ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

こんにちは、最近までマカオが中国だと思い込んでいた阿部サキソフォン@mnooooom)です。今回マカオに行くにあたって、調べてようやく特別行政区だと気づきました。

中国ではないとは言え、どうせ台湾みたいな感じでしょ?街に屋台が溢れていて、ちょっとごみごみした感じでしょ?わたし台湾行ったことあるしぃ〜、この前ハルビンも行ったしぃ〜、大体想像ついちゃうかも。

マカオ航空を利用して、夕方発のフライトでマカオへ。国際空港について、まず宿泊するホテルに向かいます。超巨大リゾート「ギャラクシー・マカオ」にある、「JWマリオット・ホテル・マカオ」に着きました。

あれ、ここってアジア…?

部屋からみた景色がこちら。わたしが想像していたマカオじゃない、こんな近未来的な景色期待してなかった。なにこれ、めちゃくちゃ発展してるじゃん…。

こんな大きなベッド…身長151.2cmのわたしには勿体なさすぎる。この4/5くらいのスペースでも十分寝れるのに、なんだか申し訳ないです。

テンションが上がって思わず飛んじゃいました。躍動感すご。

そして翌朝からこんなに贅沢な朝食。あれ、わたしどこの国に来たんでしたっけ?

腹ごしらえした後はスイーツ

マカオはポルトガルの領地であったことから、ポルトガルの文化もたくさん入ってきているのだとか。ポルトガルではエッグタルトが有名ですが、ここマカオでも名物になっています。

きゃーーーーツヤツヤ輝いているエッグタルトがわたしを見ています。耳を澄ましてみると…うんうん、「わたしを食べて」って聞こえる気がする。ということで、いただきまーす!

サクサクした生地と濃厚なカスタードが絶妙に絡んで、まあ美味しいこと。これはいくらでも食べられちゃいそう。

エッグタルトをもぐもぐしながら、ちょっと街を歩いてみます。

すると、早速ポルトガル語らしきものを発見!「ラルゴ…ド…プレジデンテ…」いや、ポルトガル語なんて読めないけど。

これ、上は漢字で下がポルトガル語で書かれていますが、実はポルトガルから領地が返還された後から、このような表記になったそうです。つまり返還前は表記が異なっており、ポルトガル語が左側、右側に漢字で表記されていたようです。

想像より全然アジアっぽくない

そしてセナド広場と言われる、観光客がこぞって訪れる場所へ。

ここ、アジアでは珍しく足元が「石畳」になっているんです。そういえばヨーロッパの街並みもやっぱり石畳が続いていたし、写真のようなカラフルな建物があったかも。

中国のイメージって、もっとこう、ごちゃごちゃしているというか、あまり清潔ではないというか、そんな感じでしたが…。いやいや、今わたしがいるのはマカオ。もうすでに、想像とは違った景色が目の前に広がっています。

こんなの絶対アジアじゃない

先ほどのセナド広場を抜けると見えてくるのが、聖ポール天主堂跡。2005年には、世界遺産「マカオ歴史市街地区」の一部として登録されています。

みてください、このアングルからのショットはどう見てもヨーロッパですよね?可愛いお花といい、おしゃれな街灯といい、そしてこの立派な建築物。自分がアジアにいることはすっかり忘れています。

こんなカラフルで可愛い建物を背景に写真を撮れば、インスタ映えすること間違いなし。

この一見公園のような場所は、現地の方が憩いの場として利用しているリラウ広場。こんなおしゃれな広場、日本でも見たことない!

現在は塞がれていますが、以前には井戸があったそうです。ポルトガル人が早くからこの場に住んでおり、貴重な水源だったのだとか。

やっぱり、なんとなくヨーロッパらしさ漂う広場です。

ここマカオには、ヨーロッパだけでなくイスラムの影響を受けた建築物もあります。港務局の建物は新古典様式。なおこちらは、現在も海事水務局として使用されています。

あ、さっきも見つけたタイルを発見!こちらはわかりやすく右が領地返還前、左が返還後の表記になっています。

こう見ると、大航海時代からの歴史の流れを感じる気がする。多分、気のせいだけど。

上空233mから見るマカオの街

すみません、いきなり顔面、失礼いたします。しばらく街を歩いてまわったので、ちょっと違う視点で街を見てみようかなあと思い、少し地上から浮上してみました。ところが…

ちょ、待てよ(古い)

 

いや、

 

想像よりずっと高いし。

 

私が見たかった景色じゃない。むしろ、街が小さすぎて見えない。

そりゃこんな顔になります。

ちなみに私がいるのは「マカオタワー」。ここでは、世界一の高さからバンジージャンプをすることもできます。(お値段は約5万円…高さだけじゃなくて、こちらもお高い…)

JAPANが誇るトップスター2人を発見。

バンジーなんて怖い!ていうか、お値段高すぎ!なんて方は、タワーの外を歩けるスカイウォークなんて良いかも。これだけでも足がすくみそうです。

この少年、すごいな。リスペクト。

カラフルが溢れるマカオの街

さて、バンジーもスカイウォークもせず、のこのこと地上へ戻ってまいりました。近年マカオでは統合型リゾート言われるIRの開発が進んでおり、最初に紹介したような豪華なホテルやカジノが建設され、庶民ピーポーが驚いてしまうほどギラギラしています。

巨大なホテル群、溢れ出るリゾート感、そしてカジノ…!と初日に少しビビっていた私ですが、少し歩いてみると素敵な路地を発見。

通りの名前は「戀愛(恋愛)巷」。もう、名前からキュート。

ピンクの壁に緑のドアがとっても可愛い!マカオにはここだけでなく、レトロなドアやカラフルな壁がたくさんあるので、インスタ女子にはもってこいです。

そしてマカオのお土産としてあげられるのが、こちらの「ガロ」。ポルトガルで幸せを呼ぶとされている雄鶏です。ここでもポルトガル文化が入っているみたい。

写真のような爪楊枝入れもあれば、マグネットやちょっとした置物も売られています。

青と白!が特徴的なアズレージョ。こちらもポルトガルでよく見られるタイルで、10センチほどの小さいものから購入できます。

ちなみに、街の中にもこのタイルを見ることができるので、ぜひ探してみて。

お土産やさんから少し歩くと、これまた可愛い路地が。「めっちゃフォトジェニ!これは写真撮らなきゃ〜〜〜!」と勢いよくパシャリ。

 

って、あれ……?

ん……?

なんか……

 

なんかいる……!

 

気づいて、そそくさと方向転換しました。

さて、気を取り直して

街歩きを再開します。歩いていると看板猫や、

ヨーロッパを思わせる街並みが広がっています。石畳だし、可愛い電灯あるし、お花も飾られてるし、建物も可愛いし。ここ、一体どこ。

あ、エッフェル塔だ

日も暮れて夜。なんだか見覚えのある建物を見つけました。あれ、ここってフランスのパリじゃないですよね?これ、どう見てもエッフェル塔ですよね?夜になるとキラキラ光って、とってもきらびやかになります。

はて、わたしはどこに来たんだっけ。

5時間でいけるヨーロッパの世界

わたし、冒頭でこんなことを書いていました。

中国ではないとは言え、どうせ台湾みたいな感じでしょ?街に屋台が溢れていて、ちょっとごみごみした感じでしょ?わたし台湾行ったことあるしぃ〜、この前ハルビンも行ったしぃ〜、大体想像ついちゃうかも。

 

何こいつ!何言っちゃってんの!マカオのこと何もわかってない!

 

豪華絢爛なホテルや娯楽施設、絶品スイーツやインスタ女子が夢中になれるフォトジェニスポット、ヨーロッパの雰囲気を感じられる街並み…。

実際にヨーロッパに行こうと思ったら、片道飛行機で10時間はザラ。ところが、マカオならたったの「5時間」で着いちゃいます!長時間フライトで大変な思いもしなくて良いし、機内食を食べて映画を楽しんだら、あっという間に異世界へ。

マカオって中国?台湾みたいな感じ?って思ってる人にこそ、オススメのマカオ。24歳(独身)のわたしが1人で訪れて存分に楽しめたんだから、友達や恋人、家族と行けばもっとエンジョイできるはずです。

わたしは帰国して早々、マカオ行きの航空券を調べていました。あ、一緒に行ってくれる方、絶賛募集中。

ちなみに

やっぱりというべきか、パンダくんを発見。中国っぽさをここで感じました。

All photos by Abe saxophone

ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

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