皆さんはグアテマラに行かれたことはありますか?
日本からのアクセスがよくない、治安が悪いなどの理由によりまだまだ旅行先としてはマイナーな国ですが、そこにはマヤ文明の影響が色濃く残る優れた文化や大自然、そしてラテンの陽気な人々といった、たくさんの観光資源で溢れています。
その中でも欧米の旅行者に大人気なのが、世界でもっとも美しいと言われるアティトラン湖です。
僕も現在このアティトラン湖の湖畔にあるサン・ペドロ・ラ・ラグーナというマヤの先住民が住む村にてスペイン語留学をしていますが、すっかりこの場所の虜になってしまいました。
この記事では、一度訪れると居心地がよくいつの間にか長期滞在する人も多いという、アティトラン湖及びそれを彩る周辺スポットの魅力をお伝えしたいと思います。
1. 探検博物学者も認めた!美しい湖とそれを囲む山々
ドイツの博物学者兼探検家のアレクサンダー・フォン・フンボルトは、かつてアティトラン湖を訪れた時にこう言ったそうです。「世界で一番美しい湖だ」と。
高くそびえ立つ火山に囲まれたコバルトブルーの湖は、稀代の学者がうなったのも納得の美しさです。
アティトラン湖は淡水湖で標高は1562m、大きさは東西が14キロ、南北6~10キロで面積128平方キロメートル、最深部は320mとかなり深い湖です。
その広大な湖を標高が2500メートルから3500メートル級のトリマン山やサン・ペドロ山、アティトラン山などの火山が囲んでおり、筆者の滞在するサン・ペドロ・ラ・ラグーナのすぐ近くにも人の顔を横にしたように見える、インディアンノーズ(先住民の鼻)と呼ばれる山があります。
美しい湖でボートに乗ったり、カヤックなどのアクティビティに興じるのもよし、湖を囲む山岳地帯をトレッキングするのもよしと、雄大な自然の中で楽しみ方は無限大です!
2. 湖畔に点在するマヤ先住民の村々
マヤ文明の影響が色濃く残るアティトラン湖周辺の村では多くの先住民が暮らしています。
湖畔にはパナハッチェル、サンペドロ・ラ・ラグーナ、サンティアゴ・アティトランなどといった村がありますが、それぞれ分野ごとに近隣の村々で特徴ある活動が盛んになっています。
例えば、ヨガならば欧米のヒッピーなどが多く滞在するサン・マルコス・ラ・ラグーナ、マヤの伝統的な手織物などのクラフトが盛んなサンフアン・ラ・ラグーナ、スペイン語学校がそこかしこにあるサンペドロ・ラ・ラグーナなどそれぞれの村々に特色があります。
それぞれの村は、湖を横断する水上バスや山間部を走るバスを利用して簡単に行き来できるので、異なるアクティビティを求めて村をホッピングするのはきっと楽しいでしょうね!