皆さんはブルネイという国をご存知でしょうか?ブルネイは石油などの資源が多く潤っていることから、別名「黄金の国」と呼ばれている、東南アジアにあるボルネオ島北部に位置する国です。
ブルネイは資源に恵まれ発展している国と思われがちですが、実は未開拓のジャングルなど、自然が多く残された一面もあり、とても魅力的な国です。今回はそんなブルネイのおすすめ観光スポットをご紹介します。
*編集部追記
2016年9月の記事に新たに6選追記しました。(2017/10/28)
2017年10月の記事に新たに6選追記しました。(2020/3/13)
執筆時点での情報なので、実際に訪れた方で古い情報を見つけた方はmedia@tabippo.netまでご連絡ください。
見出し
- 1ブルネイの概要
- 2ブルネイの概要を旅行者目線で
- 3ブルネイ観光の注意点
- 3.1アルコールが飲めない
- 3.2金曜日の礼拝の時間
- 4ブルネイの治安
- 5ブルネイへの格安フライト
- 6ブルネイ観光スポット
- 6.1カンポン・アイール
- 6.27つ星ホテル「ザ エンパイア ホテル & カントリークラブ」
- 6.3スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク
- 6.4ジャミ・アス・ハサナル・ボルキア・モスク
- 6.5ロイヤル・レガリア(王室史料館)
- 6.6イスタナ・ヌルル・イマン(王宮)
- 6.7ブルネイ博物館
- 6.8マレー技術博物館
- 6.9ジュルドンパーク
- 6.10ヤヤサン・コンプレックス
- 6.11ザ・モール・ショッピング・アーケード
- 6.12ロイヤル・レガリア
- 6.1ウル・テンブロン国立公園
- 6.2ガドン ナイトマーケット
- 6.3アロイ フードコート
- 7穴場観光スポット・ブルネイへ行こう
- 8ブルネイについて調べている方に、人気の商品はこちらです
ブルネイの概要
ブルネイ | 内容 |
言語 | マレー語 |
通貨 | ブルネイ・ドル |
日本との時差 | -1時間 |
観光ビザ | 14日以内なら不要 |
コンセント | BFタイプ |
チップ | 習慣あり |
日本からのフライト時間 | 直行便で約5時間半 |
ブルネイの概要を旅行者目線で
東南アジアの小国であるブルネイの正式名称は「ブルネイ・ダルサラーム国」です。筆者は長い間「ブルネイ・ダルエスサラーム」だと思っていのですが、ダルエスサラームはタンザニア最大の都市の名前でした。どこで間違えたのでしょうか。
ブルネイは厳格なイスラム教の国で、エジプトやトルコ、ヨルダンなどといった中東諸国よりもさらに国内のルールがイスラム教徒向けとなっています。
国内では飲酒やギャンブルが認められていません。ただし、ブルネイはインドネシアのカリマンタン島と国境を接しているため、「国境を越えれば何でもある」とローカルの人がこっそり教えてくれました。
ブルネイ観光の注意点
アルコールが飲めない
ブルネイは敬虔なムスリムの国であるため、国内でアルコールを飲むことはできません。実際、筆者がブルネイを訪れたときも、アルコールを見かけることはありませんでした。
また、夜遊びができるようなお店やカジノも一切見当たらず、19時を過ぎると、外を歩いている人をほとんど見かけないほどでした。
酔っ払っている人も、騒いでいる人もおらず、夜は静けさに包まれているので、ある意味では治安いいなという印象です。
金曜日の礼拝の時間
ブルネイでは、金曜日の12:00~14:00がイスラム教の集団礼拝の時間に指定されています。この時間帯にはすべてのお店がクローズします。
国のルールなので、ローカルのお店だけでなく、ショッピングモールなどの大きなお店も、バーガーキングのような欧米系のチェーン店も同様です。
外出しても何もできません。ランチタイムにあたりますが、外で食事をすることもできません。昼食はこの時間帯の前後に済ませるか、前もってテイクアウトしておきホテルの部屋で食べるしかないようでした。
飲食店以外のことは定かではありませんが、集団礼拝ということもあり、タクシーなどでの移動も難しいと思ったほうがいいでしょう。フライトの時間に要注意ですね。空港に行かなきゃいけないのに移動手段がない!となりかねません。
ブルネイの治安
ブルネイの治安はいいです。というのも、ブルネイはオイルマネーで潤っているので、貧しい暮らしを強いられている人が少ないのです。また、ナイトライフ系のお店がないというのも大きな要因でしょう。
観光エリアは街灯で明るく照らされていたので、他の東南アジア諸国に比べると、かなり安全。といっても、海外にいるということは忘れず、暗くなったら一人で外出しない、荷物の管理をしっかりするなど、基本的なことには注意してください。
ブルネイへの格安フライト
筆者は、セブパシフィックのセールで購入したチケットを使い、まずフィリピンのマニラまで片道1,000円程度で行きました。その後、同じくセブパシフィックでブルネイに向かうことに。
しかし、ブルネイ~マニラのフライトはあまり人気がないのか、キャンセルされてしまい、急遽ロイヤルブルネイ航空のチケットを購入しました。
時期にもよりますが、成田空港からバンダルスリブガワンまでの直行便は往復6万円程度からありました(2020年3月の便)。片道6時間~6時間半ほどと、ブルネイは意外と日本から近い国です。
ブルネイ観光スポット
カンポン・アイール
ブルネイ(バンダルスリブガワン)の観光スポットとしてまず挙げられるのは、カンポン・アイールという水上集落です。渡し舟に乗って、バンダルスリブガワンの川を超えるとすぐです。
他のアジア諸国だと、水上集落はスラムになっていることも多いのですが、カンポン・アイールはとてもきれいな街。水道も電気も通っており、建物も非常にきれいです。
カンポン・アイールには42の村があり、4万人が住んでいます。ブルネイの人口は40万人ですから、およそ10分の1がカンポン・アイールに住んでいるという計算です。
7つ星ホテル「ザ エンパイア ホテル & カントリークラブ」
筆者は、7つ星ホテル「ザ エンパイア ホテル & カントリークラブ」を目当てにブルネイに行きました。
「えっ、7つ星ホテルなんて存在するの?5つ星が最高なんじゃないの?」と思いますよね。公的な最高ランクは、みなさんのイメージ通り5つ星です。このホテルに泊まった人たちが「これは5つ星を超えている」と評価し始めたことから、7つ星ホテルと呼ばれるようになったとか。
7つ星ホテルは世界中にたった2つしかなく、もう1つはドバイの超高級ホテル「ブルジュ・アル・アラブ・ジュメイラ」です。ブルジュ・アル・アラブ・ジュメイラは1泊15万円程度からですが、ザ エンパイア ホテル & カントリークラブは2万円台から。ザ エンパイア ホテル & カントリークラブの方が、桁違いに安いですね。
リーズナブルな値段に相反して、ホテルの内装は非常に豪華。特に、レセプション前にあるシャンデリアが名物です。
注意すべきは、観光スポットから遠く離れていること。カンポン・アイールなどを観光するなら、バスを使うかコンシェルジュに頼んでガイドを手配してもらってください。
スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク
photo by pixta
ブルネイを象徴する定番観光スポットと言えば、ここ「スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク」です。
先代の国王によって建てられたので、礼拝時間以外には内部を見学することもできます。夜に訪れると、モスクがライトアップされてとてもきれいだそうですよ。
・名称:スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク
・住所:Jalan McArthur, Bandar Seri Begawan, Brunei
・マップ:
・電話番号:+231 88 090 9413
ジャミ・アス・ハサナル・ボルキア・モスク
photo by pixta
これって本当にモスク?と思えるほどの豪華さ!明るく開放的な雰囲気のモスクは、とても大きく、外装も内装も豪華。このモスクを見ていると、ブルネイは資源が豊富で裕福な国だということがひしひしと感じらます。
・名称:ジャミ・アス・ハサナル・ボルキア・モスク
・住所:Bandar Seri Begawan, Brunei
・マップ:
ロイヤル・レガリア(王室史料館)
この「ロイヤル・レガリア」には、歴代国王の写真、記念事で着た服、外国から贈られた品などが沢山飾られています。
ブルネイの豊かさと歴史を垣間見れる場所なので、ぜひ足を運びたいですね。またブルネイには少ないお土産屋さんもあるそうなので、要チェック!
・名称:ロイヤル・レガリア(王室史料館)
・住所:Jalan Sultan Omar Ali Saifuddien, Bandar Seri Begawan, Brunei
・マップ:
・電話番号:+673 224 4545
・営業時間:日〜木 9時00分~17時00分 金 9時00分~11時30分, 14時30分~17時00分 土 9時45分~17時00分
イスタナ・ヌルル・イマン(王宮)
ブルネイの国王の宮殿かつ公式な居所であり、ブルネイ政府所在地でもある「イスタナ・ヌルル・イマン」。中には入れないので、ブルネイ川からボートに乗って外観を眺めるのがオススメです。
またラマダン明けの3日間は、王宮に入り豪華な食事を楽しむことができるそうですが、行列ができるので長時間並ぶ必要があるでしょう。
・名称:イスタナ・ヌルル・イマン
・住所:Bandar Seri Begawan, Brunei
・マップ:
・電話番号:+673 862 3734
・公式サイトURL:http://www.istananuruliman.org
ブルネイ博物館
ブルネイの中心部から少し離れた場所にある博物館で、コタバル考古学公園の中にあります。
ブルネイ王家の歴史や住民の暮らしの変化、また現在のブルネイ経済を支える石油と天然ガスの説明など、ブルネイに関連する事柄が詳しく展示されています。
・名称:ブルネイ博物館
・住所:Jalan Kota Batu, Bandar Seri Begawan, Brunei
・マップ:
・営業時間:土〜木 9時00分~17時00分 金 2時30分~23時30分
マレー技術博物館
技術博物館という名前ですが、実際はブルネイの歴史博物館で、伝統的な現地の文化が学べます。
ブルネイの昔の人々がどのように生活していたかを学べる貴重な場所です。近隣にはブルネイ博物館があるので、併せて観光するのが良いでしょう。
・名称:マレー技術博物館
・住所:Simpang 482, Kampung Kota Batu, Bandar Seri Begawan
・マップ:
ジュルドンパーク
東南アジアで一番大きな遊園地で、気温が高いため、平日は基本的に夕方から、休日は午前中から開園します。1時間ごとに豪華な噴水のショーがあり、イルミネーションもきらびやか。
かつてはマイケル・ジャクソンのライブが開かれたこともあったそうで、週末は地元民や観光客で大賑わいします。
・名称:ジュルドンパーク
・住所:Kampong Jerudong, Brunei Darussalam
・マップ:
・営業時間:曜日によって違うので、公式URL参照
・定休日:月〜水
・電話番号:+673 261 1777
・公式サイトURL:http://www.jerudongparkplayground.com
ヤヤサン・コンプレックス
「ヤヤサン・コンプレックス」は、市内中心部、「オマール・アリ・サイフディン・モスク(オールドモスク)」の目の前にあるブルネイ最大の複合ショッピングセンターです。
衣料や家電製品など有名ブランドを扱うお店が集まっており、お土産選びにも最適な場所です。
・名称:ヤヤサン・コンプレックス
・住所:Bandar Seri Begawan BS 8711 Brunei Darussalam
・マップ:
・電話番号:+673 223 4085
・公式サイトURL:http://www.yshhb.org.bn/kompleks/
ザ・モール・ショッピング・アーケード
ブルネイで一番賑わいを見せているショッピングマーケットといえばここ!食品から生活用品、映画館、フードコートなど、なんでも揃っている総合デパートです。王室御用達のブランドも揃うショッピングスポットなので、買い物好きな方におすすめです。
・名称:ザ・モール・ショッピング・アーケード
・住所:Gadong, The Mall, Bandar Seri Begawan, Brunei
・マップ:
・電話番号:+673 242 2455
・公式サイトURL:https://www.mall-ticket.com/browsing/
ロイヤル・レガリア
こちらは、ブルネイの王室について学べる博物館です。石油が発掘される前と後のブルネイの歴史を見ることもでき、石油によって一つの国がどれほど豊かになったかが分かります。
ブルネイらしいお土産屋さんもあるので、ぜひチェックしてみてください。
■詳細情報
・名称:ロイヤル レガリア
・住所: Jalan Sultan Omar Ali Saifuddien, Bandar Seri Begawan, Brunei
・マップ: