photo by satomi
そして沿道に地元の子供達が出てきてくれて、笑顔で一生懸命応援してくれるのです……つい嬉しくてハイタッチしながら走ってしまいます。
そして、本当にきつかったのは象のテラス(Elephant Terrace)付近でした。今まで森の中を走ってきたようなものだったので、木陰に入ると風も吹き抜けて結構気持ちが良いんです。
しかし、象のテラスエリアは全く木陰がなく直射日光に当たるので、目の前に木陰ゾーンが見えているにもかかわらず果てしなく遠く感じました。
象のテラスを抜けるとラストの直線です!壮大なバイヨン寺院を左手にゴールに向かいましょう!制限時間は3時間ですが、途中歩いてしまった私も制限時間内にゴールできました!
photo by satomi
ゴールして完走メダルをもらった後は、一緒に参加した仲間、全然知らないけど無事にゴールできた外国人達と最高の笑顔で健闘を讃えあいました。(猫ひろし選手はこの大会2位でした)
途中暑くて辛くてホントもうやだ!って思いましたが、人間不思議なものでゴールした途端に楽しかった気持ちが大きすぎて、疲れを忘れてしまうんですね。
photo by satomi
帰りのトゥクトゥクに乗っている頃に、ようやくあちこち痛くなり始めます。急に誘われてほぼノリと勢いで出場しましたが、あの時思い切って出場する選択をして良かったと心から思える体験でした!
ちなみに走っている途中楽しくなってくるタイミングで、結構沿道にカメラを構えている人が現れます。(こういった遺跡をくぐり抜けた先によくいました)
photo by satomi
みんな立派なカメラを構えているので、大会のオフィシャルのカメラマンだろうと思ってその人の前を通る時は全力の笑顔でピースしながら走りました。
後日大会HPにアップされた「公式」の自分の写真は、ゴール付近で人には見せられない顔で走っている写真しかなく、彼らはただの趣味の方々とわかりました……。
最後まで皆さん(気を抜かず)笑顔で走りぬきましょう!
悠久の時を経て
photo by pixta
12世紀に建立され、一度は世の中から忘れ去られ、そして戦火に巻き込まれてきたアンコール遺跡群。その姿は悠久の時を経ても変わらない美しさです。
見るだけでももちろん大きな感動を得られますが、この遺跡群を「走る」とこの場所は特別な場所になります。内戦を乗り越えてくれたこと、そしてここまでこの遺跡を修復してくれたことに感謝の気持ちでいっぱいになります。
一味違った感動を味わいに、思い切ってランナーとしてアンコールワットを訪れてみるのはいかがでしょうか。