ライター

写真家、音楽レーベル「color: transparent;」代表。企画制作、映像プロデュース。 高橋慶基 OFFICIAL WEB SITE http://yoshikiphoto.com/

BEST2:荒木遊歩道


遊歩道といえども植物によるアーチが永遠と続く道です。テンノウメ・ハマボウなど背丈の低い植物から、ガジュマルやアダンなどの植物群落になっています。ちなみに国の指定天然記念物にも指定されているので訪れた際には思い出してみて下さい。


アーチを抜けると、隆起サンゴ礁の岩場や奄美大島を望む景色が広がっています。



この日は残念ながら、クジラには出会えなかったのですが。ビーチの美しさとはまた違う素敵な景観に胸が打たれました。

BEST1:グローリーファーム


堂々の喜界島 BEST1はグローリーファームです。

このグローリーファームには牛が70頭、そして世界にただ1頭の喜界馬(正確にはトカラウマ)のグラッシーが住んでいます。そんな希少な馬を撫でられたことを、とても嬉しく思います。



とても美しい瞳。背中にも乗せてもらいました。重かったのか、その後腕を噛まれたのは内緒です。(約2週間たった今でもアザが……笑)

最高にのどかなグローリーファームも最高なのですが、向かうまでの道なりにも紹介したいポイントが沢山ありました。


喜界島の真っ直ぐな道は、「シュガーロード」と呼ばれています。左右がサトウキビ畑なんです。


高台から見下ろした、喜界島。広がる陸地は元々は全部海で、サンゴ礁が隆起してできているなんて信じられません。


他にも魔女の木と呼ばれる木(誰がつけたのかは謎だそうです)


刈り取ったばかりのさとうきび畑。



どこかノスタルジーを感じさせる喜界島。今回は弾丸ツアーだったので、次回はもっとゆっくり喜界島のことを知りたいと思うほどでした。

それにしてもこの村で出会う人が皆、あたたかく優しかった。

美しいエメラルドグリーンを魅せる、サンゴ礁のリーフに囲まれた島「与論島」


3日目は日本で一番美しい海があると聞いていた、与論島へ。

更に、この旅の中でも特に期待していた「グラスボート」のアクティビティもあるとなっては、前日から興奮してなかなか寝付けませんでした。

お世話になった奄美大島ともいよいよお別れの時間。

眠たい目をこすりながら奄美空港からフライト、鹿児島で乗り継いで遂に与論島へ降り立ちます。


……いえ、待って下さい。降り立つ前から大興奮です。

飛行機の小さい窓から見える与論島は、この世のものとは思えないほどに美しいエメラルドグリーンを纏っていました。

与論島に降り立ち、多金久海岸を目指します。


ビーチに着いた僕は、あまりにも美しすぎる世界に言葉を失くしました。

エメラルドグリーンの海は、まるで宝石箱をひっくり返したように光が乱反射していました。こんなにも美しい海を見たことがない私は、ここは日本だったっけ…?と思わずつぶやいてしまいました。

この海岸から、写真に写っているグラスボートでこの沖へと進んでいくのですが、じつは沖合約1.5kmの場所に春から秋にかけての大潮から中潮の干潮時にだけ姿を現す「百合ヶ浜」という幻のビーチがあるのです。普段は海に沈んでいる百合ヶ浜の噂を聞いた時から、ずっと行くのが夢でした。

しかし、前日は姿を現さなかったようで、船長さんが「今日も百合ヶ浜はだめかもしれません……」と言うものだから落胆。それでも、広がる海の美しさは私の心をどこまでも癒やしてくれます。


ウミガメも優雅に泳いでいます。


自然の美しさに、百合ヶ浜のことはすっかり忘れてしまっていましたが、神は私を見放さなかったのです。前方に奇跡の浜「百合ヶ浜」が姿を現しました。


浜に上陸するにはSUPなどで行くしかない。と船長さんに言われましたが、いても立ってもいれない私は、船から飛び降りてびしょ濡れになりながら浜に上陸しました。


Iphoneでもパシャリ。

百合ヶ浜で美しさを堪能し、天使に出会った後、浜辺に戻ります。


浜辺で波の音を聴いていると、信じられない程に心穏やかになっていきます。

全てをスロウに感じさせる時の流れに入り込み、自分と向き合うことで身も心もリフレッシュすることができました。また、それと同時に心にオアシスも作ることがいかに大切かを世論島に教わった気がします。

海の美しさに魅せられ、その他のビーチも巡ってきました。

パラダイスビーチ

プライベートビーチのように美しく、ブランコもインスタポイントとしてGOODでした!


トゥマイビーチ


龍の住む浜と言われており、パワースポットです。

11時〜15時の間が一番パワーを貰えるとのことで、私も全力チャージしてきました!

ウドノスビーチ


とても印象的な場所でした。海の美しさは勿論、奥に入っていくと南国のような場所も。
永遠に”ここにいたい”と思ってしまいました。



このツアーは、自分にとって最高のリトリート体験になりました。

毒素が全て抜け、清らかな心を取り戻せた感じとでもいいましょうか。



最後のフライト…本当に帰りたくありませんでした。

「帰っても明日、戻りたい。美しい奄美群島の旅」

初めて訪れた奄美群島は、独自の文化や豊かな自然、そして美味しい食べ物が魅力の地でした。特に、島の海で採れる新鮮な魚介類や、地元の野菜を使った料理は絶品でした。

鶏飯
あおさが入ったそば
味噌ダレのお刺し身
また、絶景ポイントを巡るドライブ・マリンアクティビティも豊富で、3泊4日では全く足りないくらい楽しめました。中でも、奄美群島奄美群島でしか観られない動植物に出会えた感動は一生忘れられない思い出となりました。

奄美群島独自の文化である島唄や踊りも、地元の人たちの優しさと共に感じることができました。このような魅力的な要素が詰まった奄美群島は、一度行ったらまた行きたくなる素晴らしい場所でした。

この旅で訪れた三島「奄美大島」「喜界島」「与論島」は三者三様でそれぞれの島に特色がありました。

自然に守られ、進化した独自の生き物や、琉球王国から伝わる島唄の文化に触れたいときは「奄美大島」へ。


ノスタルジックな雰囲気が漂う、日本一美しい村で、人々の温かさや優しさに触れたいときは「喜界島」へ。




兎にも角にも与論ブルーと呼ばれる海の美しさや、ギリシャ風の異国情緒溢れる景観を感じたいのであれば「与論島」へ。



どうしても時間が限られている方は上記を参考にピンポイントで島を訪れてみるのも良いかもしれません。

この3泊4日の旅は「都会の喧騒に息の仕方を忘れた私」にとって、人間味を取り戻せたかけがえのない旅となりました。

このレポートを通じて、奄美群島へ行きたいという気持ちが芽生えたのなら、それは間違いありません。

心の感動と休息を感じにぜひ奄美群島へ旅に出てみてはいかがでしょうか?

All photos by Yoshiki Takahashi

ライター

写真家、音楽レーベル「color: transparent;」代表。企画制作、映像プロデュース。 高橋慶基 OFFICIAL WEB SITE http://yoshikiphoto.com/

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