21世紀。科学と機械が世界を支配する現代。
人は地球上ならどこにでも簡単にいけるようになりました。地球の裏側だって1日もあれば行けてしまいますし、海外への日帰り旅行もできるようになりました。
そんな状況だと、なんとなく「地球上どこでもいけちゃうんじゃないか?」なんて考えてしまうほど便利な世の中です。
でも、そんな21世紀の現代にも実はまだ「ほとんど誰も足を踏み入れた事の無い場所」が存在するのです。今回は、世界に存在するほとんど誰も行ったことが無い場所を紹介します。
梅里雪山
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梅里雪山は、中国の雲南省にある連山のことで、いまだに誰も登頂に成功していない山です。
この山には、1900年代前半から何度も世界中の登山隊が登頂に挑みましたが、どの国のチームもことごとく敗退。21世紀の今でもその頂上に登った人はいません。
現地で信仰されているチベット仏教の聖地でもあることから、登頂許可が出にくいことも未踏の地である理由の一つです。
カイラス山
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カイラス山も前述した梅里雪山と同じく、チベット仏教の聖地ですが、カイラス山に登頂許可がおりたことは過去まったくありません。
そのため、現在まで確実に未踏の地であることがわかります。山の近所に行くことですら許可がおりにくく、その姿を見れただけでもかなりラッキーと言った感じ。
一人の僧侶が登頂に成功したという伝説が残っていますが、今では確かめようもありません。
北センチネル島
インド洋に浮かぶ小さな島、北センチネル島は正確には多くの人が住む有人島であり、未踏の地ではありません。
ただ、この島に入って生きて出た人は全くおりません。上陸すなわち死とでもいうべきこの島に住む人々は、外界の文化を完全に拒否。近づくものには大量の矢を飛ばします。
少なくとも、現地民以外は絶対に上陸できません。上陸できたとしても待っている結果は…いうまでもありません。
八幡の藪知らず
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八幡の藪知らずは千葉県市川市にある小さな森です。この森は古くから「禁足地」として知られ、決して入ってはいけない場所として管理されてきました。森の周りには柵が張り巡らされ、中には入れないようになっています。
しかし、この藪知らずはなぜ禁足地になったのでしょうか?
実は…わからないのです。古くから決して入ってはならないと定められてはいるものの、その理由はとてもあいまい。誰かの墓だからだとか、一度入ったら出てこられないからだとか…。
なんにせよ、無理やり入るべきところではないことは確かです。
キュンガリ
キュンガリは中国とネパールの国境付近のヒマラヤ山脈に存在し、ネパール政府が作った「未踏峰リスト」に掲載されている山です。
実は、この山はこれ以上説明のしようがありません。というのも、地元の人たちですらほとんど知らない山だからです。
どんな山なのか、インターネットを駆使して調べても情報がほとんど得られない、謎の山です。
ギアナ高地
ギアナ高地は、ベネズエラにあるジャングル地帯の総称です。
「ギアナ高地」と大きくまとめてしまえば、きっとたくさんの旅人が足を踏み入れてると思います。
しかし、実は旅人が足を踏み入れられるのは、観光用に整備されたごくわずかなルートのみ。
ギアナ高地の面積のほとんどは、歩いて探索するには危険すぎて(断崖絶壁など)ヘリコプターによる探索しかできないのです。そんな環境であるため、ギアナ高地は「地球最後の秘境」と呼ばれることもあります。
まとめ
世界の未踏の地は、今回紹介した梅里雪山のようにひたすら行くのが難しい場所、カイラス山や八幡の藪知らずのように宗教や言い伝えなどによっては入れない場所、北センチネル島のように入ることを拒否される場所の三パターンがあります。
少なくとも、そのどれもに好奇心が強く刺激されるのですが、どれも無理やり足を運ぶには危険が伴いますので…