ライター
とぐちみか フリーライター

2017年3月までTABIPPOインターンとしてメディア事業部のライター/編集者、その後プロダクト事業部ではPR/制作を担当。生活史、人類学、路面電車、古道具、犬、旅、犬をこよなく愛してます。

旅の中で最も出費がかさむ、宿泊代。できるだけ抑えたいバックパッカーに必見のホテルが、川崎に2015年9月にオープンした「ON THE MARKS」。

バックパッカーが泊まれるホテルの概念を覆すほどコストパフォーマンスが最高らしい!との情報が舞い込んできたので、早速調べてまいりました(2015/09に訪問)。

羽田空港から15分、横浜・品川駅からは約8分という好立地。羽田空港に発着する国際線が続々と就航している今、覚えておきたい超穴場ホテルです!

 

外国人旅行者にも大人気!まるでカフェのような空間

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多くの人で賑わう川崎駅から、歩くこと約6分。地図から目を離してみると「ON THE MARKS」という大きな看板を発見!

カプセルホテルと同じ価格のホテルだとは思えないほどお洒落なファサード。

ちなみに、「ON THE MARKS」という名前には、「旅の拠点として、お気に入りの街に印(Mark)をつけるきっかけの場所となるように」との想いが込められているとか。

ホテルでありながらも直接「ホテル」という単語を敢えて入れなかったことには、ある理由があるんです。その理由は、後ほどご紹介しますね♡

 

ヴィンテージアンプが奏でる心地よい音楽が、お出迎え

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最初に目に入るのは、ヘッドホンを装着したカッコいい鷲と、おしゃれなレコードとともに飾られた「BED,FOOD AND MUSIC」という文字が。

右の壁面に描かれているのは音楽の街・川崎を表すヘッドホンをした、花鳥風月のモチーフである「鷲」。

なんとよく見てみると、ヘッドホンの耳部分には川崎の「川」という漢字が描かれています。

record player

その横にあるのは、ヴィンテージの高級アンプと、様々なジャンルを300枚以上集めたこれまたヴィンテージのレコード。

有線か、iTunesを使って音楽をかけるお店がほとんどの今、アナログレコードを聴ける機会なんて滅多にないですよね。

入り口だけでこのこだわりよう、期待に胸が高まります!

 

フロントは、ダイニングの向こう側

music lounge restaurant night

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↑ クリスマス前だったので、素敵な飾り付けも。

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ON THE MARKSは、22年のオフィスビルを改築したリノベーションホテルです。

既存のまま使用した天井や、床の打ちっ放しのコンクリートなどの素材を生かした上で、ヴィンテージの家具などを配置することでデザイン性の高いダイニングフロアになっています。

 

そんな空間の横を通り過ぎると、奥のスペースにフロントが。

フロント前に設置された大きな机とソファには、日本文化を感じる藍色を配色。なんと机の下に敷かれているラグには、柔道着と同じ素材が使われています。

 

普通のホテルであれば、入り口付近にフロントがありますよね。でも、ここでは敢えて一番奥に位置してあります。

それによって、レストランとホテルの2つの役割が可能に。そして、初めて来た人でもスタッフからの視線を浴びることなく、気軽に足を踏み入れることができるんです。

 

シングルベッドと同じ大きさ!カプセルホテルとは思えない快適すぎる部屋

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いよいよ部屋を拝見!の前に、なんと部屋の鍵にもこだわりが。鍵についているこのキーリング、ずっしりと重い銅で出来ているんです。

使えば使うほど味が出てくる素材を敢えて使用しているとか。忘れ物が激しい私にとっても、この重量感はありがたい…

 

さてさて肝心の部屋ですが、なんと嬉しいことに「女性専用フロア」があるんです。

お金を渋るほどに安心までも削らざるを得ない女子旅人にとって、同じ値段のまま安心を得られるなんて…女心がわかってらっしゃる。

bunkbed inside

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今回宿泊したのは、Bunk bedというタイプ。2段ベッドで、水周り(トイレ・シャワー)は共用になります。カプセルホテルというよりはドミトリーという方が近いかも。

バックパックやキャリーバッグをしまうロッカーが廊下に設置されているので、睡眠スペースを荷物に邪魔されることなく眠れます。

また、ベッド脇にも鍵付きの貴重品ボックスがあるので、安全性もバッチリ!

 

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とぐちみか フリーライター

2017年3月までTABIPPOインターンとしてメディア事業部のライター/編集者、その後プロダクト事業部ではPR/制作を担当。生活史、人類学、路面電車、古道具、犬、旅、犬をこよなく愛してます。

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