冬の醍醐味!クリスマスマーケット
この時期のザルツブルクの見どころと言えば、やはりクリスマスマーケット。毎年11月中旬から年明けにかけて、街のいたる場所で大小さまざまなマーケットが開催されています。
なかでもザルツブルク大聖堂の目の前に位置する「レジデンツ広場(Residenzplatz)」で開催される大規模なクリスマスマーケットは、冬のザルツブルクを観光する上で1番の見どころ言っても過言ではありません。
今年の開催は2023年11月23日~2024年1月1日。100の木造シャレーや、手作りのギフト、工芸品、装飾品、おいしい食べ物がずらりと並び、地元の方や観光客で賑わいます。
クリスマスマーケットが本格的に活気に包まれるのは、夕方以降のイルミネーションが始まった頃。
筆者の訪れた12月下旬は、1日中雪が降り続けていましたが、シンシンと降り積もる雪のなか輝く煌びやかなイルミネーションは、この期間にしか見ることのできない幻想的な光景。立ち並ぶバロック建築の建物に、遠くにそびえる雄大な雪山が映えます。
どこも道幅が狭いので、ちょっとした雨や雪では傘をさしている人はほとんどいませんでした。帽子やフードを傘代わりにしてマーケットを楽しむ人の姿が多かったので、防寒対策の意味も込めて、帽子を持参しておくと安心です。
クリスマスマーケットの営業時間は日によって異なるため、訪れたい日にちの営業時間を事前に公式サイトで確認をしておくことをおすすめします。とくに、クリスマスイブやクリスマス当日、翌日のボクシングでは営業時間が短くなるので注意が必要です。
・名称:Residenzplatz
・住所:Residenzpl. 4, 5020 Salzburg
・地図:
・アクセス:バス停「Mozartsteg駅」から徒歩3分
・営業時間:月曜日〜木曜日10時〜20時30分、金曜日21時、土曜日9時〜21時、日曜日9時〜20時30分
・定休日:下記公式サイトにて要確認
・料金:入場無料
・所要時間:30分〜
・オススメの時期:12月
・公式サイトURL:https://www.salzburg.info/en/salzburg/advent/salzburg-christmas-market
オーストリアの郷土料理に舌鼓
オーストリアの伝統料理を味わうのにおすすめなのがここ、「Strobl-Stüberl」。夫婦で切り盛りをしているアットホームなレストランで、観光客はもちろん、地元の方からも愛される人気店です。
オーストリアに来たからには、ぜひ1度は食べたい「シュニッツェル」や「グラーシュ」など、オーストリア定番の郷土料理を楽しめます。
なかでも筆者のおすすめは「カイザーシュマーレン」と呼ばれる名物デザート。一口サイズのパンケーキのようなもので、シンプルで甘すぎず、満腹でもついつい食べ過ぎてしまう、おいしさです。
・名称:Strobl-Stüberl
・住所:Rainerstraße 11, 5020 Salzburg
・地図:
・アクセス:「Salzburg駅」から徒歩約10分
・営業時間:16時~2時
・定休日:日曜日
・電話番号:+4369918173207
・所要時間:1時間〜
・オススメの時期:年中
・公式サイトURL:https://www.salzburg.info/de/reiseinfos/salzburg-a-z/strobl-stueberl_az_6214
オーストリアの首都、ウィーンに移動
夜までザルツブルクの街を楽しんだら、翌朝は電車でオーストリアの首都、ウィーンに向かいます。主要駅である「Salzburg駅」から、ウィーンの玄関口である「Central駅」までは電車で約2時間30分。
乗り換えもなく、電車1本で到着するので、モーニングコーヒーを飲みながら雪景色を眺めていると、あっというまに到着します。
冬こそ旅したいオーストリアへ
冬に旅するからこその魅力がたくさん詰まっているザルツブルク。小さな街なのでお昼過ぎから街歩きを始めても、十分に観光スポットを押さえながらのんびりと観光することができました。
旅はオーストリアの首都、ウィーンへと続きます。次の記事では、ザルツブルクからウィーンへ移動した後の様子をご紹介していきますので、ぜひあわせてご覧くださいね。
All photos by Kana Kawahata
冬に旅するオーストリア。ザルツブルクとウィーンで過ごすクリスマス【後編】