ライター

早稲田大学大学院中退後の2017年にカメラに出逢い、2020年より東京を拠点にフリーランスフォトグラファーとして活動中。メーカーとのタイアップ記事、企業案件や広告撮影、雑誌への寄稿・執筆等、活動の幅を広げる。近年、地方創生や観光PRに力を入れる。現在SNSフォロワーは約8万人。2021年2月に写真家としてのインタビュー記事が朝日新聞WEBメディア「withnews」およびYahoo! JAPANで公開される。来年、春に単著出版予定。

こんにちは。フォトグラファーの相沢亮です!

今回写真と共にご紹介するのは、北海道・阿寒摩周国立公園を舞台にしたサステイナブルキャンプです。北海道エアポート株式会社さんとTABIPPOさんの共同で開催されました。

ひがし北海道の圧倒的な大自然や、そこで暮らす方々が長年守ってきた文化に触れて、現代を生きる私たちが「未来に残すべきもの」を見つめ直す良い旅になりました。

【1日目】阿寒に息づくアイヌ文化を知る

9月末、釧路空港着。東京から来た僕にとって到着した最初の感想は、「涼しい、秋を感じる」でした。9月の東京は、まだまだ蒸し暑く夏の空気感ですが、ひがし北海道は木々が色づいており、すっかり秋模様です。

TABIPPO運営メンバー、北海道エアポートさん、モニタープログラムの参加者が「阿寒湖まりむ館」に集合し、阿寒摩周サステイナブルキャンプがスタートしました。

自己紹介では、ほぼ初対面のせいか、ぎこちなさもありました(笑)。ただ共通しているのは、みんながそれぞれ「サステイナブル」「観光」に関してしっかりとした意見、考えを持っていること。そんなみんなの自己紹介を聞いてこの旅がより一層楽しみになりました。

それから、最初のプログラム「アイヌコタン」での講話聴講が始まりました。聴き慣れない言葉かと思いますが、コタンとはアイヌ語で「村、集落」を意味します。

阿寒湖のアイヌコタンには、アイヌによって作られた民芸品を販売するお店や、伝統料理を提供する飲食店が立ち並んでいます。

その中に位置する「オンネチセ」(大きな家の意味)は、伝統的なアイヌ文化のミュージアムであり、アイヌの伝統的な祭具や生活用品が展示されています。

先に集合写真をお見せしますが、舞台の華やかさに驚きました。ちゃっかりみんなアイヌの衣装を着ています。

ここでは、アイヌの生き方、価値観についてじっくりお話をお伺いしました。アイヌの方の生き方は、「自然との共存」を大切にしています。山や湖などの自然、動物、生活道具すべてに神(カムイ)が宿っていて、敬う対象と考えられています。

そして、人間も自然の一部であり、狩猟なども自分たちが生きていくために必要な分しか採らず、子孫や未来のために自然の中に残しておきます。

余分に採って独り占めをしたり、他者に高値で販売して利益を生み出すという考え方が存在しません。あくまで、自分たちが必要な分を自然の恵として頂くという考え方です。

初日からアイヌの方々の価値観に驚かされました。その他にも貴重なお話を沢山してくださったのですが、続きはぜひ現地で(笑)。

特別天然記念物「マリモ」が生息する阿寒湖

続いて、阿寒観光協会まちづくり推進機構の方に、国の特別天然記念物に指定されている「マリモ」についてじっくりお話をお伺いしました。

阿寒湖のお土産といえば「マリモ」というくらい、1960年代以降、その神秘的な存在から人気を集め、阿寒湖のマスコット的な存在として、多くの旅行者に親しまれてきました。

マリモが丸く育つためには、日光が当たる遠浅な地形、その場にとどまり回転できるようなちょうど良い風、そして火山、塩分を含んだ温泉などが必要と言います。そのような特別な条件は、世界的に見てもわずかしかなく、球状のまりもが群生している湖は世界でも阿寒湖だけだそう!

球状のマリモは、阿寒湖の自然条件が少しでも崩れると、存在が危うくなってしまいます。自然のバランスが少し変わるとその存在が危うくなるものを目の当たりにし、人間と自然との共存について考えさせられました。

その後、初日の宿となる「あかん遊久の里 鶴雅」へ。目の前に広がる阿寒湖を望める最高のロケーション。(ホテル入りが夜だったため暗くなってしまいましたが、景色が素晴らしかったです!)

移動の疲れか、ゆっくり温泉に入った後にぐっすり眠れました。

【2日目】自然と一体になる、オンネトー湖トレッキング

翌日は、早朝集合でオンネトー湖のトレッキングです。8時半から移動開始ですが、僕は日の出の時間から起きて阿寒湖の周りを散歩しました。これからトレッキングで沢山歩くのに、知らない土地は散歩したくなってしまいます(笑)。

そこで撮れた景色をお見せします。

そして、トレッキングの開始場所まで車で移動します。今回は「TSURUGA ADVENTURE BASE SIRI」のベテランガイドさん達に案内していただきました。

紅葉に染まった美しい道中で、ガイドさんがおすすめの阿寒富士が望める一本道を教えてくれました。

更に車を走らせた先にある、硫黄の香りがする雌阿寒温泉がスタート地点です。
ここからは、写真で道程を紹介したいと思います。

行程の中盤で、ガイドさんが「皆さん耳を澄ますと、最初の頃に比べて、動物たちの声が聞こえませんか」と。確かにさっきより自然の音に敏感になって、鳥のさえずりなどが良く聞こえます。

あれ、これって昨日のアイヌの方のお話に繋がる「人間も自然の一部」という感覚では?そんな自然との一体感を感じながら、道を進んでいくと、目的地であるオンネトー湖に着きました。反射が綺麗で鏡のようです。

TABIPPOのエース(西脇)も楽しそうです(笑)

約3時間以上歩いたのですが、その疲れを感じることもなく、全員ゴールしました!
最後にガイドさん含めて集合写真を撮りました。
みんなの笑顔が楽しさを物語っています。

午後は川湯温泉エリアへの移動し、自由時間です。
行き先をみんなで話し合った結果、屈斜路湖の和琴半島にあるオヤコツ地獄の展望台へ。

途中、無料の自然の温泉がありました。お湯が沸騰するように煙と共に溢れ出しています。
晴れた日のお昼に是非この透明なお湯を見てみたいです。

そして、2泊目と3泊目にお世話になる「お宿 欣喜湯」へ。


photo by お宿 欣喜湯

ここのウリはなんと言っても強酸性の温泉。硫黄山の麓にある川湯温泉ならではの泉質です。温泉に入ってみると、ヒリヒリ、ビリビリとした感覚です。

体に良いのだろうなと、直に訴えてくるタイプの温泉です(笑)。とても良い経験になりました。

ライター

早稲田大学大学院中退後の2017年にカメラに出逢い、2020年より東京を拠点にフリーランスフォトグラファーとして活動中。メーカーとのタイアップ記事、企業案件や広告撮影、雑誌への寄稿・執筆等、活動の幅を広げる。近年、地方創生や観光PRに力を入れる。現在SNSフォロワーは約8万人。2021年2月に写真家としてのインタビュー記事が朝日新聞WEBメディア「withnews」およびYahoo! JAPANで公開される。来年、春に単著出版予定。

RELATED

関連記事

RANKING

人気記事ランキング