身がバニラで、マダガスカルでは特産品の1つとしてお土産に選ばれることが多いそうです。


歩いていると突然現れた野生の「シファカ」の群れ。暑い地域だっていうのにこの白いモコモコ!

見るからに優しい触り心地、触ってみるとやっぱりモコモコでなめらかな毛並みでした。


触れ合うための必需品はバナナ。バナナがあれば、警戒心が強いシファカも釣られずにはいられません。


お腹が満たされると木の上ですぐ休憩。でも、木につかまる姿が可愛いので許してしまいます。


続いて会ったのは飼育されている若いリクガメ。



甲羅の背中側がゴツゴツしていて、お腹側が凹んでいるのが男の子のカメ。この大きさでも体重は結構重かったですが、意外と逃げ足が速く、つかまえて持ち上げると足をバタバタさせて自分の手を蹴られます。

カチカチに硬そうな足の裏が、実は犬の肉球くらいの柔らかさだったことも驚きでした。


女の子の方はこんな感じでお腹が平らです。


生まれて1~2年の子どものカメ。みんな同じ方向を見て休んでいました。


木だけどサボテンのような特徴がある奇妙な植物。トゲトゲの部分は触るととても硬くて痛いのに、なぜか一部のトゲからはかわいい葉っぱが出ていて面白かったです。


こちらはバオバブの4才の若木。最大サイズになるまでに100年近くかかると言われていて、土も極端に乾燥していないと根が枯れてしまうため、最近の環境では育成が困難と聞きました。



こちらは2匹の野生のカメレオン。木に登っている途中の子は赤地に青線のサイケデリックな模様をしていて、その色彩に衝撃を受けました。

木の色とも違うし、周りに赤や青の物もないので保護色ではないはず。この色はなんのためなのか疑問に感じました。

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