ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

2019年4月に続いて、同年11月にもポーランドのビドゴシチを訪れました。今回はリニューアルされた旧市街広場と第二次世界大戦まで稼働していた元秘密工場を紹介します。

なお「ビドゴシチって何?」という方は前回の記事をご覧下さい。

リニューアル完了!東経18度線が通る旧市街広場

Photo by Nitta Hiroshi

4月に訪れた際、旧市街広場はリニューアル工事中でした。この度、リニューアル工事が無事に完了。ビドゴシチ旧市街広場は美しく、そして興味深いスポットに生まれ変わりました。

今回のリニューアルの目玉は、東経18度線を示すホワイトラインが設置されたことです。東経18度線は北極海からノルウェー、スウェーデン、ポーランドを通り、南アフリカ共和国西ケープ州を経由し、南極大陸のドローニング・モード・ランドまで到達します。

日本の標準時子午線東経135度から見ると117度西に位置します。なお、ポーランドの標準時子午線は東経15度です。

夜になると、このように東経18度が白く光ります。正直、写真以上に綺麗です。ホワイトラインには同線を通る都市が明記されています。

Photo by Nitta Hiroshi

異なる角度から旧市街広場を撮りました。東経18度線がなくても、十分に美しい旧市街広場です。ビドゴシチを訪れる外国人観光客は少ないですから、平日の19時でもこのような写真が撮影できます。

手軽に美しい夜景が撮れるビドゴシチ

Photo by Nitta Hiroshi

ヨーロッパにある美しい旧市街の夜景を撮りたい方は、ビドゴシチをおすすめします。先ほどの旧市街広場もそうですが、スマホレベルで美しい夜景写真が撮れます。こちらはブルダ川から撮影した写真。

昼間に撮られた写真はポスターに使われたりしますが、夜になると印象が大きく異なります。

Photo by Nitta Hiroshi

同じくブルダ川から撮った写真です。晩秋になると19時くらいからこのような夜景が広がります。中心部から徒歩10分程度なので手軽に撮影できるのも強みです。

Photo by Nitta Hiroshi

街の中心地、グダィンスク通りです。平日20時以降になると閑散とした雰囲気に。時おり路面電車が通過します。私はスナップ写真のように撮りましたが、三脚と一眼レフカメラでじっくりと撮影を楽しむのもアリだと思います。

郊外にある第二次世界大戦まで稼働した秘密工場

Photo by Nitta Hiroshi

次はディープなスポットを紹介しましょう。第二次世界大戦時、ポーランドはナチス=ドイツに占領されました。ナチス=ドイツは占領地域に工場を建設し、爆弾などの武器を製造していました。

そのうちの一つがビドゴシチにある博物館「Exploseum Factory DAG」です。

Photo by Nitta Hiroshi

先にアクセス方法を紹介します。街の中心地から路面電車4系統もしくは6系統に乗車し、電停「UKW」で降ります。「UKW」でバス68系統に乗車し、終点「Park Przemysłowy Exploseum」で降ります。なお68系統は途中で折り返す便もあるのでご注意を。

ビドゴシチ市内の公共交通機関は非接触型クレジットカードを車内にある端末にタッチするだけで決済できます。

Photo by Nitta Hiroshi

問題はバス停から博物館までの道のり。このような悪路を10分以上にわたって歩きます。舗装されていないため、雨の日の翌日は水浸しになっているかも。このような雰囲気だからこそ、秘密工場を訪れるというちょっとしたスリルも楽しめます。

Photo by Nitta Hiroshi

こちらが秘密工場で現在は博物館になっています。さて、秘密工場(DAG-Fabrik Bromberg)は1939年にディナミット・ノーベル社に属するドイツ軍の工場として建設が始まりました。

最終的に1000以上の建物、400キロを超す地下通路と40キロを超す地下鉄道を有するまでに発展。ここでは数多くの銃弾や爆弾が製造されました。

Photo by Nitta Hiroshi

博物館全体の地図で赤く塗られた施設が見学コースです。この地図を見るだけで広大な敷地であることがわかります。ですが、現存する建物は全体の1%しか過ぎないそうです。

Photo by Nitta Hiroshi

このような地下通路をひたすら歩くことになります。私はポーランド人の友人と訪れましたが、見学者とはすれ違いませんでした。

ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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