イギリスの郵便局
ライター
KAWAHATA KANA ワーホリック女子

英語力ゼロからのフィリピン留学。そのまま運と勢いに任せてオーストラリア、カナダ、イギリスの3カ国でワーホリ生活を経験。気づけば海外生活は8年、渡航国数30ヵ国以上。ヨーロッパの魅力にどハマりしたワーキングホリデーホリック、略してワーホリック女子です。 海がすき!旅行が好き!食べるのもお洒落も欠かせない!という欲張りアラサー。 トラベルライターとしてSNSなどを活用して、心ときめくおすすめスポットを紹介しています。

ラベルは手書きではなくオンラインで

photo by shutterstock
2021年1月1日より、国際郵便物を送る場合、差出人の住所や氏名、内容品などの情報を電子化した「通関電子データ」を事前に送信することが義務化されました。

そのため、今まで馴染みのあった手書き伝票ではなく、スマートフォンやパソコンを使用したオンラインラベルを作成する必要があります。

郵便局HP photo by 日本郵便局株式会社公式サイト
特に米国については通関電子データが完全義務化されているため、このデータがない場合は米国側で荷物が返送されてしまいます。

2021年10月1日からは欧州連合(EU)加盟国による通関電子データの要求が強化されるとの発表もあり、手書き伝票を利用して送った国際小包は、遅延や返送のリスクが高くなります。

どの国に送るにも、手書き伝票ではなくオンラインラベルを作成しましょう。

Webラベルを作成する際のアプリとパソコンの違い

郵便方法2 photo by 日本郵便局株式会社公式サイト
続いてはラベルの作成方法です。先ほども説明した通り、オンラインラベルは「スマートフォン」か「パソコン」で作成できます。

ここで注意しておきたいのが、3つ以上の荷物を送る場合は、必ずパソコンからの申請が必要ということ。こちらは郵便局での印刷ができないため、事前に登録し、プリントアウトした伝票を荷物と一緒に郵便局まで持って行きましょう。パソコンの場合は内容物を60個まで記載できます。

携帯用アプリの場合は、伝票の印刷が郵便局でできるので、自宅にプリンターがない方でも簡単に作成できる利点があります。ただし登録できる内容物は3つまでです。

パソコンの場合まずは公式サイトから「マイページ」に登録する必要があります。

内容物記載の注意

メモをとる女性photo by unsplash
ラベルの作成時、内容物が多い場合は、事前に作っていたリストがとても役に立ちます。

すべて英語での入力が必要になるので、英語に抵抗がある方は入力に戸惑わないよう、事前に英語表記を調べておくとスムーズです。

よく使われる英語表現はこちらのページから確認できるので、ぜひ活用してみてください。

EMSラベル1photo by Kana Kawahata
1つずつの内容物を記載するのは根気がいりますが、まとめられるものはなるべくまとめて記載しましょう。筆者はいつもチョコレートやキャンディ、クッキーなどのお菓子類を1つずつ入力せずに「Confectionery」とまとめて記載しています。

受け取り側に関税がかかるかも?伝票作成時の注意点

関税という言葉を聞いたことはありますか?海外から物品を輸入する際にかかる税金のことです。

日本から海外へ荷物を送る場合、荷物は輸入品とされるので「関税」がかかる場合があります。関税は送り元ではなく、送り先の国で発生するため、受取人が関税の支払いをしないと荷物を受け取れないなんて事態を招くことも。せっかくプレゼントで送ったつもりが、相手に多くの支払いを負担させてしまうかもしれません。

EMSラベル003photo by Kana Kawahata
送り先(国)によって基準が変わりますが、関税をかけないようにするために注意したいのが、ラベルの表記方法。一定金額以上の新品未使用のものには関税がかかりますが、「贈り物」や「中古品」には関税がかかりません。

そこでラベルの作成時には必ず「Gift(贈り物)」にチェックを入れる必要があります。さらにラベルの詳細表記には念のため、中古を意味する「Used」や個人使用を意味する「Personal use」の表記をしておくと安心です。

EMS  ラベルphoto by Kana Kawahata
また、ヘアワッククスなどもスプレーでないことをアピールするために「Hair wax (Not spray)」など、詳細を詳しく入力しておくのがおすすめです。こうした小さな表記の違いによって、のちに関税局で調べられるリスクを回避できます。

郵便局に持って行く

郵便局 イギリスphoto by Kana Kawahata

ラベルの作成が終わったら郵便局へ持ち込みましょう。郵便局で支払いを済ませたらおしまいです。

荷物の追跡ができる配送方法を選んだ場合は、オンラインでの追跡が可能です。自分の荷物が今どこにあるのかをすぐに確認できる安心感があるので、筆者はいつも追跡をつけて発送しています。

海外在住者がうれしい日本からの贈り物

photo by Kana Kawahata
ここからは海外に住んでいた1人として、日本から送ってもらってうれしいものをいくつかご紹介したいと思います。

今回は、日本のお菓子や調味料などといったメジャーなものではなく、海外に住んでいたからこその視点でご紹介していくので、家族、お友達、恋人へのちょっとしたプレゼントの参考にしていただければうれしいです。

クオリティの高い日本の食品用ラップフィルム

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今までさまざまな国に滞在をしていた筆者ですが、どの国でもストレスを感じていたのが食品用ラップフィルムです。

もちろん現地でも手に入りますが、海外製のラップはあまり質が良くなく、破けやすかったり、サクッと切れなかったりして、使うたびにストレスを感じていました。日本のラップのクオリティの高さには脱帽です。

日本人の肌に合う基礎化粧品

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海外で販売している基礎化粧品は日本人の肌には合わないことも多く、お気に入りの商品を探すのは一苦労。慣れ親しんだ日本の基礎化粧品は喜ばれること間違いないです。

パックなども日本は種類豊富で比較的安く手に入るものが多いので、ぜひプレゼントに送ってみてあげてください。

自炊をする人にはうれしい、日本製の包丁

photo by shutter stock
海外の包丁は日本と比べて種類も少なく、そもそも包丁を売っている店舗が少ないと感じます。また、手頃な物だと切れ味が悪かったり、切れ味の良いものを選ぼうとすると予算オーバーになったり……。安くて切れ味の良い包丁を探すのは大変なのです。

シェアハウスなどをしていると、大抵の調理器具は住んでいる人で共有して使いますが、包丁は使い方や使う頻度によって切れ味が悪くなるため、「MY包丁」を持っている人も少なくないほどです。自炊をする機会が多い海外生活で、少しでもストレスを少なく過ごすために、日本の包丁は欠かせません。同様にピーラーやおろし器なども喜ばれるかと思います。

プレゼントで気持ちを届けよう

プレゼントをもった女性photo by shutterstock
コロナによる日本帰国時の隔離措置の影響で、日本に里帰りをしたいのになかなか帰国が難しい海外在住者さんがたくさんいるかと思います。

これからクリスマスのシーズン、なかなか日本帰国することのできない大切な人へ、日本から贈り物を届けてみてはいかがでしょうか。

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KAWAHATA KANA ワーホリック女子

英語力ゼロからのフィリピン留学。そのまま運と勢いに任せてオーストラリア、カナダ、イギリスの3カ国でワーホリ生活を経験。気づけば海外生活は8年、渡航国数30ヵ国以上。ヨーロッパの魅力にどハマりしたワーキングホリデーホリック、略してワーホリック女子です。 海がすき!旅行が好き!食べるのもお洒落も欠かせない!という欲張りアラサー。 トラベルライターとしてSNSなどを活用して、心ときめくおすすめスポットを紹介しています。

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