HOLA!父親の仕事の関係で、チリで18年間育ったさちです。以前、2人目の子どもを出産した時に、今もチリに住む両親に会いに行くために育休を利用して里帰りをしました。
その時に家族で泊まった星空が見られるドームホテルが最高に心地いい場所だったのでご紹介したいと思います。
星空が見えるドームホテルはどこにあるの?
首都のサンチャゴから車で約7時間離れた、コキンボ州の「ピスコ・エルキ」にあります。ホテルの名前は「MI Lodge Elqui Domos」。チリは首都から離れると自然豊かな場所がとてもたくさんあるので、長めに滞在する人は田舎の方へのんびりしにいくのもおすすめです。
ホテルの予約は公式サイト「MILODGE」から行いました。大人3人子供2人で、エキストラベッドを1つ追加してもらい一泊一部屋約1万7千円でした。サイトは英語とスペイン語なので、「Hotels.com」や「エクスペディア」など宿泊予約サイトに慣れていたら、そちらから宿をとってもよさそうです。その際は「Elqui Domos(エルキ ドモス)」で検索してみてください。
まるっと可愛い形のホテル
休憩を取りながら、ようやく着いたホテルは緑と山で囲まれた場所にありました。辺りにはなにもなく、近くの小さな町へも車で行かないといけないほど。周りにお店もないので、必要なものがある人は持ってくるか、ホテルに着く前に通る町で購入するのをおすすめします。
丸い形がなんだか肉まんみたい!と思ってしまったのですが、丸くて可愛い形なだけでなく、部屋に光がいっぱい入るようになっています。出窓があったりベランダもついているので、日光浴をしてお日様をいっぱい浴びられて気持ちがいい。
寝ながら星空を眺めることができるベッド
部屋には、ベッド、小さな冷蔵庫、シャワーとトイレ、冷蔵庫も完備しいてます。
2階建になっていて、上には大きなベッドが。天窓があり開けることができるので、夜になれば星空を眺めながら眠りにつくことができる最高のロケーション。
部屋はすごく広いわけではないですが、寝泊りするには十分な大きさですし、大きな窓もあるのでそこまで狭く感じませんでした。
自由気ままに過ごす時間
ホテルにはプールがついているので、暑い時期に泊まるのにはぴったり。暑い中、ひんやりとしたプールでリフレッシュして楽しい時間も過ごせます。プールサイドで日光浴するおばちゃんもいました。チリは日差しが強いので日焼け止めを塗るのをお忘れなく。
ソファーでくつろげる場所もあるので、ここでのんびりおしゃべりをしたり、風を感じながら本を読むのもおすすめ。
ホテルのロビーは広く、天井も高いので開放的。ドリンクを飲みながらゆっくりと過ごせます。
何か特別なことができる場所ではないのですが、自分のための時間や家族との会話を楽しめます。チリ人は休みになると、長期で田舎や海の方へ出かけ、友達や家族とのんびり過ごします。日々の忙しさから解放される大事な時間です。
敷地内には猫もいて、ごろごろしていました。ここは猫みたい気ままに過ごせる場所です。
満点の星が広がる
暗くなってきたら楽しみにしていた星空タイム!ベッドに寝っ転がりながら星空を見ることもできるのですが、せっかくだからもっときれいな星空を見たいと思い、地元の人によりきれいに見ることができる場所を聞いていたので、夜道を車で移動することに。
山道を進んでいき、着いたところは何もない場所。車から降り明かりを消すと、そこにはきらめく天の川が広がっていました。眺めていると、しゅーっと流れ星が。何時間でも眺めていられる夜空でした。日本では見られない、南十字星もチリでは見られるのでぜひ探してみてください。
輝く星を見ていると、なんだか心もきれいになる気がします。自然の力ってすごいなぁと感じました。
夜風に吹かれておしゃべり
星空を満喫した後は、ホテルに戻って旦那さんとリラックスタイム。子どもたちは寝てしまったので、一緒に来た母が部屋で見てくれました。ありがとう。
ホテルのバーでピスコサワーを注文できます。地名にもなっている「ピスコ」は、ぶどうの蒸留酒でチリでよく飲まれるお酒。度数は少し高いですが、ピスコサワーというカクテルにすると飲みやすいので、お酒好きの人はぜひ試してみてください。
訪れたのは2月ですがチリは夏の季節。夜になると冷えるので一枚羽織れるものをもっていくのがおすすめです。カクテル片手に、将来のことを話したり、くだらないことで笑ったりとついつい長く話し過ぎてしまいました。
何もしない時間を大切に
朝食はバイキング形式で用意されます。朝の光がたくさん入ってくる場所でのモーニングはまたおいしい。清潔感もあってゆったりとできる素敵なホテルでした。
自然に囲まれて過ごした1日は、特別なことをしていなくても素敵な時間になりました。旅に出ると見たいもの行きたいところがたくさんあって、スケジュールを詰め込み過ぎてしまうことも。たまには、自然や星空を眺めて、のんびりと何もしないことを大切にする日があってもいいかもしれません。
All photos by Sachiyo Koizume