ライター

慶應義塾大学商学部卒。大学在学中リベラルアーツ教育の米Bryn Mawr Collegeに1年留学し、クリエイティブライティングや美術、演劇など芸術科目を学びました。環境と動物のためにプラントベースな食事を心がけてます。

こんにちは。濱島優里(@yuri_merci22)です。

これを書いている今、世界は新型コロナウイルスによる非常事態の最中にあり、東京でも外出自粛が要請されました。

ソワソワしてしまうのも事実ですが、家にいる時間がある今こそ、自分自身と向き合う機会じゃないかと、私は思うのです。

先日、彼の言葉をツイッターでまとめました。

たくさんの反応をいただいたのは、きっと誰もが丁寧で愛のある暮らしに憧れつつも、日々の忙しさの中で、それを叶えることができないからだと思います。そういう私もまさにその1人。

改めて人生について考えてみると、死が近づいたとき結局思い出すのは愛してくれた人たちとの日々の小さな幸せではないかなぁと思うんです。

そんなことを思いながら振り返っていくのは、彼と行った南フランスの「オーベルジュ」。オーベルジュとは宿泊施設付きのレストランで、フランスの田舎に多くあります。

こだわりとぬくもりを感じたこのオーベルジュは、質素ながら、とても贅沢な気持ちにしてくれました。

フランスの長閑な暮らしには、日々の生活を幸せにするヒントがあるように感じます。後悔することなく、幸せな瞬間を増やしていくにはどうすればいいのだろう。

そんな視点から、南フランスの旅で学んだ3つのことをご紹介します。

①自分のお部屋を美しく、丁寧に。

これは私たちが泊まったお部屋です。

味のあるヴィンテージの家具が、部屋の雰囲気にマッチ。お部屋専用のテラスがあり、窓から出られるようになっています。

こじんまりとしていて心地よく、誰かのお家に迎えてもらったような印象です。

豪華絢爛ではないけれど、丁寧にケアが行き届いた空間。きっとこれは工夫次第で日常に取り入れることができると思いました。

「部屋は心の鏡」とよく言われますが、例えば自分自身をゲストだと思って、お部屋をホテルのように整えてみるのはどうでしょうか。

朝の丁寧なベッドメイキング、
週に一度買ってくるお花、
毎日空にするゴミ箱、
しっとりした高級ティッシュを常備して、
クローゼットには10年先も着たい服を揃える…

暮らしを丁寧にすることは自分を大切にすることであり、それは1日1日を後悔なく過ごすための大きな要素ではないかと思います。

今は自分の部屋を、心を、整える機会だと思いせっせとお掃除しています。

②愛のある食べ物をいただく。ゆっくりと。

みなさんは、食事に時間をかけていますか?

私はゆっくり食べることが苦手です。「仕事ができる人は食べるのが早い」という言葉が心に残っているのか、無意識に急いでしまうんです。

しかしフランスにきて思うのは、本当にみんな食べるのがゆっくり!食事を、会話を、ワインを、とことん楽しんでいます。

写真は古城の一部を利用したオーベルジュの美しいレストラン。夜はロマンチックな雰囲気のなか、たくさんの素敵なご夫婦がお食事をしていました。

フランス語で

“Dis-moi ce que tu manges, je te dirai ce que tu es.”
(あなたが何を食べているか言ってごらん、あなたがどんな人だか当ててみせるから)

という名言があります。

忙しくてコンビニで食事を済ませているとき、色々なことをおざなりにして、どんどん余裕のない性格になってしまいませんか?

毎晩、愛のこもった食べ物を2時間かけながら楽しむことができたなら。食材一つ一つの味を噛みしめることができたなら。

それは幸福度が高く、心豊かな人間になることに、必ずつながると思います。日々、意識しています。

③その瞬間に、しっかり気持ちを向ける。

オーベルジュの外観や周辺をご紹介しながら、最後のお話をしようと思います。

フランスでは有給休暇が5週間以上あり、国民がバカンスを楽しむことで有名ですよね。彼らはしっかり仕事とバカンスを切り分けている印象です。

一方、私は…旅をしていても、仕事が心配でパソコンが手放せなかったり、携帯を触ってしまったり。自分がオフラインの間に何か悪いことが起こってないか、と無駄な心配をする癖があります。

「一緒にいても、頭の中は仕事だらけだね」

大切な人に、寂しそうにそう言われたことがあります。

美しいものをみたり、美味しいものを食べたり、大事な人と過ごしたり。そんな瞬間に、100%集中できていない自分に気がつきました。

今はどれだけデジタルデトックスできているかを、生活の基準の一つにしています。

一瞬一瞬の積み重ねで彩っていく人生だから、その瞬間、本当に大切なことに集中できるようになりたいですね。

あなたにとっての幸せな瞬間は?

幸せに感じることは人によって違うので、まずは「自分にとっての幸せはなにか」を自覚すること。

それだけで日々の質が変わってくるような気がします。

私にとって美しいオーベルジュに泊まることは、幸せについて考える一つのきっかけとなりました。エピソードに合わせて掲載したたくさんの写真は、すべて旅中に撮影したものです。

感受性を豊かにしてくれたこの場所が、誰かの人生のヒントになったら嬉しいです。ご興味がある方はぜひチェックしてみてくださいね。

■詳細情報
・名称:Auberge du Vieux Château
・住所:Place Mirabeau 06530 Cabris, France
・定休日:月曜日、火曜日
・予約サイトURL:https://bit.ly/39uxq1k

All photos by Yuri Hamashima

ライター

慶應義塾大学商学部卒。大学在学中リベラルアーツ教育の米Bryn Mawr Collegeに1年留学し、クリエイティブライティングや美術、演劇など芸術科目を学びました。環境と動物のためにプラントベースな食事を心がけてます。

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