ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

こんにちは、1ヶ月のアメリカ横断を経験して「Van life」に憧れを持ち始めた阿部サキソフォンです。自分の好きなものだけを集めて心地いい空間にして、車ごと旅をするなんて素敵じゃないですか?いつかやってみたいなぁと、新しい夢ができちゃいました。

あ、ちなみに次はキャンピングカーじゃなくていいです。大きくてもハイエースくらいのサイズで十分です。

さて、1ヶ月の旅を振り返ってきたこのシリーズも今回が最終回。旅の終盤の様子、どんな風に終えたのかを振り返っていきます。

26日目にして初のスーパーマーケット泊


photo by shigeki naganuma

この日は朝から、キャンピングカーの内装を撮影するお仕事。私が内装に説明しながら編集長の前田塁さんが映像を撮って、長沼茂希さんが写真を撮ってくれていたのですが、これが意外と時間がかかり……。気づいたらRVパークのチェックアウト時間になっていました。

キャンピングカーの内装については、こちらの記事で詳しく説明しています。

いつも宿泊先はPVパークの場所を検索できるアプリを使いながら、なるべく距離を伸ばそうと遠めのRVパークを目指していたのですが、そろそろ残りの日数も考えていかなければいけません。返却日を決めてあるので、早めにゴールすることもできないのです。

残り6日目。あまり進みすぎないようにと考慮すると、ちょうどいいRVパークが見つかりません。あったとしても、評価が微妙だったり、設備がイマイチだったり……。そこで、奥の手を使うことにしました。

そうです、初の「Wallmart泊」です(写真は一枚も撮っていませんでした……)。

Wallmartは、アメリカで暮らしていたら120%お世話になるであろう巨大スーパー。大学時代のアメリカ留学でも、何回も利用していました。

Wallmartの良さは、なんと言ってもバリエーションの広さ!食料品はもちろん、衣類や電化製品まで揃っているんです。そして嬉しいのがスーパー内にWi-Fiがあるというところ。24時間営業の店舗も多いので、節約のためにRVパークの代わりに泊まる人が多いというのは事前に聞いていました。そして、いよいよ私たちが泊まる日が訪れたのです。

まあ、いたって普通でしたけど


photo by Abe saxophone

スーパーに泊まるからといって、何か特別なことがあるわけではありません。車上荒らしなどの危険があるので、必ず誰か1人は車の中に残る(まあ、この状態で犯人と鉢合わせしたらめちゃ怖いんですけど)。夜はなるべく車内の明かりをつけない。カーテンは締め切る。など、最低限の対策はした上でおとなしく就寝しました。

あ、RVパークのように水を補給することはできないので、節約のためこの日はシャワーを我慢です。あ〜〜〜、旅っぽいっすね。

ちなみに明け方、早めにお店のトイレを利用しようと入り口に向かったら、ちょっと怪しそうな男の人が何人かウロウロ。1人が話しかけてきたので聞こえないふりをして、そそくさと車に戻りました。少しでも危険を感じたら、すぐにその場所を離れましょうね。

お高いRVパークで念願の……


photo by Abe saxophone

Wallmartに宿泊した翌日、27日目はいよいよワシントンへ!都会だからなのか、一気にRVパークのお値段が上がり、全員のお金管理をしていた財務大臣・長沼がひいひい言っておりました。

しかし、お高いだけあって施設も充実。なんと……なんと……神がずっと待ち望んでいたアレがあったのです!


photo by Abe saxophone

お風呂!!!!!(厳密にはホットタブ)

海外に長期滞在した人はわかると思うのですが、日本を離れると途端に恋しくなる「湯船」。いつも毎日湯船に浸かっているわけでもないのに、海外に来るとアレが懐かしくなるんですよね。このRVパークには、ホットタブなるものが存在していました。

女性陣は水着を持っていなかったので(涙)、男性陣3人だけ楽しんでいました。いいなあ、お風呂。この日は夕方に着いたので、そのまま仕事したり洗濯したりしてゆったりと過ごしました。

ワシントン!トランプさん!

photo by abe manami

28日目、ワシントンのRVパークからバスが出ていたので、そちらに乗って中心部まで移動。6人で(1人はフロリダで別行動)ワシントン観光です!

久々の都会に一番テンションが上がっていたのは前田。「真っ直ぐで高い建物が多い!」とよくわからないところに興奮していました。

photo by abe manami

みんなでワシントン記念塔で記念撮影した後は、その足でホワイトハウスへ。「トランプさんいるかな?」「トイレ借りれるかな?」としょうもないことを言い合っていたのですが、残念ながらその時はちょうどトランプさんが日本に向けて出発した日でした。

大統領がいないホワイトハウス前できゃっきゃしてたなんて、ちょっと恥ずかしい……。


photo by Abe saxophone

そしてからっぽのホワイトハウスを鑑賞した後は、伊達だけ個人行動。1人でジョージタウンへ消えて行きました。

残りの私を含めた5人は、「日本料理が食べたい!」ということで寿司屋を探すことに。見つけたお店は日本人のお父さんが握っているところで少しお高い気もしましたが(海外だと宿命ですよね)、握りのセットとうどんをいただきました。完全に食べ過ぎ。


photo by Abe saxophone

その後は、前田が個人行動。チャイナタウンへ消えて行きました。もともと一人旅に慣れているメンバーなだけあって、みんな基本的に自由です。1人でどこでも行っちゃいます。

残った4人はスミソニアン博物館へ。「ナイトミュージアム2のやつ」という浅はかな知識しかなかった私は、スミソニアン博物館はてっきり1つしかないものだと勘違いしていました。

いっぱいあるんやん!博物館群のことなんかよ!とツッコミを入れつつ、5人で国立自然史博物館に向かいました。入り口に入るや否や……


photo by Abe saxophone

「おおおおおおおおおおお!今にも動き出しそう!めっっっっちゃ映画の世界!!!これを待ってた!!!!!」

と大興奮してしまったのは、24歳(もうすぐ25歳)の私です。いろいろな展示を見ましたが、最終的に草に擬態する虫を真剣に観察してました。あとタランチュラもいました。思わず見た瞬間叫んだ。

■詳細情報
・名称:スミソニアン国立自然史博物館
・住所:10th St.,& Constitution Ave.,N.W., Washington D.C. 20560
・電話番号:+1 202-633-1000
・公式サイトURL:https://naturalhistory.si.edu/

治安悪くない?大丈夫?


photo by Abe kappa

29日目はフィラデルフィアにイン。フリーウェイ沿いのRVのパークに宿泊するつもりで車を走らせていたのですが、「本当にここなの……?」と疑いたくなるような場所にGoogle先生に案内されました。

どう考えても、今までで一番治安が悪そうな地域。いかつい人めっちゃいるし、街もあまり綺麗じゃなさそうだし……と不安がっていたのですが、その地域の少し奥にRVパークを見つけました。

今まで泊まってきた公園やキャンプ場のようなRVパークとはまるで違い、トラック専用の駐車場のような場所。草が生えてないです、コンクリートのみ。まあ、ここが最後のRVパークになったわけですが、なんだか微妙なところでした。

ここで別行動していた香織さんと合流!久しぶりに7人揃ったところで、Uberを呼んでダウンタウンまで行くことになりました。「チーズステーキっていうのが名物らしい!」という情報だけ仕入れて。


photo by Abe saxophone

私たちが行ったのはリーディング ターミナル マーケットという市場。肉や魚などの食材が売られていたり、お酒やおつまみが売られていたりかなり賑わっていました。


photo by Abe saxophone

その中でも、やはり人気だったのが「チーズステーキ」。ステーキという名前がついていますが、分厚いお肉ではなくサンドイッチのことです。


photo by shigeki naganuma

男性陣は真っ先に購入してかぶりついていたみたい。私は見ただけで胃もたれしてきたので、アイスクリームを食べることにしました。ああ、チョコミントらぶ。


photo by Abe saxophone

あとから知ったのですが、実はこのお店は1961年にオープンしたアメリカ最古のアイスクリーム屋さんだったそう!オバマ元大統領も訪れたことがあるらしく、なんだか得した気分になりました♪

その夜、伊達・香織さん・佳奈さんは隣のキャンピングカーの兄ちゃんたちと絡んでいたそう。なんだか楽しそうでした!

■詳細情報
・名称:Reading Terminal Market
・住所:12th and Arch, Philadelphia, PA 19107
・公式サイトURL:https://readingterminalmarket.org/

フィラデルフィア観光2日目


photo by kappa

この日は朝からイースタン州立刑務所。朝から刑務所て……と乗り気はしませんでしたが、行ってみたら案外面白かったです。オーディオガイドを聞きながらまわったんですが、そのガイドの効果音が妙にリアルで怖さを倍増させました。そしてまたここでもみんな個人行動するから、なおさら怖い。

過去に脱走した犯人が作った抜け道についてのドキュメンタリーを、真剣に見ていました。あと「Death room」と書かれた場所は、特に何もなかったのになぜか怖かった。

■詳細情報
・名称:Eastern State Penitentiary
・住所:2124 Fairmount Ave, Philadelphia, PA 19130-2603
・公式サイトURL:https://www.easternstate.org/


photo by Abe saxophone

出所したあとは、アメリカらしい食事をしよう!ということでピザ屋さんへ向かいました。私が注文したのは、昨日食べなかったチーズステーキです。チーズもお肉もボリューミーでとっても美味しかった。

美味しかったけど、ハーフでよかったかな……とあとから悔やみました。

ロッキーの映画でも使われた階段に行ってプチダッシュしてみたりもしました。


photo by Abe saxophone

そして、ワシントンに続きここで伊達が個人行動。「スケパー行ってくるぅ〜」と言い残してどこかへ消えて行きました。残ったメンバーも二手に分かれ、夜景を見に行ったりカフェに行ったりと自由な時間を過ごしていました。

ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

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