タイのお隣にある東南アジアの国、ミャンマー。2018年10月1日から1年間、ミャンマーの短期観光滞在ビザが撤廃されたことでも話題になりましたよね。
ミャンマー料理は、ビルマ料理とも言われています。日本ではミャンマー料理のお店はまだ少ないのですが、「食べるお茶」や「納豆カレー」など、現地にしかない不思議な食べ物がいっぱい!そしてタコ焼きやお好み焼きのような食べ物もあり、きっと親近感が湧くと思います。
そんなどことなく懐かしいような、ミャンマー料理の数々やスイーツをご紹介していきます。
*編集部追記
2017年2月公開の記事に新たに料理を追加しました。(2017/09/24)
ミャンマー料理のレシピを追加しました。(2017/12/12)
2017年12月更新の記事に、新たに追加しました。(2019/1/23)
ミャンマーの食事事情
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インドと中国、隣国の影響を受けたミャンマー料理は、味が濃く、脂っこいのが特徴です。とにかく油がたくさん使われており、油をあまり摂らない人は胃もたれしてしまいそう。ミャンマーでは油を使うことが豊かさの象徴だそうで、油が少ないと貧しい食事と感じるそうです。
私もそこまで油が好きではないので、正直ミャンマー料理を食べ続けていると胃もたれしてしまいました。しかしながらヤンゴンには、中華、インド、タイ、日本など、各国の料理のレストランがあるので、さほど食には困りませんでした。胃もたれをしたら、そのような外国の料理を食べるようにすると良いでしょう。
ミャンマー料理の味付けは辛味があるものが中心で、ご飯にも食材と調味料の旨味が染み込んだ油をかけて食べます。ご飯の消費量もかなり多く、知り合いのミャンマー人の子は、女の子でも1食1合ほど食べていました。
ベストフード
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私がおすすめするのは、シャン・カウスエ (SHAN KHAUK SWE) という麺料理です。ベトナムのフォーと同じように米でできた麺を使っており、味付けにもバラエティーがあります。スープがあるものとないものの2種類があり、あっさりした味が好きな方にはスープありがおすすめです。
とても日本人の口に合う味なので、私は1日に1度はこのシャン・カウスエを食べていました。薄味で食べやすく、胃もたれしたときにもぴったりです。
ミャンマーの代表料理!チェッターアールヒン(ミャンマーのお母さんの肉じゃが)のレシピ
ミャンマー料理が気になる方へ、「全196ヵ国おうちで作れる世界のレシピ」の本山尚義シェフが考案した「チェッターアールヒン(ミャンマーのお母さんの肉じゃが)」のレシピをご紹介します。
いつもの甘くてやさしい肉じゃがとは一味違った、ちょっぴりスパイシーな鶏の肉じゃが。「ヒン」は「カレー」を意味するそう。スパイスが素材の味を引き出しています。
チェッターアールヒン(ミャンマーのお母さんの肉じゃが)の材料(2人分)
鶏もも肉(1枚一口大)
A:ターメリック(小さじ1)、塩(小さじ1)
B:玉ねぎ(1個薄切り)、にんにく(みじん切り1かけ)、しょうが(みじん切り1かけ)
サラダ油(大さじ2)
C:じゃがいも(2個乱切り)、水(1/2カップ100cc)、カイエンぺッパー(小さじ1/2)、ナンプラー(大さじ2)、塩(小さじ1/2)、胡椒(少々)
ガラムマサラ(大さじ1)
チェッターアールヒン(ミャンマーのお母さんの肉じゃが)の作り方
1.鶏肉にAを揉み込み、冷蔵庫で20分置く。
2.鍋に油を熱し、Bを中火でしんなりするまで炒める。鶏肉を加え、白っぽくなるまで炒める。
3.Cを加え、一煮立ちさせる。アクを取り、弱火で20分煮込む。最後にガラムマサラを加える。
ミャンマー料理1.モヒンガー
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ミャンマーの国民食的な存在として知られる有名な「モヒンガー」。麺はライスヌードル、そしてスープにはナマズなどの魚からとってある麺料理のことです。屋台やレストラン、そして一般家庭でもどこでも食べられるので、ぜひ現地でトライしてみて!
ミャンマー料理2.シャン・カウスエ
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ミャンマーのシャン地方の名物料理で、同じ麺料理でも日本人の舌にも合いやすいシャンカウスエ。お米から作った麺に鶏肉や豚肉を乗せて頂くこの料理は、ミャンマーでは朝食でよく食べるそうです。
ミャンマー料理3.モンピャータレッ
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ミャンマー風お好み焼き「モンピャータレッ」。日本のお好み焼きは小麦粉で作りますが、ミャンマーではお米から作られる上新粉を使います。ひき肉、パクチー、玉ねぎ、豆などが入っているので、ライトミールにぴったりなローカルフードです!
ミャンマー料理4.カウスエジョー
日本食が恋しくなった時にオススメのミャンマー料理「カウスエジョー(KHAUK SWE KYAW)」は、日本の焼きそばのような食べ物。「カウスエ」は麺、「ジョー」は炒めるという意味です。日本の焼きそばよりは油っこく、麺はやや太めの米麺を使ってあり、味付けはナンプラーや中国醤油が多いです。
ミャンマー料理5.マンダレー・ミーシャイ
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辛いものを食べられる人に是非試してほしいのが、マンダレー地方の名物「マンダレー・ミーシャイ」。マンダレーはミャンマーの第二の都市です。
ライスヌードルに辛めのタレを絡めて頂く濃厚な汁なし麺料理です。暑い気候のミャンマーを旅するのにぴったりな一品!
ミャンマー料理6.オンノカウスエ
オンノとはココナッツのこと。そのため「オンノカウスエ」とは、ミャンマー風ココナッツミルク麺なのです。この麺もやはり、もちもちスルスルとした食感のライスヌードル。魚醤で味付けしてあり、ココナッツミルクの甘みでまろやかに頂けますので女性にもオススメです♪
ミャンマー料理7.タミンジョー
ミャンマーのチャーハン「タミンジョー」。「タミン」はご飯で、「ジョー」は炒めるという意味です。隣の国、中国の料理の影響も多く受けているミャンマーのチャーハンは油多め。日本より味は薄めなので付け合わせで野菜と唐辛子を混ぜていただきます。
ミャンマー料理8.サッターヒン(山羊のカレー)
「〜ヒン」とついているものは、すべてビルマ風カレーのこと。ヤギのカレー「サッターヒン」はミャンマーでも人気のお料理。独特のコクがあるカレーです。
ミャンマー料理9.ペーボウッヒン
ペーボウッヒンは、なんと納豆のカレー!ミャンマーって、なかなかユニークなカレーが食べられるお国ですね。納豆の粘り気は洗い落として使うそうですが、こってりとしたカレーは一度食べると病みつきになるとか。
ミャンマー料理10.ミーシェ
「ミーシェ」とは、シャン族の伝統的な汁なし油麺です。もちもちとしたお米の麺が特徴的。シャン料理は日本人の感覚にあった、美味しい食べ物に出会える地方なのです!
ミャンマー料理11.ラペットゥ(食べるお茶)
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発酵させた茶葉に、ピーナッツ、ゴマ、豆、ニンニク、唐辛子を混ぜこまれた甘いサラダの「ラペットゥ」。「ラッペ」は茶葉、「トゥ」は混ぜるという意味です。ミャンマーの国民食的な料理で、空港からスーパーまでどこでも買えます。
ミャンマー料理12.モン・リンマヤー(ミャンマー風たこ焼き)
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もう誰が見てもまさにタコ焼きですよね!日本にしかないと思っていたらミャンマーにも似たような器具があることに驚きです。日本と違うのは、タコは入っておらず、お米や豆、塩、などで作られている、安くて美味しい人気のお菓子だということです。