トルコ共和国の首都であるアンカラは、ローマ時代の歴史的建造物などが数多く存在する、魅力あふれる街です。市内は旧市街と新市街に分かれており、それぞれのエリアによって雰囲気が異なります。新市街は政治の中心地でもある首都らしく、美しく整備されており、また旧市街は古い石造りの街並みが現在も残っていて、とても風情のある場所です。
そこで今回は、そんなアンカラの基本情報と、旅行に行った際に訪れるべきおすすめ観光スポット11選を合わせてご紹介していきます。
アンカラの概要
photo by shutterstock
トルコ共和国の首都で、トルコ第2の人口を擁する大都市です。1930年まではアンゴラ( Angora )と呼ばれており、標高平均 900メートルの中央アナトリア高原の北端、サカルヤ川支流アンカラ川沿岸に位置します。
アンカラの歴史
photo by shutterstock
アンカラへ首都が移ったのは、1923年のことです。トルコ共和国成立とともに、オスマン帝国の都・イスタンブルから遷都しました。その際、政治都市としての機能を持たせるために、ヨーロッパの建築家の協力を得て都市計画が立案されました。
当初は20万前後の人口を予想していましたが、現在人口は400万人を超えており、環境問題など深刻な問題が現れています。新興都市なので歴史的遺産は少ないものの、それでもローマ、ビザンツ時代の遺跡を街の至る所で目にすることができます。
アンカラのグルメ
photo by shutterstock
トルコの首都であるアンカラは、オスマン帝国時代は小さな街にすぎなかったため、特に伝統料理などはありません。しかしながら、大都市ならではのおいしい料理がたくさん味わえます。内陸にありながら、実は新鮮でおいしい魚が食べられるのも、アンカラの嬉しいところ。またケバブをはじめ、トルコの家庭料理やモダントルコ料理などもおいしくおすすめです。
アンカラへのアクセス
photo by shutterstock
成田からアンカラへの直行便は無く、イスタンブルで乗り継いで向かいます。イスタンブールからは国内線で約1時間ほどで、ヨーロッパ圏の都市からはアンカラへの直行便も多く発着しています。
続いてアンカラの観光スポットをご紹介します。
アナトリア文明博物館
ヒッタイト文明の品々をはじめとして、アナトリアの歴史をまとめて知ることのできる博物館です。時代ごとに展示ゾーンが分けられていて、文明の変遷をわかりやすく知ることができます。
・名称:アナトリア文明博物館
・住所:Kale Mh., Gözcü Sk. No:2, 06240 Ulus/Altındağ/Ankara
アンカラ城塞
アンカラ城塞は、先にご紹介したアナトリア文明博物館からほど近い観光スポットで、今なおかつての城塞の内壁と外壁が残っている場所です。自由に城壁にのぼることができるので、ここからアンカラの街を見るのもおすすめです。
・名称:アンカラ城塞
・住所:Ankara, Kale, 06240 Altındağ/Ankara
ローマ浴場跡
こちらは、3世紀にカラカラ帝が作らせたローマ浴場で、規模の大きなスーパー銭湯とも言える施設です。500年ほど使用されていた場所だそうで、脱衣所や浴室、サウナやゲームができる遊技場などが存在していました。
・名称:ローマ浴場跡
・住所:Doğanbey, 06050 Altındağ/Ankara