アメリカ・アリゾナ州のアンテロープキャニオンは、人気の観光スポット。ナバホ族の居留区内にあり、多くの観光客がナバホ族のガイドツアーに参加します。
グランドサークルには他にも見逃せない自然のスポットがありますが、アンテロープキャニオンはぜひ訪れてほしい!実際に訪問した筆者がご紹介します。
アンテロープキャニオンって?
photo by Abe saxophone
なめらかな曲線が波打っているアンテロープキャニオンの写真を、見たことがある人も多いかもしれません。アンテロープキャニオンはアメリカのアリゾナ州に位置し、自然が長い年月をかけて作り出した渓谷です。
渦を巻いた模様は、鉄砲水によって侵食されたもの。水が流れ、そして風の影響を受けてこのような美しい姿になりました。岩肌に触れてみると、少しひんやりしています。このなめらかな曲線が自然と作られたなんて、実際に自分の目で見ても信じられないくらい美しかったです。
アンテロープキャニオンへの行き方
photo by Abe saxophone
日本からロサンゼルスまで、フライト時間は約9〜10時間です。その後、フライトを乗り継いでラスベガスまで約2時間ほどで到着。アンテロープキャニオンは、グランドキャニオンやホースシューベンドなどが有名なグランドサークルに含まれているので、ラスベガスから出発するツアーが多く催行しています。
またラスベガスからアンテロープキャニオンまでは車で約4時間半なので、レンタカーを借りて自分で運転して向かう方法も。他のスポットと合わせて自分のペースで回れるので、運転に自信のある人は国際免許証を準備していくとよさそうです。
海外ツアーの予約サイト「タビナカ」でも、アンテロープキャニオンやホースシューベンドを回れるラスベガス発のツアーが用意されていますので、ぜひチェックしてみてください。
・名称:Antelope Canyon
・住所:Arizona 86040
・定休日:プランによる
・電話番号:ツアー会社による
・料金:プランによる
・公式サイトURL:http://www.antelopeslotcanyon.com/
アンテロープキャニオンのベストシーズン
photo by Keisuke Hayakawa
アンテロープキャニオンのベストシーズンは、4〜10月と言われています。渓谷の隙間から太陽の光が差し込む姿が幻想的で、この景色を一目見ようと多くの人が訪れます。モンスーンの時期は鉄砲水が発生したり、夏は気温がかなり上がったりするため、それ以外がおすすめです。
筆者は10月にアンテロープキャニオンを訪れましたが、気温もそれほど暑くなく、太陽も真上に出ていたので光が差し込む瞬間を見ることができました。ツアーではリュックなどの大きな荷物は持っていけないので、水分補給用の水やカメラだけを持ってツアーに参加しましょう。
アンテロープキャニオンはアッパーとロウアーの2種類
photo by Keisuke Hayakawa
アンテロープキャニオンには、アッパー・アンテロープキャニオンとロウアー・アンテロープキャニオンの2カ所があります。おそらく多くの人が想像するものは「アッパー」で、先ほど説明した太陽の光が差し込むエリア。筆者が訪れたのもアッパーで、こちらはナバホ族のガイドツアーに参加する以外では、立ち入ることができません。
そしてロウアーは、平坦な道を進むアッパーよりも足元が不安定な場所が多く、岩と岩の間を通り抜けるといったアクティブな観光ができるエリア。足元が悪いと言っても、最近では階段が整備されているようです。
こちらはガイドツアーへの参加は必須ではなく、ガイドなしで入ることができます(居留地に入るための入場料はかかります)。
アッパー・アンテロープキャニオンのツアーに参加
photo by Abe saxophone
筆者はアッパー・アンテロープキャニオンのガイドツアーに参加しました。入場料を払って居留地に入り、駐車場に車を停めてからツアーの受付へ。ちょうど約10分後にスタートするツアーがあるとのことで、そちらに参加しました。
ここで気をつけてほしいのが、リュックなどの大きな荷物は持ち込めないということ。水やカメラなど最低限の荷物を用意して、ツアーに参加しましょう。
アッパー・アンテロープキャニオンへは、他のツアー客と一緒に車に乗って移動します。この時かなり車体が揺れるのと、砂埃が舞うのでカメラを持って行く人は傷つけないように注意して下さい。
アンテロープキャニオンの絶景写真
photo by Abe saxophone
中に入ってみると、期待していた以上の感動の景色が広がっていました。これが自然にできたものだなんて、見れば見るほど信じられなくなってきます。
photo by Abe saxophone
photo by Abe saxophone
photo by Abe saxophone
空から太陽の光が差し込むスポットが何カ所かあり、そこでは周りの観光客も必死に写真を撮っていました。また渓谷内は他のツアーグループも同時にまわっているので、想像以上に混雑しています。
訪れた時はちょうどフォトツアーの参加者もいたので、大きな機材を持って撮影している人も。静かにゆっくりと回ることは難しいですが、限られた時間の中で絶景を目に焼き付けておきましょう。