歩いて見れる沈没船と沈没機
Photo by Yuki
よく、ダイビングで見られる沈没船はありますよね。しかしブルームは、歩いて見に行くことができます。しかも日本軍の飛行機です。
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普段は、海の底で眠っているもの。最干潮の時にしか姿を現しません。よって1ヵ月に2回、2時間ほどのみ。
そしてその地点はビーチから歩いて1時間弱かかる場所にあるので、潮の引きとともに歩き始め、潮が満ちる前に戻らなければなりません。
満ち始めたらあっという間に水嵩が増すので、注意です。そんなに歩きたくない!という方は、ホバークラフトもあります。
実は日本と古くから関わりのあるブルーム
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タウンビーチには、まさかの鳥居があります。そして日本人墓地もあります。1880年代から第二次世界大戦までの間、パール漁をしにたくさんの日本人が住んでいたのだとか。
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朝から地元の人や観光客で賑わうMatso’s Broome Brewery。
こちらも当時マツモトさんがやっていたお店で、その時のMATSO’S STOREの看板を今でも残してあります。そして「生」の文字。マンゴービールやチリビールなど、一風変わったビールが楽しめます。
他にも、道の名前が Sayonara RoadやTaiji Road、Makamura Avenue、Tanami Driveなど日本人名だったり。私は知らずに行ったので、その繋がりにびっくりしました。
バックパッカーもいっぱい
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ブルームは、特にパースに住むオージーの避寒地で、高級リゾートホテルや結婚式をする人もいます。
そのため、そこで働くワーホリメーカーや、パースからブルームを挟みダーウィンまで、見所いっぱいのウエスタンオーストラリアを車で旅するバックパッカーもたくさんいます。よって、リゾートといって躊躇する必要はありません!
時期が大事
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ブルームには乾期と雨期があります。オススメはもちろん乾期。月の階段の見られる時期の4〜9月です。オーストラリアでは秋〜冬の時期ですが、ブルームは過ごしやすい気温の17〜30℃前後。そしてその中でも、毎月の満月の前後。
月の階段はもちろんですが、満月の日は潮も引くので、その他の現象も見られます。特に恐竜の足跡と沈没機を見るためには、潮見表でその時刻もチェックしましょう。
干潮時と満潮時の海面の差は約10m。恐竜の足跡は2.16m以下、沈没船に至っては0・86m以下の時にしか見られません。
観光地として気軽ではありませんが、全てが雄大な自然が作り出した現象のブルームならではです。
行き帰りの飛行機で絶景が見られる
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日本の約20倍もあるオーストラリア。ブルームは、オーストラリア北西部に位置し、西オーストラリア州都のパースから飛行機で2時間半ほどです。
ぜひ、昼間の便を予約して下さい。こんな、地球を感じられる絶景が普通の飛行機で見られます。
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他にもバオバブの木が生えてたり、マングローブがあったり、現在でも使われている中では世界で一番古い屋外映画館があったり。
本当は教えたくない、でもせっかく行くならガイドしてあげたいくらい素敵なブルーム。シドニーやメルボルンとは違ったオーストラリアの一面をぜひ体感して下さい!