ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

オーストリア鉄道・ホームページから国際線を購入しよう

Photo by:新田浩之

オーストリアは内陸国のため、さまざまな国から国際線が乗り入れます。国際線もオーストリア鉄道のホームページから予約できます。まずはオーストリア鉄道のトップページに戻ります。基本的に購入方法は国内線と変わりません。

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なお、寝台車の場合はベッドの位置(一番上、真ん中、一番下)を指定できます。初めてヨーロッパの寝台車を利用する方は一番下のベッドの利用をおすすめします。一番上のベッドは上がるのに苦労します。そして、性別の選択を忘れないようにしてください。

 

オーストリア鉄道・ホームページからいろいろなチケットを購入してみよう

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鉄道のホームページと書くと、鉄道のチケットしか入手できないというイメージがあるでしょう。ところが、オーストリア鉄道のホームページでは鉄道以外のチケットも購入できます。

たとえばウィーン「Vienna」というボタンをクリックすると、どうなるでしょうか。

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ここではウィーン市内のSバーン、Uバーン、路面電車が乗れる24時間乗車券、48時間乗車券、72時間乗車券、1週間乗車券、1ヶ月乗車券が購入できます。24時間乗車券で8ユーロ(約1,000円)です。切符を買う手間を考えると、妥当な値段でしょう。

購入方法は先ほどの国内線と変わりません。また、ウィーン以外にもグラーツ、リンツ、ザルツブルグの市内交通チケットを購入できます。

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そして、グループでのんびりと鉄道旅行を楽しみたい、という方は「アインファッハ・ラウスーチケット Einfach raus ticket」の購入の検討をおすすめします。

これは簡単に書くと「オーストリア版青春18きっぷ」です。つまり、オーストリアを走る普通列車や快速列車には乗れますが、特急列車には使えません。このチケットを2人~5人で利用できます。1人での利用はできません。2人、34ユーロ(約4,400円)でオーストリア国内の普通列車、快速列車が乗れると考えると、かなりお得ですね。

なお、オーストリア鉄道の普通列車や快速列車はそこそこ快適です。特急列車が通過する駅に途中下車するのんびり旅もおもしろいかもしれません。ただし、事前にしっかりと時刻表で計画を練ることをおすすめします。

 

国際線に乗車する際の注意点

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最後にオーストリア鉄道に限らず国際線に乗るときの注意点を書いておきます。国際線の切符を購入する際はオーストリア鉄道と相手国の鉄道会社のホームページを見比べることが大切です。実は、同じ区間であっても、出国側の鉄道会社と入国側の鉄道会社との間で価格が異なることがよくあります。

たとえば、8月1日ウィーン13:10→プラハ17:07の列車で比べてみましょう。オーストリア鉄道のホームページでは28ユーロ(約3,500円)でした。一方、チェコ鉄道のホームページでは369チェコ・コルナ(約1,700円)でした。オーストリア・チェコですと50%も価格が異なります!

これを知っている、知っていないでは大違いです! 無駄な交通費を出さないためにも、面倒ですがホームページを見比べることを強くおすすめします。
 

 

ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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