みなさんこんにちは。最近「仕事をする」を言い訳にカフェ巡りにはまってしまったAsunaです。私が住む千葉県は、その大部分を「房総半島」が占めており、都心に近いながらも自然を感じることができます。
“山”と呼べるほどの標高をもつ山はありませんが、南房総の方へ行くと、緑豊かな土地、海を楽しめるスポットもたくさん。今回は、そんな房総半島の自然を楽しむことのできるおすすめカフェを5軒ご紹介します。
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【1】鋸山の麓で焼く本格ピザ「PIZZA GONZO」
ここは、富津市金谷にある「PIZZA GONZO」さん。地元で採れた旬の海の幸や野菜をふんだんに使って、窯でピザを焼き上げるピザ屋さんです。房総半島の観光スポットである鋸山の麓にあり、観光とあわせて行けるのもうれしいポイントです。
店内は広めのカフェのようで、気軽に訪れたくなる雰囲気です。でもなによりおすすめなのが、ここGONZOさんのピザの味。わたし自身、もう3度以上訪れていますが、正直どのピザを食べてもおいしい。
もちもちの生地は食べ応え満点で、窯で焼かれているため少しカリッと香ばしく、具は盛りだくさん!この日一緒に訪れた友人も、この満面の笑み。登山の帰りはお腹がぺこぺこなので、ぜひ「鋸山」の帰り道に行ってみてはいかがですか?
・名称:Pizza GONZO
・住所:千葉県富津市金谷3869-2
・地図:
・アクセス:JR内房線「浜金谷駅」から徒歩3分/館山道「金谷インター」から車で5分
・駐車場:有
・営業時間:11:00〜15:00(L.O 14:30)
・定休日:火・水・木
・電話番号:090-1439-5030
・公式Instagram:https://www.instagram.com/Pizzagonzo/
【2】木漏れ日を感じる隠れ家へ「Cafe grove」
ここは、富津市亀田にある「Cafe grove」さん。この道の先に本当にカフェが!?と思うような細い道を進んだ先にある、自然の中の隠れ家のようなカフェです。
客席はオープンテラスのようになっていて、開放感たっぷり。木漏れ日が降り注ぐ席でランチをいただきました。ランチに使われているお米は、お店近くの農家さんが作ったものなんだとか。
昔から米を作ってきたけれど、今の代を継ぐ世代がいないことから、「ここ近辺の田んぼのある景色は今後、見られなくなるかもしれないんだよ」とマスターからお話を伺いました。
その日はあいにくの曇りでしたが、また近いうち晴れている日に、広大な富津市の田園風景を見に行きたいと思います。
いただいたランチは、ガパオライス風ランチと、カオマンガイ。ドリンクは自家製梅ソーダと、同じく自家製ブラッドオレンジソーダを注文しました。ランチボックスはテイクアウトもできます。
自家製ソーダに入っている梅やブラッドオレンジもおいしくて、最後の実を食べ終わるまで楽しみました。
食後にいただいたのは、松戸のオーガニックアイスクリーム「ブレンドール」さんの、甘夏シャーベット。ふわっと口の中で溶けるような食感でとてもおいしかったです。
お土産には、自家製の「ブルーベリーとクリームチーズのクランブルマフィン」をいただきました。クランブルの食感とバターの香りのあとに、相性抜群のブルーベリーとクリームチーズが濃厚に広がる、とても贅沢なマフィンでした。
隠れ家のようなカフェの、緑に囲まれたテラス席で過ごす、穏やかなひととき。みなさんもぜひ訪れてみてくださいね。
・名称:Cafe grove
・住所:千葉県富津市亀田1237
・地図:
・アクセス:JR内房線「佐貫駅」から車で10分
・駐車場:有
・営業時間:11:00〜17:00
・定休日:火曜日・水曜日 ※臨時休業あり
・電話番号:0439-66-0936
・公式Instagram:https://www.instagram.com/cafegrove/
【3】穏やかな海と陽気なジャズを「音楽と珈琲の店 岬」
ここは、鋸南町にある「音楽と珈琲の店 岬」さん。房総半島にある明鐘岬のすぐ手前、海に向かって少し突き出た崖の上に建つカフェです。
もちろんロケーションは最高。晴れた日のサンセットタイムは、飲み物を片手に、夕日を眺めながら過ごすことができます。この日いただいたのはアイスティー。西日がキラキラ揺れる海を眺めながら、夕日が沈むまでゆったりとした時間を過ごしました。
このカフェは、森沢明夫さんによる小説『虹の岬の喫茶店』の舞台にもなったスポットで、店内には森沢明夫さんのサインや写真が飾られていました。この物語は2014年に映画化され、阿部寛さん、吉永小百合さん、笑福亭鶴瓶さんなど豪華キャストにより演じられました。
わたし自身、森沢明夫さんの作品は全て読破するほどの大ファンなので、初めて訪れた際、とても興奮したのを覚えています。
千葉県に直撃した台風により、お店のテラス席数が減ったり、崖が崩れかけたり……と大きな被害を受けたようですが、先日訪れたときにも、初めて訪れたときと変わらない穏やかな空気を感じました。
海を眺めながら、どこか懐かしい音楽を聴くひととき。みなさんも味わってみませんか?
・名称:音楽と珈琲の店 岬
・住所:千葉県安房郡鋸南町元名1
・地図:
・アクセス:JR内房線『浜金谷駅』から約1.6km/国道127号線沿い「明鐘隊道トンネル」を南に見た右手前
・駐車場:有
・営業時間:10:00〜日没
・定休日:年中無休(詳しくはお店にお問い合わせください)
・電話番号:0439-69-2109
・食べログURL:https://tabelog.com/chiba/A1206/A120603/12004072/
【4】珈琲とデザート、人に癒やされる場所「香豆珈琲」
ここは、富津市金谷にある「香豆珈琲」さん。おしゃべりと珈琲が大好きなマスター(コウさん)と、笑顔がかわいい奥さん(アンさん)のご夫婦が営む温かなカフェです。
場所は、1軒目にご紹介した「Pizza GONZO」さんから徒歩で行けるほど近い距離。同じく鋸山の麓にあります。
草木にのまれて荒れ果てた廃墟だったところを、1から作り直してオープンされたこちらのお店。雑草は全て刈ってから、もともとあった屋根の瓦を撤去したり、店内の壁をアンさんが塗ったりと、まずは店を作るところから始めたのだそう。
ブレンドは豆の種類からこだわるコウさん。ネルドリップ方式で、とても丁寧に淹れてくださいます。
わたしがこの日いただいたのは、アイスカフェラテとプリン。友人はチョコテリーヌとアイスコーヒーを。コウさんが淹れてくださる珈琲も、アンさんが作ってくださるお菓子も、何を選んだっておいしいんです。
いつ行っても温かく迎えてくださる香豆珈琲は、珈琲とデザートだけでなく、人にも癒やされる場所。おいしい珈琲とデザート、そして温かいお二人に癒やされたい人は、ぜひ訪れてみてくださいね。
・名称:香豆珈琲
・住所:千葉県富津市金谷3867
・地図:
・アクセス:JR内房線「浜金谷駅」から徒歩約6分/浜金谷駅から358メートル
・駐車場:有(詳しくはインスタグラムへ)
・営業時間:金・土・日・祝 9:00〜18:00(夏季は〜19:00)※臨時休業あり(詳しくはInstagramへ)
・定休日:月〜木
・電話番号:0439-29-7753
・公式Instagram:https://www.instagram.com/kous_coffee/
【5】「帰ってきたい」と思える居場所「旅人カフェ ぐりーちね」
ここは、袖ヶ浦市にある「旅人カフェ ぐりーちね」さん。大きな民家がまるごと1軒カフェになっています。
ご家族で経営されているこのカフェのマスターは、元寿司職人。和食を専門的に扱ってきた本格料理人です。週替わりでランチのメインメニューや副菜などが変わるので、“食べること”が楽しみになるお店です。
お店は襖を取り払った大きな和室で、どこか懐かしい雰囲気。のんびりと過ごせるのも魅力の一つです。作家さんによる雑貨なども数多く展示してありました。
この日いただいたのは、季節のパフェ「桃のコンポートと杏仁豆腐のパフェ」。細めのワイングラスに美しく盛られた桃がキラキラと輝いていて、一目みただけで、ぎゅっと心を掴まれました。
デザートには旬のフルーツが使われており、季節ごとにメニューが変わります。桃のパフェの次は何がくるのか、とても楽しみですね。
お店の名前にも含まれる、「旅人」というワードについてマスターに尋ねたところ
と思ったことが由来なのだとか。
人は誰しもが旅人。どんな旅にもハプニングや傷はつきものであるけれど、人生も「旅」だと考えたら、辛かった思い出もちっぽけな出来事にできてしまいそう。
ここに訪れると、良い意味で気を抜くことができて、「もっと気楽に行こう」と思えるような気がしました。みなさんも、“旅”の疲れを癒やしに訪れてみてはいかがですか?
・名称:旅人カフェ ぐりーちね
・住所:千葉県袖ケ浦市下根岸285-2
・地図:
・アクセス:東横田駅から1,506m
・駐車場:有
・営業時間:【月・火・水】11:00〜16:00【土・日・祝】11:00〜17:00
・定休日:木・金
・電話番号:0438-97-5681
・公式Instagram:https://www.instagram.com/cafe_glicine/
日々の暮らしを“自然”と“食”で癒やして
どこも、ふらっと訪れたくなるような、いっぱいの自然と、温かい雰囲気のカフェばかり。わたし自身も写真を見ているだけで、また行きたい気持ちがうずうずしてきます。
みなさんもぜひ、千葉の房総半島で自然をめぐるカフェ旅をしてみてはいかがでしょうか?
All photos by Asuna Igari