ライター
山ちゃん マイナーな旅先を綴る現役ホテルマンライター

ガイドブックには載らない、小さくても心に残る旅先の魅力を発信するトラベルライター兼取材ライター。現役ホテルマンとして地域と旅に関わりながら、「日本一周」と「自分で宿をつくること」を目標に活動中です。 人や土地との出会いを大切にしながら、遊ぶように働くことをモットーに。

旅をテーマに学ぶ「あたらしい旅の学校・POOLO」は、旅と人生をつなぐ大人の学びをコンセプトとしたオンラインスクールです。

POOLO JOB 公式サイト

全4コースある中で、POOLO JOBは、旅を仕事にする「最初の一歩」を踏み出す3ヶ月のコース。実際に旅を仕事にするトラベルクリエイター講師による講義や、プロの編集者による添削を受けながら課題をこなし、読者に「伝わる」ための記事を企画・執筆・取材します。
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今回は、POOLO JOB6期生として参加していたなぎさんに、インタビューを行いました。

旅先で出会った個性という名のはなびらを、Instagramで発信しているなぎさん
現在はDIYした軽バンで日本一周しながら、旅先で出会った旅人や地域のキラリと光る人、訪れたお店などを発信するなぎさん。桜梅桃李( おうばいとうり)という座右の銘を掲げながら、出会った人の個性を花にたとえ、取材を通してそれぞれの花を表現していらっしゃいます。

そんななぎさんが日本一周に興味を持ったきっかけや、発信を学ぶために入ったPOOLO JOBでの学びについてお伺いしました。

これから続く日本一周を共にすることになる、お手製キャンピングカー(作成中)

「さまざまな考えを持った人に出会う」日本一周を有意義にするためにPOOLO JOBへ

ーー現在日本一周中とのことですが、何をきっかけに興味を持たれたのですか?

まず、大学生のときに、日本酒が好きだったので「日本全国の酒蔵を巡る旅をしたい!」と思ったことにさかのぼります。冗談みたいな本気の夢で(笑)

あとは、大学4年生のときに一人旅で訪れた、静岡県河津町での出来事も大きなきっかけとなりました。そこで出会った居酒屋の店主さんとの会話や、その後の「突然の知らせ」が日本一周に出る動機になっています。

灯る河津桜を見たあと、出会いの余韻に浸りながら、夜行バスで帰路につく
当時の私は就職先が決まっておらず、やりたいことも特になかったんです。

同級生のほとんどが就職するのに、私だけ将来が定まっていない不安を打ち明けると、店主さんは「就職することがすべてじゃないよ。旅がしたいんだったらとことんしたらいい。私も若いころはね…」と肯定してくれて。

店主さんも旅好きで、料理を学ぶために現地の人との出会いを大切にしていたそう。そんなお話は、当時の私にとって大きな自信になりました。

しかし2年後のある日、その店主さんが亡くなられたことをSNSで知りました。自分を後押ししてくれる素敵な存在だったのに、もう二度と会えない…。

すごく寂しくて、この出来事がきっかけで、「会えるうちに、色々なところで、さまざまな考えを持った人に出会いたい」という思いが強くなり、日本一周を決めたんです。


ーーさまざまな考えを持った人に出会いたい。この想いは以前からあったのでしょうか?

そうですね。もともとは、高校を中退し通信制高校に編入したことで、自分や周りの人の個性をもっと知りたいと思ったところから始まります。

中退するまでの私は、先生や親の期待に応えるために勉強を頑張り進路を選んできました。けれども、編入することで「自分が本当にやりたいこと」や「個性」を大切にすべきだということに気がついたんです。

すると、一人ひとりが心の中で本当はどんなことを思っているんだろう、と相手の個性にも興味を持ち始めるようになりました。

そんな探究心から色々な人に話しかけるようになって以来、桜梅桃李(おうばいとうり)という言葉を大切にしています。これは、それぞれの花が美しく咲くのと同じように、人それぞれの美しい個性を大切にしていきたいという意味です。

桜が大好きな、なぎさんの座右の銘
ーーそんななぎさんが、POOLO JOBに入りたいと思った理由を聞かせてください。

日本一周をより有意義にするためです。

私自身は、大学卒業後は大学院まで進学し、修了後は3年間公務員として働きました。職場環境はとても良く、学びも多かったので、正直退職してまで新たなことに挑戦する理由はなかったんです。

けれど、30歳という節目の年齢であることや、「居心地の良い空間に居続けるのではなく、前から行きたかった日本一周に出るのは今だ!」という強い気持ちがあり、直感で退職を決断しました。

そして、せっかく日本一周するのだから、旅をしながら記録を残し発信もしたいと思い、総合的なスキルを学べるPOOLO JOBに参加しました。

公務員時代、イベントに出演した時の様子

「人を書く」。自分の好きが明確になった3ヶ月間は仲間の存在にも支えられた

ーー受講期間中、印象に残っていることを教えてください。

チームメンバーとの交流ですね。POOLO JOBは3~4人で1チームとなり、課題の進捗を確認したり、悩み相談などの交流の場が設けられますが、仲間の存在に助けられました。

私のチームでは、メンバー同士で記事のフィードバックをしあいました。

たまたま同じチームにライターの方がいて、最初は改善点の助言をもらうことが多く悩んでいました。けれども、3ヶ月経過したころには「記事がどんどん良くなっているね。書いてあるところに行きたくなった!」と言ってくれて。嬉しくて思わず泣いてしまいました。

チームミーティングはお互い意見が言いやすく、肯定し合える環境
ほかにも、「もっと自信持って!」と励ましてもらえたり、同じテーマで執筆している同期の良いところを参考にしたりと、仲間の存在はより良い記事を書く原動力になりました。

ーー山のような課題にはどのように工夫して取り組んでいましたか?

正直言うと、私用も重なり締め切りまでに課題が仕上げられないこともありました。でも、「期限に少し遅れても、とにかく完成を目指して出し切る」という自分なりの目標を掲げて取り組みました。

プロの編集者さんに添削してもらう課題や、取材相手がいる課題などは、絶対に期限内に完成するよう優先順位を付けることで継続しました。

POOLO JOBは、書き方やテクニックを教わった後に課題が与えられるので、課題に対して「絶対に成し遂げる!」という思いが強い私にとっては、最適な環境でしたね。

ライティングの課題をすべて達成したことでもらえた表彰状
課題はハードでしたが、同期がいるからこそ私も頑張ろうと思え、楽しく3ヶ月間取り組めました。

日本一周中にその同期たちと再会するのがとても楽しみです。全員に会おうと思っています(笑)

ーーさまざまな課題に取り組む中で、好きなことは見つかりましたか?

取材をもとにインタビュー記事を執筆することです。

インタビューをすると、取材を受けてくださった方の人間性や経験に惹かれて、もれなく取材相手のファンになってしまうんですよ。その感覚に魅了されました。

人と人との関わりが希薄化している現代だからこそ、人を目の前にして、価値観や人間性に触れられる時間が、私はとても好きなんです。


自分ひとりの考え方では限界がありますが、人と話すことで視野が広がったり、それがきっかけで自分のやりたいことに気付けたりしますからね。だからこそ、そうした価値観や人生経験を記事として残していきたいと思うようになりました。

取材相手からは、「記事にしてもらったことで自分の想いが整理されてスッキリした」と言ってもらえることもあり、やりがいを感じました。

ただ訪れた場所を紹介するのではなく、取材を通して「人を書くこと」に楽しさを感じ、自身の「好き」が明確になった3ヶ月でした。

気になるあの人を訪ねて日本一周。個人プロジェクト×Webライターを両立しながら

ーー現在の活動を教えてください。

日本一周をしながら、旅先で「おてつたび」や「SAGOJO」を活用して働いたり、個人プロジェクトをいくつか行っています。

例えばInstagramでは、「旅のはなびら便り」と題して、旅先で出会った人の個性をはなびらに例えて花を咲かせる(=コンテンツ化して発信する)活動をしています。

noteでは、旅先で惹きつけられた人や宿、グルメを紹介するマガジンを制作しています。これらの記事は、お店の方と話したからこそコンテンツ化できているものが多くて。私の大好きな「人と話すこと」と、受講中に学んだ「取材スキル」が掛け合わさっています。

あと、Webメディアで記事執筆もしています。SEO要素も必要なのですが、取材せずに記事を書くことは現在勉強中です。そのため、仕事を通じてライティングスキルを上げることも意識して、個人のプロジェクトと共にバランスよく取り組んでいます。

旅先ではホテルなどでアルバイトもしながら日本一周を続ける

ーー3か月間の学びは、現在に活きていますか?

はい。特にインタビュー記事を執筆するときに、学んだスキルが活かされています。

受講中、プロの編集者さんに課題を添削してもらったときに「なぎさんの記事は、カジュアルで読みやすい反面、相手が軽い人間に見えてしまいかねないので、表現を工夫していきましょう!」というフィードバックをいただいたことがあります。

ライティングスキルだけではなく、取材相手への尊敬を文章でどう表現するか。そんな「人を書く姿勢」についても大きな学びがあり、卒業後も執筆する際は常に意識しています。

受講期間中の講義の様子

直感、タイミング、ご縁を大切に「呼ばれた場所」へ

ーー今後の予定を聞かせてください。

2~3年は、日本一周を続ける予定です。いつどこに行くかは決めていません。

関東に会いたい人がいるからとか、九州で惹かれる仕事があるからとか。そのときに「呼ばれた場所」へ行きながら、いびつな日本一周地図を描いていきたいです。

理想を語ると、今楽しんで行っている活動が、執筆や取材の仕事につながれば嬉しいですね。

日本一周後のことは、ご縁やタイミング、そのときの想いを大切にしたいので何とも言えません。

今ぼんやりと思い描いている将来のイメージとしては、カフェやスナックなど一つの場所に拠点を置き、人生経験を語り合える空間を作るのも素敵だと思っています。

日本一周中。湘南平にて。
ーー最後に、POOLO JOBへの参加を迷っている方に向けてメッセージをお願いします。

3ヶ月の受講期間はあっという間です。短い期間に多くの課題に取り組むので、「自分はこれが好きかも!」ということを何かひとつでも見つけられると思います。

参加者はみんなさまざまな目標がありますが、旅という共通の趣味を持っているので、同期とたくさん語って、今後の自分が進むべき方向も見えてくるはず。

課題も交流もとにかく楽しんで、自分のものになることを願っています。

インタビュー中、「とにかく楽しむ」という言葉を何度も口にしていたなぎさん

編集後記

日本一周に出る理由は、とにかく楽しそうだから。旅行中に取材をするのは、人と話すのが好きだから。

なぎさんにお話しを伺うことで、何かを始めるために、確かな理由がなくても一歩踏み出しても良いのだということに気が付きました。

そうやって、自分の好きや惹かれる感覚を掛け合わせて生きているなぎさんだからこそ、人とのご縁を自然と引き寄せているのだと思います。

そこに、POOLO JOBで培った発信力、取材力や継続力を加えることで、旅しながら働くライフスタイルを叶えていく。その先に何が待っているかは、日本一周中に出会う人たちがヒントを与えてくれるのかもしれません。

いずれにしても、人と話すことで個性を発信していくなぎさんのスタイルは、今後も続くことでしょう。

形にはなっていないけど、「旅にまつわる好き」がある人は、POOLO JOBでの3ヶ月間が「自分の好きを言葉にする時間」になるのかもしれません。

POOLOとは?


POOLOは、「旅と人生をつなぐ、大人の学校」がコンセプトの、TABIPPOCODOLIが共同運営する、旅をテーマに学ぶオンラインスクールです。

POOLO公式サイト

現在4コースあるPOOLOですが、POOLO JOBは、旅を仕事にする「最初の一歩」を踏み出す3ヶ月のコース。

トラベルクリエイター講師による講義や、プロの編集者による添削を受けながら課題をこなし、読者に「伝わる」ための記事を企画・執筆・取材します。

旅の経験を自分だけの感想で終わらせず、人の心を動かす構成や言語化力、書く力を身につけながら、仕事につながるSNSも設計。

30-50名の仲間とともに取り組み続けるあたらしいコミュニティです。詳しい情報が知りたい方は、公式LINEをご登録ください。

POOLO JOB 公式LINE

All photos by nagi

ライター
山ちゃん マイナーな旅先を綴る現役ホテルマンライター

ガイドブックには載らない、小さくても心に残る旅先の魅力を発信するトラベルライター兼取材ライター。現役ホテルマンとして地域と旅に関わりながら、「日本一周」と「自分で宿をつくること」を目標に活動中です。 人や土地との出会いを大切にしながら、遊ぶように働くことをモットーに。

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