マレー系、中国系、インド系、さらに多数の民族で構成される多民族国家であり、様々な価値観の旅ができる&受け入れてくれるマレーシア。
マレーシアといえば、ランドマークのツインタワーがある大都会・クアラルンプールでの滞在を思い浮かべる人も多いでしょう。
Photo By マレーシア政府観光局
でも、マレーシアには、クアラルンプール以外にも魅力的な場所が溢れているんです。
もちろん、数日の短期滞在でも存分に楽しめる旅先ですが、マレーシアが持つ多様な魅力を体感するためには、もっと違う形の旅もあっていいはず……!
この記事では、魅力と学びあふれるマレーシア各地で、ロングステイやワーケーションをする旅の形をご提案します。
マレーシアは、ロングステイ希望先14年連続第一位!
日本人のロングステイ希望先、どこが人気か知っていますか?
じつは、ロングステイ財団が発表した2019年版の「ロングステイに関する意識調査」では、14年連続でマレーシアが第一位なんです。
Photo By マレーシア政府観光局
常夏の気温、安定した治安、親日的、多民族が尊重し合い居心地がよい社会、日本人の口に合う食事がいただける国である上に、日本との時差は1時間しかないので、連絡が取りやすいしリモートワークのミーティング時間の調整がしやすい!
ロングステイ時に無視できない物価も、飲料水は1本約40円、屋台での食事は1食約150円〜300円と、お財布にやさしい価格帯。
これらの生活面での利便性はもちろん、日本からの直行便が多く、玄関口のクアラルンプールまでは片道約8時間で到着できる点や、すでに長期滞在を実施している日本人が多く、いざとなったら彼らを頼ることができる、また先輩方が発信している情報が検索しやすい……などのプラスアルファの安心感も好まれ、人気の旅先であるハワイやタイよりも、マレーシアに長く滞在したい人が多いのです(あのガクトも自宅をマレーシアのクアラルンプールに置いているんだとか)。
初めての海外生活をまずは短期で体験してみたいときや、中長期のワーケーションに、もってこいの国といえるでしょう。
ロングステイだからこそ体験できる、マレーシアの魅力を巡る旅
そんなロングステイにうってつけのマレーシアは、日本国籍を所有する人なら、パスポートを所有しているだけ=ビザを特別に取得しなくても、90日間まで滞在することが可能です。
マレーシアは、日本の9割ほどの広さの国土を持ち、クアラルンプールが位置するマレー半島と、海を隔てたネイチャーアイランド・ボルネオ島の一部から成り立ちます。
Photo By GoogleMap
長期滞在が可能な上、国土がこんなに広く、多様な魅力を各地が秘めているマレーシア。一部だけを訪れて、すぐ別の国に移動してしまうなんて、もったいない気持ちになってきませんか……?
以下では、マレーシアのロングステイやワーケーションで、ぜひ訪れてみてほしい場所をいくつか紹介します!
クアラルンプール
Photo By マレーシア政府観光局
まずは王道、一度は訪れたいクアラルンプールの魅力について改めて。
クアラルンプールは、近代的な街並みとイギリス時代の美しい歴史的建造物が立ち並ぶ下町のコントラストが美しい、マレーシアの首都です。
すでに記載した通り、日本からの交通の玄関口であり、各都市への移動が容易で、宿泊施設やアクティビティなども充実しているので、長く滞在する上での利便性は◎!
以下記事で紹介した、マレーシア国内に様々存在するモスク見学やイスラム文化体験も、容易に実現しやすい都市といえるので、初めてマレーシアを訪れるならぜひ訪れてほしい場所です。
・参考:モスクって?イスラムって?日本から一番近いイスラム圏・マレーシアで多様性に触れ、考える
Photo By マレーシア政府観光局
グルメはもちろん、随一の繁華街「ブキ・ビンタン」エリアや、歴史的建物、古い街並みが残る「ムルデカ広場」周辺があるほか、「バティック」と呼ばれる伝統的なろうけつ染め体験や本格的なジャングルを体験できる「ジャングルトレッキング」などのアクティビティも楽しめます。
Photo By PARKROYAL Serviced Suites Kuala Lumpur
Photo By The Majestic Hotel Kuala Lumpur
もちろん、キッチン付きホテルやコワーキングスペースもあるので、しっかり仕事も捗ります。仕事や慣れない海外暮らしの癒しには、スパもオススメですよ。
ペナン島
Photo By Gnta
お次は、クアラルンプール から飛行機で約1時間、または電車やバスでも容易に移動できる、アートが楽しめるかわいらしい島・ペナンです。
島の中心部には、世界遺産・ジョージタウンが、北部にはビーチエリアが広がっています。ジョージタウンとビーチエリアの移動時間はわずか30分!わずかな移動でも雰囲気がガラリと変わるペナン島では、シティと海を一度に堪能できちゃいます。
Photo By Penang Global Tourism
マリンアクティビティやレジャー施設などリゾートを感じさせるアクティビティもあれば、コワーキングスペースもあるので、シチュエーションに合わせてさまざまな楽しみ方ができるのがペナン島の魅力のひとつです。
Photo By Penang Global Tourism
ボルネオ島・サバ州
最後は、クアラルンプールから飛行機で約2時間半ほどでたどり着く、熱帯雨林の豊かな自然に恵まれたアイランド・リゾート、ボルネオ島のサバ州をご紹介。
ボルネオ島自体は、マレーシア、インドネシア、ブルネイの3カ国の領土で、世界で3番目に大きな島とされている場所です。
Photo By マレーシア政府観光局
サバ州は、オランウータンの保護区で有名な「セピロック・オランウータン・リハビリテーション・センター」やツバメの巣が採取される「ゴマントン洞窟」、夕日の美しさで有名な「タンジュン・アル・ビーチ」など動物や自然にまつわる見どころがたくさん。
青い海でのシュノーケルやダイビングなど、マリンスポーツをはじめ、エコツアーやサステイナブルツアーの参加や、ボルネオの先住民族の文化と伝統に触れるプランへの参加なども可能で、他のマレーシアのエリアとはまた違った魅力に出会いやすい大自然の島といえるでしょう。
Photo By Sabah Tourism Board
Photo By マレーシア政府観光局
もちろん、州都の街では、おしゃれなレストランやローカルマーケットでのショッピングも満喫できるので、その点もご期待ください。
多様なマレーシアの魅力を感じられる場所は、まだまだ他にも!
今回は例として3カ所を挙げましたが、マレーシアで訪れたい場所は枚挙にいとまがありません。さらに、さまざまな文化背景を持つ多様なマレーシアの人々が暮らす姿が、それぞれのエリアごとの景色に彩りを添え、また違った表情を見せ続けてくれます。
ランカウイ島のナイトマーケット(Photo By マレーシア政府観光局)
それぞれの場所で、ホテルやAirbnb個室、Wi-Fiや電源などワーケーションのための設備が整ったカフェやコワーキングスペース、シェアオフィスのドロップインや、シェア別荘の一室のレンタルなど、中長期大罪を希望する人向けの仕組みが整っているため、希望に沿った形でのロングステイやワーケーションの実施が可能です。
旅の旨みを存分に感じながら、マレーシアでの暮らしや仕事を一緒に楽しみ、また現地の文化や自然の魅力に触れて学び、持ち帰るという、新しい旅の形がマレーシア国内の随所で実施できるでしょう。
キャメロン高原の茶畑(Photo By マレーシア政府観光局)
複数都市を転々と旅して、マレーシアの多様な表情を体感するなど、旅の形がパーソナライズできる国がマレーシア。だからこそ、コロナ後の旅先として、マレーシアに注目が集まっているんですね。
新しいマレーシアの旅計画を始めよう
これからの春の季節、花粉症から逃れて南国に行きたい……と考えているTABIPPO.NETの読者も多いはず。マレーシア中長期滞在、大いにあり、です!
さあ、あなたはどのエリアでロングステイ・ワーケーションしますか?
追記:ランカウイ島への入国が可能になりました!
Photo By マレーシア政府観光局
2021年11月15日より、観光目的でのランカウイ島訪問が開始されています。
対象者は、ワクチン接種済であること(18歳以下の場合は親または保護者がワクチン接種済みであること)。ランカウイ島での滞在は、最低3日間(到着後7日間はランカウイ以外へは移動不可)、旅行代理店を通じての手配が必須など、渡航前に確認すべき点がいくつかあるため、旅行計画時はぜひ詳細の確認を!
もっとマレーシアのことを知りたい方は、こちらも合わせてチェック!
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