美容師という技術を持ちながら、世界一周を旅して、その先々で現地の人達の髪を切って、人々と交流を行うという美容師達の旅紀行です。決してそうした旅のスタイルは珍しくはありませんが、さすがに半端な気持で出発した人は居ません。
みなさんバックパッカーとなって旅に出るのですが、それは苦難の連続、もちろん楽しさもたくさんあるでしょう。そうした旅模様のブログをいくつか紹介します。
1.桑原 淳 旅人美容師の1,000人ヘアカット世界一周の旅
旅人美容師桑原淳さんは1988年生まれで山梨県出身。日本美容専門学校を卒業し、就職の後、2014年から世界一周の旅へ出発しました。
旅先で1,000人の髪を切ることを目標として、世界各国行く先々で様々な人の髪をきり続けました。そして目標であった1,000人は南米ペルーの世界遺産クスコで達成しました。
人種、文化、言葉、宗教の違いをこえて、今まで会ったこともない人々の髪をひたすら切ってきました。どこの誰とも分からないのに信用して髪を切らせてくれた人々、誰でも区分けすることもなく、どこでも髪を切った。
世界が知りたいという好奇心だけで日本を出て、幾多の苦難を経験しながら、30ヶ国を廻り、ついに1,000人の髪を切り終えました。旅を終えたばかりの現在、その体験は大きな自信となり、また旅で作った多くの友達を誇らしく思っているという。
ブログの旅紀行はそうした体験を余すとことなく伝えています。
桑原さんのブログはコチラ
2.佐々木達也の世界一周旅
1983年生まれ、福島県出身 2013年美容室MINXを退社して2014年に世界一周の旅に出発しました。現在パラグアイのイグアスに滞在中です。(2015年7月7日現在)
美容師アイテムと一眼レフをバックパックに入れて、バックパッカーとして旅をしています。中国からベトナムを経て、東南アジアの国々、中近東、ヨーロッパ、そして南米を旅行中です。
各国を廻る途中で出会った人との会話や出来事などを、独得の構成でブログが出来ています。毎日ではありませんが、結構読ませる内容となっています。
佐々木さんのブログはコチラ
3,Shinya Oyama 旅する美容師
旅の美容師として、世界各国で青空美容室を開き、旅をしています。旅の出る前、オーストラリアの旅立つ直前、日本の各地を転々として、プールの監視員、スキー場の整備や雪かき、など様々な仕事をしてお金を稼ぎ、東北大震災で背負った借金を返済しました。
そして僅かに残ったお金で世界一周に旅立った。英語がしゃべれない、バスの乗り方も分からない青年がオーストラリアには1年余り滞在、野宿も体験しながらバックパッカーの旅を続けました。
カナダではバンクーバーで地元の美容室で働き、アメリカ横断、ニュージランドを経て、世界中からバックパッカーが集まる東南アジアに入り2015年6月から3週間滞在予定です。ブログはその過程の様々な出来事を綴っています。
SHAA(シャー)さんのブログはコチラ
4.HIROSHI & HIROKOの世界一周珍道中
Photo by HIROSHI & HIROKO の世界一周珍道中
美容師夫婦岡井裕さん北浦紘子さんの旅紀行です。2010年12月から2012年2月までの間の世界一周旅行です。旅をしながら時々、その国の人の髪も切りながら25ヶ国を巡りました。国数が少ないのは小さい国が集まっている中米、中東、東欧などには行っていないからとアメリカ滞在が長かったせいです。