ライター
SATOMI オーロラガイド/南米大好き

初めての海外はオーストラリアへの家族旅行。初めての場所や人、景色や文化に触れる刺激がたまらなく好き!地球上の絶景に自分の足で立つ事、それぞれの場所での人との出会いが日々の活力です。カナディアンロッキーと南米大好き。スペイン語勉強中。現在はオーロラガイドとしてカナダのユーコン準州在住。

私は現在カナダのユーコン準州にて、オーロラツアーをメインに扱う会社で働いています。

以前、日本で勤めていた旅行会社では、同僚はほぼ日本人でしたが、今は環境が大きく変わり、様々なバックグラウンドを持つ同僚に囲まれ、刺激的で毎日学ぶことが多く充実した仕事をしています。

今回は、その中でも国際色豊かな同僚と働いて、「見習いたい!」や「ここが素敵だなぁ」と思ったことを紹介してみたいと思います。いつか海外で働こうと思っている方の参考になれば嬉しいです。

国際色豊かな職場では刺激が多い


photo by Shutterstock

現在の私の職場には、オフィススタッフとガイドを含めて様々な国籍、文化背景を持った仲間で構成されています。

これまで2シーズンほど過ごしましたが、一緒に働いた仲間は、日本・チリ・メキシコ・ドイツ・チェコ・フランス・オーストリア出身など様々な国の人たちでした。

その中でも、約20年以上カナダに住んでいる人、旦那さんがフランス人の人、イタリア人とのハーフ、小さな村で生まれ育った人、大都会出身等々、様々なルーツ、人生のバックグランドを持っている人たちも多くいました。

これだけ色々な人たちに囲まれていると毎日が刺激的で、彼らから学ぶことも多く、とにかく楽しかったです。

最初の頃は、「阿吽の呼吸」が成り立たなかったり、共通の“一般常識”が無いことで、大変な時期もありましたが、断然この環境で働けて幸せだなと思うことの方が多かったです。

「ゲストの名前を絶対覚える」彼らの意識が素敵


photo by Satomi
私が特に感心して、見習いたいと思ったのは、彼らの「ゲストの名前を必ず覚える」という意識の高さです。

当たり前のようにも聴こえますが、1~2日間、しかも4時間程のツアーでしか一緒にならないゲストの名前30人分を覚えるのはなかなか簡単なことではありません。

日中にも別のツアーがある時は、たくさんの来場ゲストの名前で混乱して、私は正直、名前を覚えるのを諦めがちでした。

そんな時にチリ人の同僚から、「南米のカルチャーでは、名前を覚えていないと失礼だよ。名前で呼ぶことで敬意を表す文化がある」と言われて驚きました。

たしかに日本人のゲストからは「ガイドさん」と呼ばれることもある中、他の国のゲストからは100%名前で呼ばれ、名前が分からなければ「ごめん、名前何だっけ?」と確認して下さることがよくありました。

私自身もゲストに名指しで良いフィードバックを貰えることがあり、とても嬉しかったので、この「名前で呼ぶことで敬意を表す」という文化は、個人的に続けていきたいと思うようになりました。

“当たり前”が通用しないからこそ、コミュニケーション力が高い!


photo by Shutterstock
バックグラウンドが豊かなのは、ガイドだけではありません。ゲストも文字通り、カナダ国内・アジア・ヨーロッパ・アフリカ・中南米・オセアニア等々、そして同じ国出身でもバックグラウンドも様々…など、本当に世界各国から来てくださいます。

そんなゲストを相手にしているガイド仲間を見て、「すごいなぁ」と思うのが、そのコミュニケーション能力の高さです。

ライター
SATOMI オーロラガイド/南米大好き

初めての海外はオーストラリアへの家族旅行。初めての場所や人、景色や文化に触れる刺激がたまらなく好き!地球上の絶景に自分の足で立つ事、それぞれの場所での人との出会いが日々の活力です。カナディアンロッキーと南米大好き。スペイン語勉強中。現在はオーロラガイドとしてカナダのユーコン準州在住。

RELATED

関連記事