ライター
土庄 雄平 山岳自転車旅ライター|フォトグラファー

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤めながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。 山岳雑誌『山と渓谷』へ寄稿、「夏のYAMAPフォトコンテスト2020」入賞、「Yahoo!ニュース ベストエキスパート2024」地域クリエイター部門グランプリなど。山での活動をライフワークとし、学生来、日本全国への自転車旅を継続している。

もうすぐ2023年が終わろうとしている12月、今年一年を振り返っている方も多いでしょう。

筆者はワーケーションにより仕事とプライベートのバランスを積極的に図りつつ、年間の4分の1以上を旅に充てることができました。

目まぐるしい日々ですが、その中で一期一会の宿で過ごす時間が活力源になっていた気がします。そこで今回は、2023年に筆者が宿泊した中からおすすめのお宿を5つお届けします!

温もりあふれるログホテルから知る人ぞ知る秘湯の一軒宿、商業リゾートのコンセプトホテルまで幅広く取り上げます。

いろんなスタイルのお宿をチョイス。2023年の年間宿泊数は60泊


2022年に引き続いて、2023年前半は全国旅行支援を積極的に活用することで、よりお得に旅行を楽しめる状況が続きました。

一方でインバウンドが急激に回復したり、物価や水道光熱費増などの影響を受けたりして宿泊料金が上がってきた2023年後半。そのためゲストハウスやホステル、素泊まり宿なども選びながら、効率的に旅をすることも心がけるように。

結果的に2023年は年間で60泊の宿泊を楽しむことができました。今回はそのなかから”とっておきのお宿”を5つ紹介していきましょう!

温もりあふれるオーベルジュ|かなやま湖ログホテルラーチ(北海道)


南富良野に位置する「かなやま湖 ログホテルラーチ」はラーチ(カラマツ)材で建設されたリゾートホテル。かつて線路の枕木にしか有効活用されていなかった木材を使って地域活性化を図った、SDGsの取り組みの先駆けとなるような宿泊施設です。

すばらしいのは、木の温もりあふれる空間と心癒やされるおもてなし。一番リーズナブルな洋室ツインのお部屋でもメゾネットタイプで、広々としたテラスやマッサージ機付きです。


暖房はパイプを通じて蒸気を供給するスタイル。木の香りとともに、じんわりとした暖かさに包まれるお部屋は、寒い冬にはまさに天国のようです。

自宅ではないものの、どこか自宅のような安心感がある。それでいて非日常感ある空間演出がなされ、チェックインからアウトまでゆったりとくつろぐことができます。


朝夕食のクオリティも折り紙付き。特に夕食フルコースのスペシャリテ「海の幸パイ包み焼き」が絶品です。香ばしく芳醇なパイと海鮮の旨味が染み出たスープの相性がたまりません。

旬の食材を使って、海鮮・お肉・野菜全て北海道の恵みを味わうことができ、満足度抜群!ラーチ材がふんだんに使われたレストランの空間も趣深いです。


冬の朝、運がいいとテラスから霧氷が見られます。霧氷とは、空気中の水分が凍って木々に付着する雪山の風物詩。気候条件の厳しい北海道では、山の麓でもこうした絶景に立ち会えることも。

■詳細情報
・名称:かなやま湖ログホテルラーチ
・住所:北海道空知郡南富良野町東鹿越 かなやま湖畔
・地図:
・アクセス:道東自動車道・占冠ICから車約37分
・電話番号:0167-52-3100
・オススメの時期:冬
・公式サイトURL:http://larch.jp/

ありのままの小豆島を楽しめるヴィラ|小豆島 三都の郷(香川県)


小豆島南部の三都(みと)半島に位置する「小豆島 三都の郷」は、2020年9月にオープンした古民家をリノベーションした宿です。宿のある神浦(こうのうら)地区は穏やかな瀬戸内海を見渡す漁村。古き良き島の原風景に溶け込む姿が趣があります。

そんな「小豆島 三都の郷」の魅力は、素晴らしい空間演出と、小豆島のリゾートホテルの経験者が集まったプロフェッショナルなおもてなし。


筆者が宿泊したのは2階のお部屋「風穴」です。古民家の梁を生かしたレトロモダンな空間となっており、年季の風合いを残したまま綺麗にリノベーションされています。

お部屋に掲げられているのは、画家・出水(いずみ)徹さんの絵画作品。実はもともとこの古民家は出水さんのお宅だったのです。

朝夕食は小豆島でも指折りの豪華さです。小豆島のホテルで腕を振るう4人の料理長たちが日替わりで担当し、地のものをふんだんに使った懐石料理を提供しています。この日は瀬井料理長のお料理をいただきました。


なかでも圧倒的なボリュームの「小豆島産のお刺身の舟盛り」に感動しました。オリーブ塩でいただくのが小豆島流!歯応えがあって甘いお刺身とオリーブの独特な風味の相性を味わいました。お刺身のラインナップは季節やタイミングによって大きく変わるとのこと。


こちらは「オリーブ牛の醤(ひしお)焼き」。実は小豆島は日本有数の醤油の名産地でもあります。お肉のジューシーなうまみにキレのある醤油がよく合い、香ばしさが加わります。一期一会の食との出会いこそ、三都の郷に泊まる醍醐味です。

■詳細情報
・名称:小豆島 三都の郷
・住所:香川県小豆郡小豆島町神浦671
・地図:
・アクセス:土庄港から車約28分、坂手港から車約30分
・電話番号:0879-62-8819
・オススメの時期:年中
・公式サイトURL:https://mitonosato.com/
ライター
土庄 雄平 山岳自転車旅ライター|フォトグラファー

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤めながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。 山岳雑誌『山と渓谷』へ寄稿、「夏のYAMAPフォトコンテスト2020」入賞、「Yahoo!ニュース ベストエキスパート2024」地域クリエイター部門グランプリなど。山での活動をライフワークとし、学生来、日本全国への自転車旅を継続している。

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