ライター
塩飽 泰啓 「世界一周」を研究

大学4年で休学して世界50ヶ国をぶらぶら、からの2014年より国際基督教大学大学院修士課程在籍。主食はラーメン、趣味は旅とアーチェリー。日本で(おそらく)唯一のアーチェリー国際ユースジャッジ資格を持ってるのが密かな自慢です。

青い空と海、白い雲と砂浜…南国と聞いてまっさきにイメージするものですよね。アメリカ大陸の中央部から大西洋側にあるカリブ海も例に漏れず、美しい海を誇る海域です。

今回はそんなカリブ海に浮かぶ島国の一つ「アンティグア・バーブーダ」についてご紹介します!島々が連なるカリブ海でアイランドホッピングをする最中、アンティグア・バーブーダで体験したのは、いわゆる「カリブ海」のイメージ通り半分、予想外半分の出来事でした。

 

アンティグア・バーブーダで訪れた都市とルート、移動方法

photo by Shiwaku Yasuhiro 

僕のアンティグア・バーブーダを訪れたのは2012年10月。アイランドホッピングをしている最中だったので、滞在期間も3日間と短めでした。

アンティグア・バーブーダはコロンブスが発見した島の一つで、その名の通りアンティグア島とバーブーダ島をメインとしたいくつかの島から成る国です。

僕が入国したのはメインの入り口となるアンティグア島の空港から(その前は同じくカリブ海に浮かぶセント・マーチンに滞在していました)利用したLIAT航空の飛行機はオープンシートなので、先着順で好きな席に座れます!

たどり着いた首都のセントジョンズは実にこじんまりとしていて、歩いて回れるくらいの首都らしからぬのどかな場所でした。

 

アンティグア・バーブーダでのエピソード(人とのエピソード)

photo by Shiwaku Yasuhiro 

到着していきなり現地のATMでお金がおろせなかったのですが、空港職員の方が市内中心部まで車で送ってくれました…優しさがあふれていますね。

反面、アンティグアはエネルギーの乏しい島国で、滞在中もしょっちゅう停電していました。そんなことも知らずにきた僕は、宿の扇風機をつけっ放しにして街の散策に出かけたのですが、宿に戻ると女将のおばちゃんにこっぴどく叱られてしまいました。

東日本大震災の直後だった当時、エネルギーのことについて再度考えさせられるきっかけになったのが今でもいい思い出です。詳しくはこちらの記事へ。

http://travelersbox.jp/column/412

 

アンティグア・バーブーダでのエピソード(場所のエピソード)

photo by Shiwaku Yasuhiro 

観光のハイライトは、セントジョンズから高速船で2時間ほどで行けるもう一つの島国「モントセラト」です。

国自体は中央にスーフリエール火山を抱え込んだ火山島ですが、1995年から発生した爆発的な噴火によって首都プリマスが壊滅、全島民避難を余儀なくされました。今では新たな首都ブレイズで国の再建が行われています。

photo by Shiwaku Yasuhiro 

本来はダイビングをするために行ったのですが波が高くて沖に出れなかった結果、島全体を巡るツアーに変更されました。

放棄された家々や巨大な噴石、そして噴火によって壊滅した首都を遠くから眺められたのは圧巻で、自然の力に対する人間のちっぽけさと、再建に向けた生命力を同時に感じられました。

 

知っておくべきキーワードは「スポーツ」

photo by Shiwaku Yasuhiro 

実はスポーツが盛んなアンティグア・バーブーダ。イギリスの植民地時代の名残で今でもクリケットが根強い人気を誇り、空港の近くには巨大なクリケットスタジアムもありました。

photo by Shiwaku Yasuhiro 

2015年の世界陸上では男子リレーチームが6位に入賞し、さらにオリンピックには1976年以降モスクワ大会を除き、すべての夏季大会に出場をしているほど。小国ながらなかなか侮れないのポテンシャルを秘めているのです。

 

アンティグア・バーブーダ旅行を楽しむためのアドバイス

photo by Shiwaku Yasuhiro 

アンティグア・バーブーダ自体は小さいので、コンパクトに観光地がまとまっています。セントジョンズには教会やイングリッシュハーバーなどのイギリス領の雰囲気を感じられ、郊外ではハイキングやダイビングなど自然を楽しむアウトドアアクティビティも数多く体験できます。

さらに周辺にいくつもの島国が点在しているのでアイランドホッピングの拠点として楽しむことはできます。先ほどのモントセラトを始め、同じく火山島のセントクリストファー・ネイビスやフランス領のリゾート地・グアドループにも足を伸ばせます。

 

アンティグア・バーブーダの治安

photo by Shiwaku Yasuhiro 

あまり裕福とは言えない国なので、強盗やスリなど軽犯罪率が高い傾向にあると聞きました。

日中はまったくそんなこともなく、実際に被害に会うことはありませんでしたが、夜になるとリゾート周辺以外は明かりも乏しく人気もまばらなので気をつける必要がありそうです。

ライター
塩飽 泰啓 「世界一周」を研究

大学4年で休学して世界50ヶ国をぶらぶら、からの2014年より国際基督教大学大学院修士課程在籍。主食はラーメン、趣味は旅とアーチェリー。日本で(おそらく)唯一のアーチェリー国際ユースジャッジ資格を持ってるのが密かな自慢です。

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